2025年1月31日金曜日

「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」「ドリーミン・ワイルド」&都内のかつや

 本日公開の2本、「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」はシネコンで、「ドリーミン・ワイルド」はその前に試写で見た。

ペドロ・アルモドバルの新作「ザ・ルーム~」は久々、亀有のシネコンで。恒例の大きな木のイルミネーションは、今年は節電のためか、電球がいくつか吊るしてあるだけ。


「ベルサイユのばら」劇場アニメ版も本日公開。たぶん見に来るのはリアタイのファンだろうな、と思っていたら、ショッピングセンター内でベルばらの文字の入った大きな封筒を持っているシニア女性を見た。


「ザ・ルーム~」はアメリカの映画サイトの評判があまりよくないので、アルモドバルも焼きがまわったのかな、と思ったが、予想以上に首をかしげる内容だった。

末期がんで安楽死をしようとする女性マーサ(ティルダ・スウィントン)が、一人では寂しいから死ぬまで同じ家に住んでほしいとかつての親友イングリッド(ジュリアン・ムーア)に頼み、イングリッドはそれを引き受ける、という話なのだけど、なんでスイスで安楽死しないのか、と思ったらもうだめだった。

マーサは相当に裕福な女性だから、スイスで安楽死するお金は十分にある。なのに、闇サイトで安楽死用の薬を手に入れ、イングリッドに安楽死するまでそばにいてほしいと頼む。マーサは親友数人にお願いして断られ、娘とは疎遠だし、こんなことは頼めないので、長い間離れていたかつての親友イングリッドに頼む。引き受けるイングリッドは要するに人がいいのだが(人のよさ全開のジュリアン・ムーアだからなあ)、マーサがいつ薬を飲むかはわからず、ずっと不安でいないといけない。下手すると自殺ほう助で逮捕される。なのに、マーサはイングリッドに対してああしろこうしろと言ったり、ああ、高齢者の介護って大変なんだな、でも、余命わずかだと怒れないしな、と思ってしまった。

この映画のストーリーは、スイスで安楽死が前提でも可能だったと思うのに、スイスで安楽死は最初から完全に排除されていて、可能性としても出てこない。スイスで安楽死すれば合法だし、つきそいもいるはず。なのに、闇サイトから薬を買い、親友を犯罪の危険にさらし、って、せめて、スイスで死にたくない、アメリカのあそこで死にたいから、くらいの理由が欲しかった。

そんなこんなで完全にシラケムードで見てしまったのだが、結末近くになってジョン・タトゥーロ演じる2人の元恋人が環境問題について変なこと口走るし、自殺は犯罪と信じている人物が登場するし、で、やっぱりこれ、なんかおかしいよね、と思ってしまったんだけど、どうも原作があるらしい。おかしいのは原作なのか? うーむ、わからん。

さて、この映画を見たシネコンの入っているショッピングセンターのフードコートに昨年暮れ、かつやが入ったのだ。

かつやといえば、値上げもあってしばらく行ってなくて、最近、東松戸と本八幡のかつやへ行ったら値上げしたのにひどいクオリティで、もうかつやはだめだ、と思っていた。

でも、新しくフードコートに入ったからちょっと食べてみようかと思い、かつ丼梅を頼んだら、おいしい! これこそ以前食べていたかつやのかつ丼。これなら値上げしていても食べたい。やっぱり都内は違うのか? いや、松屋は都内でもピンキリだったからこの手のチェーン店は店によって違うのだろう。

試写で見た「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」。副題がまさに内容にぴったり。


以下、ネタバレ注意。

2025年1月30日木曜日

上野動物園へ行ったけど

 先週に引き続き、今週も上野動物園へ。その手前の西洋美術館、モネ展が終了間近で大混雑。今月の平日はまだ日時指定がないので、入場待ちの人の列が美術館の外をぐるりと取り巻いています。



