2024年11月20日水曜日

究極の終活問題=お墓

 終活とか考える年齢になってはいるものの、めんどくさいからあまり考えたくはないのですが、物が多いと身軽になれないし、もう思い出の品とかいつまでも持っていても、と断捨離は考えているけれど、これもまためんどうで。

売りに行っても二束三文だし、捨てるのはもったいないし、メルカリとかトラブル多そうだし。まあ、困ったもんです。

そして、多くの人が終活で悩むのは、たぶん、お墓。

私はまあ、お墓に関しては悩みはないんですが、八柱霊園を知ってからはここの合葬墓地に入りたいなあと、なんとなく考えていました。

左の木の向こうにあるのが合葬墓地です。春は桜がきれいな場所です。


八柱霊園は都立で、場所は松戸市なので、都民と松戸市民が応募できます。生前に応募できるのはこの合葬墓地のみで、5万円くらいで入れるのですよ。しかも、倍率は1倍前後。1倍未満の年もあって、申し込めば絶対受かる。

12万円出せば、20年間遺骨を安置してもらえるそうな。

もちろん、最初にお金払えばあとはまったくお金は必要ないし、後継者も必要なし。

八柱霊園は広大で、普段は人もほとんどいない状態で、春は桜、秋は紅葉と美しい場所。しかも、今はいなくなったけど、3年前までは地域猫に会えた場所。

私にとって最も落ち着ける場所なので、ここに眠るのが理想だと思っていました。

今、いました、と過去形で書いたのは、ここ最近、八柱霊園が落ち着かない場所になっているからです。

前の記事で書いたお気に入りの木で起こったことや、お墓参りの人たちとすれ違ったときに何かいやな雰囲気があったりしたこと、墓地をドッグランがわりに使っている人がいること、などが、最近気になって、前ほどよい場所には思えなくなったのです。

こうしたことは以前は感じたことがなかったのですが、霊園を利用する人の民度が下がったのか(いやいや、かつてこの霊園が夜間も入れた頃は中学生が肝試ししたり、カップルが強盗に襲われたりしたそうで、それで夜間立ち入り禁止になったのだとか)。

で、うちは父親の実家の墓地が新宿区のお寺にあるのです。そこに先祖代々の墓や父親の墓、父の兄の墓などがあります。私ときょうだいには子どもがいないので、父の墓はいずれ取り壊しになるのですが、その場合は遺骨はすべて先祖代々の墓に移せばよく、後継者のいない墓の問題は私にはないのですね。

世の中には散骨を考えている人も少なくないのに、お墓に関しては私は恵まれているのですが(でも、死んだあとより生きているうちに恵まれたい)、それでも八柱霊園に眠りたいと思っていたわけですが、それも最近は揺らいできて、うーん、でも、一応、合葬墓地の権利だけは取っておくかな、などと考えていますが、きょうだいとか親戚とかはこういうことされるとあまりいい気持ちはしないだろうし、5万円がもったいないかもしれないし、死後の世界とか信じてないので、死んだあとのことなんかどうでもいいっちゃどうでもいいんですがね。