キネマ旬報8月下旬号が届きました。
表紙はベネディクト・カンバーバッチ。「シャーロック」とは髪型が違うので全然わかりませんでしたが、「スタートレック」の最新映画で悪役をやってるらしい。特集はこの映画と、カンバーバッチのインタビュー。うれしいぞ!
しかし、またやってしまったというか、カンバーバッチのつづりが間違ってるのだ、ああ!
インタビューはとってもすばらしいです。
私が横浜の某ホテルで「シャーロック」の第1作を見た話は今年の1月の記事にあります。
(おっと、1月じゃなくて2月でした。http://sabreclub4.blogspot.jp/2013/02/blog-post_20.html)
どっちかというとワトソンの役者の方が好みなんだが、あの短い原作を引き伸ばしに引き伸ばして3部作にするという「ホビット」はまだ見ていない。ピーター・ジャクソンの映画は長すぎる。「乙女の祈り」がなつかしいな。
この号は私の興味のあるページが多かったのですが、中でも訃報でディアナ・ダービン、ミロ・オーシア、ルース・プロワー・ジャブヴァーラ、ロジャー・エバートの死を知り、感慨にふけっています。
「オーケストラの少女」のダービンは、まだ生きてたのか、という感じですが、ゼッフィレッリ版「ロミオとジュリエット」のロレンス修道士役のオーシア(昔はマイロ・オーシアだったのだが)、ブッカー賞受賞の作家で、ジェームズ・アイヴォリー映画の脚本家としてアカデミー賞も受賞したジャブヴァーラ、そして、映画評を書くにあたってよく参照したロジャー・エバート(イーバートが正しいようだ)の3人には思い入れがあります。
亡くなったのは4月頃のようで、訃報を知らなかったのですが、オーシアは授業のために「カイロの紫のバラ」を見たら、彼が出ていて驚いたりしました。
ジャブヴァーラは、一時期、アイヴォリーの映画の紹介に深くかかわっていたので、本当に思い入れのある人です。ブッカー賞受賞の「熱砂の日」原作は読みました。
ロジャー・エバート(イーバート)については、かつてキネ旬に書いた「イカとクジラ」は彼の映画評の影響が大きいです。その「イカとクジラ」の巨大イカを撮影した映画が公開されるらしい。