動物園前の広場は明日から始まるウエノデパンダ春節祭の準備中。入口を撮ったとき、偶然横切ったのはもしかして、あの有名なお方? 人が入ってしまったので、あ、と思ってカメラを下ろして肉眼で見たら、その方もこっちを見たのです。距離は離れてましたが。




動物園に入ったのは1時半頃。この前、この時間帯にパンダに並んだらよいシーンが見られたので、すぐに西園へ。並んでいると、シャオシャオが竹を食べていたので、人垣の隙間から撮ります。



しかし、シャオシャオの前へ行けたときには部屋に入ってしまい、うろうろ。



レイレイは外で木の上のおやつの入ったものを取ろうとしている。



シンシンをほうふつとさせるお尻。


部屋に入りますが、横になった木に手をかけるあたりもシンシンを思い出させる。





次は庭しか見えないエリアで、レイレイ出てきてもよく見えない。その次は一番端のエリアで、もうレイレイは見られないと思ったのか、同一グループの人の多くはそのまま出て行ってしまった。が、私を含め残った3人の目の前にレイレイがやってきた。




からだをかいかいしたりして見せてくれましたが、1つ前のエリアからはたぶん見えない。私たち3人が独占で見てしまった。

レッサーパンダ。映り込みがひどい。最後の1枚は映り込みがあまりない角度から。





カンガルーは浜松の動物園へ行ってしまい、上野での展示は終了。さびしい。


東園に戻り、アザラシ3頭。それから、今週末までのトラの母子4頭同居を見ようと思ったら、1頭しか展示されてなかった。日によって時間が違うのだろうか。



ゴリラはまだ外に出ていた。




コンドルとかオオタカのいる鳥のエリアへ久々に行く。




ホッキョクグマは氷の中のおやつを食べようとしていたが、途中でくわえて端の方へ行ってしまった。



ウエノデパンダ春節祭の入口。準備がだいぶ進んでいるようで、にぎやかな感じになっていた。明日から3日間開催。


今日行ったのはトラの母子同居を見るのが目的だったのに、当てがはずれた。おまけに今は象もニホンザルもマヌルネコも非公開で、リーリーとシンシンは中国に帰っちゃったし、カンガルーはいなくなるし、カワウソも次々死んでしまって、寂しさばかり感じてしまう。そんなわけで、4時には園をあとにし、どこにも寄らずにすぐに帰ってしまったのだけど、上野動物園に行ってもなんだか物足りなくて寂しくて、こんな気分になったのは初めてだった。シャオシャオとレイレイもいずれ返還されるし、これからしばらく上野動物園は寂しい状態になってしまうのだろうか。

2025年1月24日金曜日

コメが高い

 8月末くらいから新米が出てきたものの、コメの値段はその後うなぎ上りに上がっています。

8月末に買った無洗米ふさおとめ5キロは税込みで3000円以下だったよね。それでもコメ不足の前の1.5倍で、高い、と言われていたのだけど、その後、どんどん値上がりして、今は無洗米のあきたこまちとかだと税込み4000円以上。私は無洗米を買うので、普通のコメより少し高いです。あと、うちの近所はブレンド米とかほとんど売ってないので、高いコメを買うしかない。

ていうか、ブレンド米とか、外国産のコメとか、一応入荷はしているみたいだけど、すぐ売り切れてしまうようです。それで、あきたこまちやコシヒカリの高いのが並んでいるのだけど、その高いのもあまりたくさんは置いてない。まだコメ不足なのか。

というわけで、税込み4000円以上は勘弁、ということで、とりあえず税込み4000円以下で無洗米を探したら、近所のスーパーに税込み3800円の無洗米あきたこまちが大量に入荷していた。もうコメはあと1食分くらいしかないので、税込み4000円以下ならよいわ、と買いました。精米から5日しかたってない精米したてのほやほやのコメ。

