国立新美術館で開催中の新海誠展へ行ってきました。
右下が入口で渡されるスタンプカード。出口でスタンプを押します。11月は上の絵柄。12月は瀧と奥寺が写真展に入るシーンになっていて、両方ほしい人はリピートすることに。
カタログ。美術展でカタログを買うのはデューラー展以来二度目。なぜいつもは買わないかというと、実際に見た絵とカタログの絵が違いすぎるから。でもデューラーは版画なので印象が変わらなかったから買いましたが、今回もアニメなので同じ理由で。
カタログと一緒に買ったポストカードブックとカレンダー。
左は台湾で開かれる新海誠展。東京も3か月くらいやってほしかった。
朝日新聞の号外。
その裏側に新海監督インタビュー。
春の「君の名は。」展ではユキちゃん先生の黒板が撮影スポットになっていましたが、こちらは糸守の写真展が撮影スポットに。糸守写真展は「君の名は。」展のときは撮影できなかったのでうれしい。
さて、展覧会ですが、ネットにじっくり見ると4時間はかかるとあったので、8時までやっている金曜の3時半くらいに入館。が、全然時間が足りない。
入るとオープニングの映像が流れていて、新海誠の6作品のシーンが「君の名は。」の「夢灯籠」の曲とともに映し出されていきます。
そのあと、「ほしのこえ」の部屋に移るのですが、最初の絵コンテのところに人がたまっていて、全然見えない。どうせ1周したらまた戻ってもう1周すればいいから、と思い、そこはスルーしてその次から見始めました(美術館ではいつもそうやって2周しています)。
文章と映像が多いので、普通の美術展より時間がかかります。美術展では文章を読むのは邪道だ、という考えなので、できるだけ文章は読まずに絵に集中するのですが、今回はアニメ制作の解説とともに絵や映像を見る必要があるので、文章もある程度は読まないといけない。それを絵や映像で確認、と、どうしても時間がかかる。その分、大変勉強になるのですが。
3作目の「秒速5センチメートル」の途中にトイレと休憩室があり、そこでカタログを見たりコメントを書いて貼ったりしていたのも時間がかかった理由かも。
それでも「言の葉の庭」までは時間を気にせず余裕だったのですが、「君の名は。」の入口で時計を見てびっくり。もう3時間半もたっていた。
それでも閉館までまだ1時間あるので、それほどあせってはいなかったのですが、やはり時間がかかる。「君の名は。」展で見たのはあまり熱心に見ないことにして先を進めど、時間はどんどんすぎる。3D映像の作り方とか説明されているので、じっくり見てしまう。
閉館間際になってようやくクロージングの映像にたどり着き、これがまた見応えあるので3回も見てしまう。「スパークル」の曲をバックに、6作品のコラージュ。そこに6作品に共通するテーマが主役を演じた俳優たちのせりふと映像で次々と描かれていく。2つの画面を横につなげた横長の大きな画面で、そこに同時に2つや3つのシーンが映し出されるので、3回見ても全部把握できたかどうか。そして最後にアマチュア時代の短編「彼女と彼女の猫」の言葉「この世界が好きなんだと思う」で幕。
これを3回見て、時計を見たら7時57分でした。
そのあと、上の撮影スポットで写真を撮り、スタンプを押し、もう8時すぎてたけどカタログなどを買い、ようやく終了。長かった。
途中に新海監督の作ったCMの映像や、故郷の小海の写真が飾られているスペースもあり、そこで「彼女と彼女の猫」も流れているのですが、子猫のミミとのシーンがカットされているのが残念。あそこが一番好きなのにな。
新海監督が子供の頃や若い頃に影響を受けた本の展示や、小学生のときに親に買ってもらった初期のパソコンも展示されていました。
というわけで、やっぱり1回では無理だったか、という展覧会でしたが、けっこう体力のいる展覧会なので、もう一度行くのも考えてしまう。リピーター割引というのがあるらしいけど、半券をとられてしまうので、それはいやだな。
というわけで、興味のある方は早めに、体調を整えて、行ってください。金曜日の夕方から夜はねらい目のようです。