「ビートルジュース」と「ジョーカー」の続編はかなり評判が悪かったので、結局パス。「グラディエーター」の続編も評判イマイチに見えたので、これもパスしようかと思ったが、第1作に対する思い入れが違ったので、やはり見に行くことに。「グラディエーター」は私のリドリー・スコット監督ベスト3の1作です。
近場のシネコンは字幕版はIMAXなどがメインで、通常字幕上映は正午直前と夜しかない。最近、目が覚めるのが早いので、正午直前に始まる回に。
開始早々、なんだかなあな展開で、その上、CGの動物が出てきてげんなり。こりゃだめかもしらん、と思ったが、その後、デンゼル・ワシントンら脇役が話を締めてくれて持ち直し。前作とのつながりも出てきて、前作のファンとしては見ておいてよかったとは思えた。
ただ、前作はやはり、脚本家がよかった(この作品でも他の作品でも対決を描くのがうまかった)。そして、ホアキン・フェニックスがすばらしかったね(もちろん、ラッセル・クロウも)。
今回も脇役はそこそこよいし、主演のポール・メスカルもわりと好きなスターなのだが、メスカルはこれまで繊細な男性の役が多かった気がするが、ここではムキムキな肉体になって臨んでいるけど、主人公の怒りとかそういう激しい感情が表現できてない。やっぱりこういう役には向かないのだろうか。
デンゼル・ワシントンはシェイクスピアのリチャード三世を思わせるキャラで、さすがですが、ホアキン・フェニックスのような主人公に真っ向から対立する敵というわけでもない。
「スパルタカス」とか「クオヴァディス」とか過去の史劇映画の要素が入ってたりもするが、(ネタバレ)主人公が愛する人や仲間を誰も救えないってどうよ、という気も。妻と母親の死に方がまったく同じパターンっていうのもね。人の犠牲の上に立っているみたいなところへの配慮が演出にないのがねえ。
というわけで、来年の期待はこの映画ですが、原作はずいぶんと暗い話だったけど、ミュージカルの映画化の予告編はすごく明るくてとまどった。
ショッピングセンターにはクリスマスツリーが。映画を見る前と後。
ここのノジマもベイスターズ日本一セールやってました。
帰宅すると「ちいき新聞」がポストに入っていましたが、1面が柏市の「ベルサイユのばら」マンホール。11月15日が市制記念日って、今日じゃん。
池田理代子が中学1年から20数年間柏市に住んでいて、「ベルばら」もそこで描いたとのことで、私が柏市に住んでいた7年間と丸かぶりの時期。もしかして中学の先輩か、と思って調べたら、違う中学校だった。私が柏市から出たのは71年で、「ベルばら」連載は72年からなので、執筆時期には私はもう柏市にはいなかったことになります。