2024年9月18日水曜日

「侍タイムトリッパー」&リーシン写真展

 単館興行で大ヒットの低予算映画がシネコンで拡大興行、「カメラを止めるな」の再来、と話題の映画「侍タイムトリッパー」を、ミッドタウン日比谷の映画館で見てきた。

近隣のシネコンでもやっているのだが、どうもあまり客が入ってないみたいに見える。若者に受けそうな「カメ止め」と違い、時代劇の話だから客はシニアの男性中心じゃないのかな、だから「カメ止め」みたいなヒットにはならないのでは?と思ったけど、TOHOシネマズは日比谷と日本橋は木曜まで大きなスクリーンで上映。特に日比谷はお気に入りのプレミアムシアター。どうせ見るならここで。

猛暑の中、谷中に寄ってから行ったので、喉がカラカラ。マイルを使ってオレンジジュースをゲットし、中に入ります。さすが日比谷はけっこうな入りでしたが、やはりシニア男性が多いように見える。


同じ低予算映画とはいっても、「カメ止め」は俳優養成所の映画で、主役級は無名でもそれなりにキャリアのある人だったみたいだが、脇役がいかにも俳優の卵みたいな素人っぽさがあって、そこがかえってよかった。映像もあんまりプロっぽくないのが逆に新鮮。内容も、ゾンビものと家族愛で、若者や女性に受ける要素があった。それに対し、「侍~」は出演者が映画やテレビで脇役で活躍している人たちなので、演技が完全にプロ。映像のレベルも普通の娯楽映画と同じで、低予算の自主映画に見えない(東映京都撮影所とスタッフの協力があったらしい)。日比谷のプレミアムシアターは音の迫力も十分で、クライマックスの真剣勝負の音とかなかなかなもの。内容は時代劇賛歌と幕末への思い、そして男の友情と、時代劇ファンにはたまらないだろうけど、その分、客を選ぶ感じがする。

映画の撮影とその外の世界、というところは「カメ止め」と同じパターン。

全体によくできた映画で、楽しめるけれど、幕末の侍が現代に順応するのが速すぎるというか、カルチャーギャップみたいなのがあまり描かれていなかったのが少し残念だった。

女性の主要キャラが助監督と住職の妻だけ、というのも、「カメ止め」に比べて男性中心の古い世界に見えてしまう。新しい時代劇をめざすのではなく、古い時代劇が滅びていくことに哀愁を感じる映画なのだろう。

ここに来ると必ず行くのが屋上庭園。日比谷公園と皇居の周辺が見下ろせる。




前にはなかったテーブルやソファが設置されていた。


このソファに寝転がって、ビルの写真を撮りました。



そのあと、上野の松坂屋へ。中国に返還されるリーリーとシンシンの写真展が開催中。










行ってみて、え、これだけ?と思ったのだけど、急に決まったのでスペースがとれなかったのだろう。

3階の渡り廊下の写真は御徒町駅のホームからだと正面に見える。が、電車がひっきりなしに来るので、写真撮るのは大変そう。下からならばっちり。




上野駅。


2024年9月17日火曜日

習志野特別

 ああ、またしても、ルメさん買うとルメさん来ない、買わないと来るのジンクスが。

月曜祝日の中山競馬場はセントライト記念はG1になったのか、というジョークが出るような大混雑で、帰りの電車は通勤ラッシュ並みのすし詰めでしたが、例によって出かけたのはお昼過ぎ。セントライト記念より10レースの習志野特別の方が面白そうだし、習志野市は4年間住んだことがあって、近くの習志野高校野球部が甲子園で優勝して、校庭で行われた優勝報告会にも行ったののです。

で、習志野特別はルメさんの馬が勝つ、次のセントライト記念はコスモキュランダが勝つ、と予想してました。

着いた直後に見た8レース。ルメール騎乗のニューバラードが最後追い抜いて優勝。



次の9レースも、ルメール騎乗のテリフィックプランが、やはり最後、追い抜いて優勝。




その時、実況が、「ルメールこれで3連勝」と叫んだのです。

いくらなんでも4連勝はないだろうから、次はルメール来ない、とは思ったのですが、ルメールのマーシャルポイントはワイドで買う予定で、次の馬券発売締切までの短い時間に考え直すのは私には無理。3着以内に来てくれれば、と思って、最初の予定どおりにしました。

この習志野特別はゴールドシップの子どもが3頭出走予定で、そのうちの2頭、ヴァイルマティとピンキープロミスは名前が気に入って馬券を買う予定でしたが、1番人気のコスモブッドレアもゴールドシップの子どもとは気づかなかった。この馬は名前がなんとなく気に入らなかったのです。