5キロで5000円とか6000円のところもあるみたいですね。さすがに5000円以上のは見たことないが、税込み4000円以上はデフォです。

正直、安い食パンや業務スーパーのうどんやそばの方が主食としては安いのでは、と思い始めています。でも、朝は納豆たまごかけごはんが食べたいのよ。

野菜も高いので、業務スーパーの冷凍野菜ばかりです。

というわけで、先日、上野動物園へ行ったら、ゴリラがナスとか野菜を食べているのを見て、動物園も野菜高騰で大変なのでは?と考えてしまった。

前回の記事ではトラ舎は上から見下ろした写真しか載せなかったけれど、反対側へ行くと下から見る場所があります。逆光で写真がうまく撮れないのだけど、こんなふうにトラがお客さんの目の前に来る(右側のお客さんの顔は隠してあります)。


2025年1月23日木曜日

カンガルーに別れを

 2頭残ったカンガルーが来週、浜松の動物園に移動してしまうというので出かけた上野動物園。正門入ってすぐのところにフォトスポットが。


象は親離れ子離れのために公開休止、サル山は終了(新しい施設を作るとのこと)で、正門入ってすぐのところがものすごく寂しくなっているので、五重塔近くのエゾシカとカモシカを見に行く。カモシカは昼間は山の上のどこかに隠れていることが多いけれど、この日は下をうろうろしていた。



同居中の母親と3頭の子どものトラが来月初めに親離れ子離れして、一緒のところが見られなくなるので、トラ舎に向かう。が、トラは外に出ていなくて、飼育員の解説が行われていたので、ゴリラを見る。この時間(1時半頃)、前はゴリラは昼寝中のことが多かったのだけど、この日はおやつの時間になっていた。全体に動物の展示終了時間が早まっていて、その分、他のことも早まっている感じがする。




トラは午後2時頃から3時半までらしいので、3時頃に戻ればいいから、その前にパンダを見ることに。平日なので待ち時間40分。

中国に帰ってしまったリーリー、シンシン、シャンシャンの寝てる時間はだいたい把握していたが、双子のシャオシャオとレイレイの寝てる時間はまったく不明(親離れしてからあまり見に行ってない)。リーリー、シンシン、シャンシャンは2時台だと寝ていたが、シャオシャオとレイレイは起きていて、庭と部屋を行ったり来たり、木に登ったりと、活発に活動中。こんなに忙しく動いている双子を見たのは初めて。

シャオシャオは竹筒をくわえて木に登り始めた。途中で竹筒を落としてしまうが、そのあと、木から降りる。





部屋に入り、部屋の中の木に登る。そのあと部屋をうろうろしているときに時間終了。




レイレイは庭をうろうろしたり木に登ったり。




そのあと部屋に入ったり外に出たり。そのたびにお客さんも中と外を移動。




パンダのあとは近くのカンガルーを見に。以前は何頭もいたカンガルーだけれど、今はオス2頭だけになっている。この2頭が去ったあとは、上野にはカンガルーはいなくなる。

左が2021年生まれ、右が2018年生まれのようで、2018年はシャンシャンを見に上野によく来ていたけれど、カンガルーの子どもは記憶にない。2021年生まれの子はお母さんのおなかを出たり入ったりをよく見ていて、写真もたくさん撮っていた。こちらの子に対する愛着はやはり強いので、別れを惜しんでしばらく見ていた。




カンガルーは夕方まで展示されるのでまた戻ってくればいいから、3時頃にトラ舎へ行く。母と子ども3頭だけど、子どもはもうすっかり大きくなっていて、4頭とも同じ大きさに見える。どれが母親かはなんとなくわかったけれど。3枚目の写真に4頭写っている。




展示終了の3時半が近づくと、トラたちは室内への入口の前で待っている。扉が開くと、すぐに中へ入ってしまった。



最後にもう一度、カンガルーのところへ。室内展示になっていて、ガラス窓から見る。外に出ていたときもだけれど、カンガルーがいなくなるのを知っている人はほとんどいないみたいで、寂しい感じがした。




最後の1枚がラストショットです。浜松の動物園で、お嫁さんと出会って幸せになってね。