お笑いタレントのキンタローが昨年の芸人収入が10万円だったことを明かした、というニュースがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000064-dal-ent
お笑い芸人のことは詳しくないので、この方がどういう芸人なのかわかりませんが、昨年暮れからブレイクとのこと。でも、確かに、売れない芸人や役者など、アルバイトで食べているというのは珍しくないでしょう。
さて、確定申告が始まりましたが、実は、私も著述業の年収は昨年は10万円でした。
翻訳など他の仕事も含めたいわゆる事業所得が年収10万円というのはたぶん初めてだと思う。
翻訳はもう3年くらいやってない気がしますが、その前は翻訳の仕事は名前の出ない地味なのとかでちょこちょこあって、それに映画評などの著述の仕事もあって、年収は数十万はありましたが、昨年は10万、しかも、去年の春以後、原稿料のもらえる仕事がないので、今年はゼロもありえます。
いかん、いいかげん、危機感を持たねば。
実際、無名のライターというのは40代でしだいに仕事がなくなり、50代になるとまったくなくなるとも言われていて、有名にならないときびしい世界です。若いうちは無名でもそこそこ仕事があって、仕事探しも楽だったりしますが、年をとって無名だときびしい。そこで必要なのは企画力、なのですが、どうも、世の中に受ける企画を考えるのが苦手で。
などといっていてはいけません。知り合いの編集者も現場を離れたり、引退している昨今、それでもまだ知り合いが現役でいるうちになんとかしなければ。
昨年の夏休み、前期の非常勤講師の忙しさで映画も見られず、何もできなかったので、長い休みは本当に楽しみだったのに、なぜか、夏休みになったら軽いうつ状態になってしまいました。
そして後期が始まり、また忙しかったので、春休みを楽しみにしていたら、2月に入ったらまたしても軽いうつ状態。
これはいけない、と思い、まず考えたのは、論文を書こう!
長い間研究論文を書いていないのですが、非常勤先の大学の紀要に書くことはできるのです。
論文はだいたい7月が募集締切で、原稿締切は9月。しかし、毎年、論文募集があっても、忙しい前期のさなかには論文テーマを考えられず、結局、書かずに来てしまいました。
しかし、春休みに論文のことを計画的に考えておけば、書けるはず。
かどうかはわかりませんが(雑誌の原稿ばかり書いていると、論文の書き方を忘れます)、とにかく何かやらないとうつ状態、ということがわかったので、趣味でも何でもいいから休みを有効に生かして、できれば、今年も著述業の収入が得られるようにしたいです(研究論文は原稿料は出ませんが)。