2026年7月29日水曜日

同じ映画で2連続あたおか客に遭遇

 先週土曜日に「新凱旋門物語」を見に行ったら、近くの客が上映中ずっとがさごそ音をたてていて気が散ってしまったので、今日、また同じ映画館に見に行ったら、また同じようなあたおか客に遭遇。いったいどうなってんの?

映画館の迷惑客というと、本編上映の前に注意の映像が出るけど、そこに出てくるような迷惑客ではない。ほんと、あたおかな、普通じゃない迷惑客。

この手のあたおか客って、長い映画鑑賞歴の中で4回しか遭遇したことがない。

一度目はもう30年くらい前になるか、某配給会社の試写室で「花様年華」を見ていたとき、近くの若い女が上映中ずっと「つまらない、つまらない」とぶつぶつ言い続けていたのだ。配給会社の試写室の試写というのは業務用で、来るのはマスコミ関係者。一般人は来ない(モグリで来る人はいるが)。だからその女もマスコミ関係者だと思うのだが、ずっと「つまらない、つまらない」を言い続けていた。ついに、隣の男性が怒って「つまらないなら帰ればいいじゃないですか」ときびしい声で言ったら黙ったが、映画が終わったら逃げるように帰っていった。最後までいたということは仕事で見なければいけなかったのだろうが、いびきをかいて寝てしまう人はいても、ああいう人はほかにいなかった。

次は数年前、シネコンで、エンドロールが始まったらえんえんと隣の人に話しかけている老女がいて、隣の連れは静かにさせようとしているのだが聞かない、ということがあった。エンドロールの前もちょっと変だったのだが、それでもエンドロールまでは我慢してたのだろう、その老女は。連れの女性が映画を見たくて、でも、老女を家に置いていけないので連れてきたのかもしれない。たぶん、認知症とかになっている老女だと思う。

そして3度目が先週の土曜日、上映が始まった直後にバタバタと走って席につき、その後ずっとガサゴソと音を立て続けていた。同じ列の少し離れたところだったので、終始落ち着かない様子なのがよくわかった。映画が終わり、明るくなる前に逃げるように走って出ていったので、姿をはっきりとは見えなかったが、女性だったと思う。

で、今回、4度目になるわけだが、予告編の時は静かだったのに本編上映が始まるやいなや、小声でぶつぶつ独り言を言い続ける声が聞こえる。斜め後ろのやや離れたところのようで、何を言っているのかは聞き取れない。そして、このあたおかな客も声が明らかに女だった。

つまり、この手のあたおかな客は100%女。

この女、ずっとぶつぶつ独り言を言い続けていたのだが、映画が半分くらいすぎた頃、いきなり足で床をパンパンたたき、そして、音をたてて出ていったので、後半は静かに見られた。それでも1時間くらい、ずっと、ぶつぶつ独り言を言っていたんだからすごい。つか、「花様年華」のときのあたおかな女も1時間以上ずっと独り言言ってたんだけど、1時間もの間独り言を言い続けるって、普通じゃない。

それにしてもお客さんあまり入ってないらしい「新凱旋門物語」、2回続けてめったに遭遇しないタイプのあたおかな客(これまで4回しか遭遇してないのにそのうち2回ですからね)、どう見てもこの映画が見たくて来たとは思えない客が来ているって、どういうことなのだろう。ただ券でも配ってるのか?と思ってしまった。

それにしても今日のあたおか客は何を言っているのかまったく聞き取れなかったが、そのあたおか客の前方の列にいた人が座席を移動したので、相当ひどかったのだろう。


「新凱旋門物語」はスプレッケルセンが建設中のグランダルシュを見に行ったところからラストまでが大好きなので、今回はそこを集中して見られたので一応、満足。スプレッケルセンがベンチで倒れる前に鳩が飛ぶのに気づいた。鳩や鳥は人間の魂を表すので、スプレッケルセンの死を予言している。そして、黒い犬が彼の手に鼻面を突っ込んで、何かを口にふくんだようにしてグランダルシュの向こうへ消えていく。そのあと、アンドリューとシュビロンが雨の中、スプレッケルセンの墓を訪ねるラストシーンが特に好きだ。

この映画、スタッフ、キャストの名はエンドクレジットに小さい文字で出るだけで、メインタイトルのような大きい文字では出ない。タイトルや説明の字幕もグランダルシュの建築を思わせるスタイルで描かれている。

スプレッケルセンがアンドリューが設計したシャルル・ドゴール空港を訪ねるシーン、アンドリューの設計が円や曲線であるのに対し、スプレッケルセンのグランダルシュは直線で、これが2人の違いを象徴的に表している。

駅でポケモン・スタンプラリーをやっていた。



スタンプ帳をもらってスタンプ1個押したが、スタンプ6個で景品と全駅制覇のスタンプ帳をもらうにはラインで友達登録しなければならず、その上、大井町まで行かないとだめだとわかって、スタンプ集めはやめにした。1人で何冊もスタンプ帳押している人が多数いるから、それ防止のためなんだろうか。

2019年にポケモン・スタンプラリーで全駅制覇したときからすでに7年もたっていて、知らないポケモンばかりになっているのもなあ。ニャースが好きだったのに。

映画館に関する追記

同じ映画で2回連続あたおか客、でかなりショックだったんだけど、今朝、目が覚めた時、突然、その理由が思いついた。

この映画館、3つあるスクリーンのうち、2つに予約できない席がそれぞれ1席ずつある。椅子が壊れているのかと思ったが、どうやら、クラウドファンディングの返礼品のシーズンシートのようだ。

昨日、ずっと独り言を言っていた人の声がまさにその方向から聞こえていた。土曜は別の席だったが、上映が始まってから入ったのでシーズンシートに行くのがむずかしく、適当に空いている席に座ったのだろう。

「新凱旋門物語」の前後は3時間半もある「急に具合が悪くなる」で、この種の人はとても3時間半の映画は見られないので、2時間弱の「新凱旋門物語」に行かせたのだろう(シーズンシートの持ち主が)。

たぶん普通に映画に行くことが難しい人たちで、そういう人にも映画を見せようと持ち主は思ったのかもしれない。ただ、そういう人でも楽しめる映画ならいいのだろうが、「新凱旋門物語」みたいなマニア向けの映画ではつまらなくてイライラしてしまい、物音をたて続けたり、独り言を言い続けたりになってしまうのだと思う。2人とも、出て行くときは大きな音をたてて急いで出て行ったが、何か怒りのようなものを感じた。こんな映画を見に行かされた、という怒りだったのかもしれない。

以上はあくまで想像だけど、予約できない席があるスクリーンで上映の映画が特別料金で満席になる舞台挨拶つきの上映だけ、予約できない席のないスクリーンで上映されたのを見ると、やはりクラファンの返礼のシーズンシートなのだろうと思う。

というわけで、「新凱旋門物語」をやってるスクリーンに映画を見に行くのはやめようと思う。もう1つのスクリーンもどういう人がその席を持ってるかわからないしなあ。そういう席のないスクリーンでの上映しか行く気になれない。

でも、シーズンシートをもらえるほどの大金を寄付した人のおかげで映画館が存続できるわけだし、その人が善意でああいう人にも映画を見せようとしているのは悪いことではないのだけどね。しかし、他の客がそれを我慢できるかというと。

同じ映画で2回連続あたおか客だったんで、別の曜日にすればよかったと思ったが、もしもこういう事情だとすると、毎日、こういう客が来ていて、どの曜日でも同じだった可能性が高い。