実はイケアは好きでした。
ショールームをまわるのも好きだし、レストランも好きだし、大きな物は持ち帰れないのであきらめても小物は時々買っていました。
が、先日、ある出来事で、イケアは信用できない、人をだます企業だ、と思うようになりました。
もうイケアはたぶん、行かない、たまにのぞいても何も買わないと思います。
で、イケアに関する苦情をネットで検索したら、あるわ、あるわ。
うーん、私なんかとは比べ物にならない被害。しかも、苦情言ってもあきれる反応ばかり返ってくるらしい。
これ読んだだけで、イケアで買い物はやめるべき、と思いました。
私の場合は小物ばかりなので、今のところ失敗はないですが、今回、イケアは人をだます企業だとまで思ったのは、レストランでの出来事です。
イケアはレストランのメニューや一部商品をメンバー価格と一般価格の二重価格に設定していることは知ってました。
ドリンクバーがメンバーは平日60円、一般は120円とか。
メンバーにはその場でなれるのですが、私はドリンクバーが120円でもOKだったので、メンバーにはなっていません。
以前はレストランの他のメニューでメンバー価格と一般価格に設定されているものは少なく、また、二重価格がわかるようにされていたので、トラブルもありませんでした。
が、先日、イケアでビールでも飲もうと思い、ビールと一緒にチキンを買ったところ、売り場の表示は389円だったのに、レジでは469円になっていました。
値段が違う、と言うと、389円はメンバー価格で、その値段の下に小さな字で一般の価格が書いてある、こっちへ来てよく見ろ、というので、行ってみると、近視の私が目を凝らしてかろうじて見られる小さな文字で469円と書いてあったのです。
「目が悪くて見えない」と言うと、スタッフは「すみません。どうしますか?」というので、返品返金してもらいました。
オレンジ色で書かれているのがメンバー価格だというので、売り場を見ると、メニューの多くがメンバー価格で、その下にやっと読めるくらいの小さな字で一般価格が書いてある。以前は一般価格とメンバー価格がほとんど同じ大きさで書いてあったドリンクバーも、60円とでかでかと書かれ、その下に小さく120円と書いてある。
ああ、これは確信犯だな、と思いました。
二重価格であることを知らせない、一般価格を非常に小さい文字で表示、レジではメンバーカードの有無を聞かないから、たとえメンバーでも気づかずに一般価格を払っている可能性もある。
商品が欠陥品だとか、それに対する対応が悪い、とかいうレベルではないです、これは。
客をだまそうとしているわけで、消費者センターから指導してほしいレベル。
少なくとも以前はこうではなかったわけですから、こういうやり方で稼ごうとイケアが考えたとしか思えないわけです。
ミスは誰でもあるし、まずい対応もある、でも、客をだますようなことを平気でする企業は信用できません。
チキンは返金してもらえましたが、ビールは問題ないので返金してもらうわけにもいかず、腹を立てながら飲むビールがうまいわけもなく、心底、イケアが嫌いになったのでした。
追記
イケアについてのトラブルの数々をネットで知りましたが、その中で、イケアのレストランのチキンはまずい、というのがありました。実際、出てきたのを見たとき、まずそうだな、でも400円弱だからしかたないのだろうな、と思いましたが、ああいうやり方で500円近くとっていたのか、と思うと絶句してしまいます。夜の上野動物園の骨付きタンドリーチキンは600円でしたが、600円出す価値のあるおいしいものでした。もともとイケアのレストランは、まずい、高い、と思っていて、ただ、広い店内でゆっくりできるし、一部には好きなものもあったので、利用していましたが、最近は冷たい水も飲めないのにびっくり。1階のビストロは安くておいしいので、今後はここだけ利用することになるでしょう。イケアのせこくて複雑すぎる節税対策についての記事もあり、へえほおと思ってしまいました。