2024年11月16日土曜日

山の上ホテル&八柱霊園の木

 神田駿河台の山の上ホテルが休館していたとは知らなかった。しかも、明治大学が買い取り、外観はそのままに中を改装してまたホテルにするのだという。

明大はコミケ創設者のOBが遺した大量の漫画本で漫画図書館を作ったりと、いろいろやってる。都心の一等地にキャンパスがあるし、受験生に人気もあるしで、お金あるんだね。

その山の上ホテル、1980年前後の数年間、よく喫茶室を利用していた。入口はホテルの入口とは別のところにあるのだけど、今、そこに何も見ないでたどり着けるか自信がない。

1980年前後といえばバブルの始まり。当時、某大学院英文科院生のアルバイトは駿台予備校の模擬試験の採点だった。これが儲かるのよ。日曜に打ち合わせに行き、答案を受け取って自宅で採点。これを年に10回かそこらで年収80万円を超えた年もあった。

その打ち合わせのあと、山の上ホテルの喫茶室で採点仲間とお茶するのが毎度のコースだった。コーヒーや紅茶が1人1人違うカップで出てくるのだよ。しかも、お客さん1人1人の服装や雰囲気に合わせたカップでいれてくるのだ。どのカップも高級品で、もちろん、コーヒーの値段もそこらの喫茶店よりは高かった。でも、当時はまだドトールができたかどうかって頃だったんで、そんなに高いと思わずにお茶してたなあ。採点のバイト、時給に換算したらかなりよいバイトでしたし。

しかし、80年代に入ってしばらくすると、私以外の院生はどんどん就職していき、採点仲間がいなくなり、山の上ホテルでのお茶もなくなった。やがてバブルが崩壊、少子化で採点のバイトも答案の量が激減し、採点の指導をする予備校の先生も、そして採点する人たちもいつしかレベルの低い人ばかりになり、年収も数万まで下がったので90年代後半にやめた。

山の上ホテルにはその80年代初頭以来、一度も行っていない。

さて、八柱霊園のお気に入りの木、色が変わるのを見損なわないように数日おきに出かけています。13日は快晴だったので、絶好の撮影日和。写真ではわかりづらいですが、緑の葉が少し色が変わって見えるところがありました。


赤や黄色の葉はまだちょぼちょぼ。





他の場所の紅葉が美しい。



そして今日、曇りでしたが、また偵察に。13日より明らかに緑の変わっているところが増えています。




この実が、緑色から黒に変わっていくのと、葉の色が変わるのが連動しています。



昨年、一昨年と見逃した、赤と黄緑と黄色がまじりあうところを今年はぜひ見たいのだけど、いつになるだろうか。この木のところまで自宅から徒歩40分以上かかるので、そうしょっちゅう行くわけにもいかず。