先週の金曜日から柏のキネマ旬報シアターも再開。
1週間限りの上映のケネス・ブラナー監督主演「シェイクスピアの庭」を見に。
イラスト入りの映画紹介。
入場者プレゼントがありました。
そのあと東武野田線で流山おおたかの森に移動。
プレミアスクリーンで「君の名は。」。
ここはプレミアスクリーンが一番のお気に入り。で。2番目に好きだったスクリーン6がIMAXになってしまった。IMAXはUC松戸の方が断然いいので、もう二度とスクリーン6に入ることはないだろう。
キネマ旬報シアターは思ったよりお客さんが来ていて、チケット売り場でちょっと並びました。ただ、換気が少し悪い気がしたけど。
「シェイクスピアの庭」は、プライベートな部分があまりわかっていないシェイクスピアの晩年を想像して描いた感じで、映像が凝っているけど、暗いシーンが非常に見づらい。
シェイクスピアが妻にある家具を遺言で贈りたいと言って、その家具がセカンドベストベッドなのはシェイクスピアにちょっと詳しい人ならすぐわかるのですが、このセカンドベストベッドをなぜシェイクスピアが妻に贈ったのかがシェイクスピアに関する大きな謎の1つになっているのだけれど、それに対する1つの答えを映画は提示しています。
シェイクスピアの妻(有名な女優と同姓同名のアン・ハサウェイ)がジュディ・デンチで、8歳年上だったとはいえ、ブラナーとデンチでは母子くらい年が離れているので、不自然と言えば不自然なのだけど、デンチの演技で見せてしまう。
息子と双子の娘がいて、という設定で、史実ではシェイクスピアはできちゃった婚で、その後、双子が生まれた直後くらいに消息不明になっているのですが、そのあたり、映画は想像たくましくして、息子と父の関係、娘との関係、女性差別などが盛り込まれています。
私はシェイクスピアはあまり詳しくはないのだけど、Fear no more the heat of the sun とかは覚えてましたね。なんで覚えていたかというと、「ダロウェイ夫人」を英語で読んでいたからなのだが(もともとは「シンベリン」の一節)。
イアン・マッケランの出演シーンもよい。同じ詩をブラナーとマッケランが暗唱するのだけど、マッケランの方がずっとうまくて、花を持たせてます。
4週連続「君の名は。」ですが、流山おおたかの森はTOHOシネマズの中では一番最後までこの映画を上映していて、最終日は満席でした。最後の期間はずっとプレミアスクリーンだったので(何回も行った)、ここでの上映を見逃すわけにはいきません。船橋のTCXよりこっちの方が映像きれいで音もよかった気がする。
流山は金曜からは別のスクリーンに移ってしまいます。そして、なぜか、「男はつらいよ」を4本も上映する。TOHOなのに松竹なのか?