2024年11月12日火曜日

サル山見納め

 10月4日に上野動物園へ行ったとき、サル山のサルが少ないのに気づいたが、たまたまだろうと思っていたら、10月中旬に、施設改修工事のため、サル山のサルを非公開エリアに移動中、というお知らせがあった。でも、来年3月までに移動と書いてあったので、まだまだサルは見られるのだと思っていたら、今日、サル山のサルがついに最後の1頭になったのだと。

自分から非公開エリアに移るのを待っているのだそうで、この最後のサルが移動したら、サル山は終わりらしい。

サル山は1932年10月から90年以上にわたって続いていたとか。老朽化で全体を作り替えるのだろうか。

上野動物園のサル山は大好きで、一日中サルばかり見ていた時期もある。2020年春、コロナで閉園中に3頭の子どもが生まれ、その後再開してからはずっと子ども3頭の成長を見続けていた。すでに4歳になり、大人よりひとまわり小さいくらいにまで成長してきたけど、顔は子どもの頃の面影がある。

あの子たちが大人になる最後の時期が見られないと思うと、とっても残念。

改修工事がいつ終わる予定なのかもわからないから、次に出会うときは完全に大人で、見分けがつかなくなっているだろう。ていうか、工事が長く続く場合、よそへ引越もありうる?

というわけで、10月4日のサル山が見納めになる可能性大。パンダやマヌルネコに気をとられて、サル山はあまりゆっくり見なくなっていたのがほんと、悔やまれる。

10月4日は午前中、西園の動物を見たあと、お昼頃に東園に移り、さるやまキッチンでかき氷を食べながら窓からサル山を眺めた。


そのあと、少しだけサルを撮影。このとき、サルが少ないと感じたのだが。



いったん外へ出て、午後にまた西園から入り、パンダなどを見たあと、東園へ。サルの体重計の数字が出てないのが気になったが、このときすでにサルの引越しは始まっていたのだ。





こんなことなら10月中にもう一度行けばよかった。なんでいつも、また今度、と思って見に行かないと、もう見られなくなるのだろう。フォッサといい、他の動物といい。なんでもそうだけど、また今度、はないと思って生きなければいけない。ていうか、年齢的にも明日は約束されていないのだから。

そういえば、マヌルネコのいる小獣館も今、非公開になっているらしい。マヌルネコの子どもたちもどんどん大きくなっていって、何頭かはよその動物園へ行ってしまう可能性もあると思う。コロナで閉園中に生まれた双子のうちの1頭は公開されることもなく、別の動物園へ行った。今いるマヌルネコの子どもも10月4日が見納めの可能性も。