2018年9月12日水曜日

「フランケンシュタイン」出版200周年

なーんかすっかり忘れてましたが、今年はメアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」出版200周年だったんですね。
去年の暮れに「ヴィクター・フランケンシュタイン」という映画(日本ではDVD公開)のレビューを書いたときに、来年は、と書いていたので気づいてはいたんですが、すっかり忘れてた。
初版発売日は1818年3月11日だそうです。3・11とは。
これは創元の「フランケンシュタイン」キャラ帯にも描かれているゲームキャラを使って描かれた記念の絵。
 こちらからお借りしました。
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=67678354

イギリスではこんなコインが発売されたようです。

そして、これも以前、紹介したはずですが、メアリ・シェリーの伝記映画(原題Mary Shelley)。日本では「メアリーの総て」の題で12月公開だそうです。

しかし、この映画、Rotten Tomatoesでは40パーセントと、かなり低い評価になっています。配役もケン・ラッセルの「ゴシック」やスペイン映画「幻の城」に比べて魅力がない。正直、映画製作のニュースを知ったときに、あまり期待感を持てなかったのですが、やはり、という感じが(見てみないとわからないけれど)。

「フランケンシュタイン」200周年のイベントが世界中で行われている、とのことですが、正直、全然実感なかったです。検索してもあまり出てこないし。
2016年は例のスイスのジュネーヴのバイロンの別荘で「フランケンシュタイン」とポリドリの「吸血鬼」が生まれた1816年から200周年ということで、一部ではイベントやっていたみたいですが、それも全然知らんかった。
日本でもイベントはやった、やっている、これからやるものがあるようですが、検索で出てきたものはどれも初心者向けかなあ、という感じでした。

そういえば、春に新潮文庫と光文社文庫の「フランケンシュタイン」が増刷されてましたが、200周年需要を見込んでだったのか? 一方、創元は「ドラキュラ」などと合わせてゲームキャラで売るという手法で、考えることが斜め上というか、こういうの好きです。

映画の方ではフランケン200周年で何かやろうとか全然考えてない(思いつきもしない)ところも潔くていいですわ。