そんなわけで、ルメさん4連勝はないだろう、と思った時点でこのコスモブッドレアに切り替えればよかったのですが、とにかくすごい混雑で、馬券のマークカードに記入したくても記入する台が混んでいて、全然違う場所にたまたまあった台の上で記入し、そのあと、券売機が大混雑で並ばなければならないとか、もういつもの状態じゃないので、切り替えるとかそういう余裕全然ない。

馬券買う前に一応、パドックへ。あとで写真見たら、特に意識してなかったのにコスモブッドレアのかわいい写真が撮れてる。複勝買う予定のヴァイルマティとピンキープロミスは意識して撮ってました。





写真を撮っていたとき、そばにいた人が、「5番と3番と8番は父親が同じ」と言っていて、そこで初めてコスモブッドレアがゴールドシップの子どもだと気づき、急遽、複勝に加えました。おかげでこれだけはわずかだけど払戻金が。

そしていよいよ習志野特別。スタート地点は4コーナーの近く。そして、一番人気コスモブッドレアが優勝。マーシャルポイント圏外。あー、やっぱりね。













ヴァイルマティが4着、ピンキープロミスが5着で、ゴールドシップ産駒3頭掲示板に。実は3着のフロムナウオンはマーシャルポイントとワイドにしてたのだ。そして2着のシュブリームは、台の上でマークカードに記入していたとき、隣で記入していたカップルの男性がシュブリームの名前の意味がわからなくて、「ああ、それ、英語だとサブライムなんだよね」と心の中で思っていた馬。そのあとパドックで、なぜかシュブリームの名前がずっと気になっていたけど、人気順位はかなり低かったので、馬券買う気にはならなかったのです。この馬こそ穴だったのに。でも、写真もねらって撮ってなかったので、縁がなかったのでしょう。

そして次がセントライト記念。パドック大混雑で、人の頭の間からしか見えないので、写真もろくに撮れず、すぐ退散。有名な岡部・元騎手が誘導馬に乗ったとあとで知りましたが、馬がコースに出てくるところも見なかったので写真撮れず。


スタートはやはり4コーナー近く。こちらはコスモキュランダ勝つと思ってたので、馬券はコスモキュランダでワイド2点。相手はエコロヴァルツとヤマニンアドホックにしたんですが。



ルメールのアーバンシックが最後、コスモキュランダをぐいぐい追い抜いて優勝。




でも、コスモキュランダ2着&前に買ってだめだったエコロヴァルツを見捨てなかったおかげでワイドはゲットできました。ヤマニンアドホックは4着、というか、このレース、人気1位と2位が入れ替わっただけで、3着から6着は人気順そのまま。

これで馬券代6割取り戻したので、余裕をもって最終12レースのパドックへ。藤田菜七子の乗るエコロセブンを買っとくか、みたいな感じで見ていたのだけど、なぜか、ファンユーという馬が目について離れない。人気順位はエコロセブンと同じくらい。うんと下というわけではないけど、上の方とは言えない。でも、最後までこの馬が目から離れないので、買わずに後悔したくないと思い、複勝を買ってレースを見に行きます。この頃には人がだいぶ減っていて、スムーズに買えた。





スタートは2コーナーのあたりから。一番人気のノーブルゲイルが勝ちましたが、ファンユーが3着に。やった! これでわずかながらの黒字に。





中山名物スパイラルエスカレーターで地下に降ります。中山はグルメもたくさんあるみたいだけど、初めて行ったときに半額の生ビールとたこ焼きを食べただけ。たまにはお金気にせずに遊びたいです。



土日にたまたま目にした馬の馬券を買いたいと思ったのに、発売締切までわずかなので、ま、いいかとやめたら、1着2頭、3着1頭来たので、この日はとりあえずパソコンで見て買いたい馬をだいたい決めておき、あとは現地でひらめいたら買うみたいな臨機応変を考えていました。

しかし、ルメさん4連勝はないと思っても切り替えが無理だったり、混雑でマークカードの記入も券売機で買うのも大変だったりで、みんなこの短い時間でよく決めて買ってるなあ、と感心しきり。でも最後はひらめきで成功。というか、あれはファンユーが「私の馬券を買いなさい」とずっとこっちに念を送っていたのでは、と思います。

追記

このあと、12レースの出馬表を見てみたら、ファンユーは例の、「1着2着をドンピシャ当てた。馬単を買ってあれば」の新潟の雷光特別に出ていた馬だった。騎手は戸崎。もしもこれを思い出していたら買わなかっただろう。やっぱりデータは足かせになることがあるんだな。あのときの2着が藤田菜七子で、藤田の馬を見にパドックへ行ってファンユーに目が離せなくなったから、なにかご縁があったのね。