2022年3月22日火曜日

「ボブという名の猫」のDVD

 買ってしまいました。

下に敷いているのは18日から始まったスタンプラリー。たまたま乗り降りした3つの駅のスタンプを押しましたが、駅をまわってスタンプ集めるつもりはなし。アニメのスタンプラリーと違って、参加している人は少なそう。

「ボブ猫」DVDはアマゾンやヨドバシカメラでは3500円くらいしましたが、ヨドバシのポイントを使うと半額くらいになるので、ヨドバシで購入。

初公開時に映画館で1回見ただけでしたが、あらためて見ると、ルーク・トレッダウェイのジャンキー演技がすごい。「ボブ猫2」はジェームズが薬物依存症を完全に克服したあとの話なので、健全な演技の2に比べて1のジャンキー演技がほんとすごく見えます。

なんで1を見たくなったかというと、2を何回か見ているうちに、ボブの代役のシーンが多いことが気になりだしたからです。2の頃はボブはもう高齢だったので、出演シーンを減らし、その分代役のシーンが増えたのでしょうが、1はボブのシーンが多いらしいので、ボブをもっと見たいと思ったのです。

で、1の本編と特典映像を見ていると、2のボブは1に比べて年とったなあというのがわかる。

特典映像にもボブがいっぱい出てきてうれしいのだけど、中でも、ジャパンプレミアのとき、ボブをおとなしくさせておくためにチュールをなめさせながらジェームズがインタビューに答えているのだけど、その間のボブの様子が面白くて、インタビューよりボブの方に目が行ってしまいます。

映画は、1は基本的に、猫に助けられて更生するジャンキーの話、なんだな。カメラワークとかなかなか凝っていて、映画としてのクオリティはこちらの方が高いのだけど、薬物依存の克服が中心なので、貧困とかホームレスとかビッグイシューとか親子の関係とかがちょい出しみたいな感じになってしまっている。父親の再婚相手が悪い人みたいに描かれているけれど、原作読むと全然悪い人ではなさそうなんだが。また、ビッグイシューの販売員になったのは路上演奏を禁止されたからとなっているけれど、原作では、ミュージシャンになるために路上演奏してきたけれど、ミュージシャンにはとてもなれそうにない、しかもこれからはボブを養わなければならないので、もっと収入が安定するビッグイシューの販売員になった、とあるし、路上演奏は別に禁止されてなくて、他の販売員の嫉妬でトラブルになり、販売ができなくなったときは路上演奏で稼いでいる。

原作を大幅に変えている、というのは1も2も同じなのだけれど、1の方は、上のような箇所の変え方がかなり気になった。

あと、1は103分、2は92分なのだが、私は1も90分くらいだと思い込んでいた。ところが2より11分も長かったのだけど、1はいろいろなことが次々と起こり、わりとバタバタっとした感じで話が進む。特に最後の、新聞の取材を受けてから本が出るまでがあっという間で、ローラーコースターっぽいスピーディな展開の映画だった。

それに対し、2は92分と短いのに、非常にゆったりとしたペースで話が進む。あまりいろいろなことがバタバタ起こったりしない。このゆったりペースがとても居心地がいい。両親の離婚と、母親の仕事の関係で引っ越しと転校を繰り返したことが精神を不安定にさせた、という子どもの頃の体験がその後に影響していることを垣間見せているし、ビッグイシューについても他の販売員を脇役として登場させたりして、1よりも扱いが大きい。

そんな具合に、1と2では作りが全然違うことがわかったし、そこが面白いと思った。

音楽も1はトレッダウェイの弾き語りが中心なのに対し、2はオーケストラのテーマ曲が全編に流れるオーソドックスなスタイル。

2の監督チャールズ・マーティン・スミスは「アメリカン・グラフィティ」のメガネの少年役だけど、監督になっていた、しかも動物映画を何本か作っていたとは知りませんでした。