去年の秋頃から見たい映画が激減、おまけに続編がことごとく評判悪くて「グラディエーター2」くらいしか見に行かなかったので、しばらく映画館に行っていなかった。
が、今年に入って見たい映画が目白押し。第1弾は「あのこと」が印象的だったオードレイ・ディヴァン監督の「エマニュエル」。かの有名なシルヴィア・クリステル主演映画のリメイク。
市川コルトンプラザのTOHOシネマズがお気に入りのスクリーンで上映していたので、ここで見ることに。ここも久しぶりで、なんと2年ぶり。
客はシングル男性が数人で、女性に全然受けてないっぽい。
正直、わざわざ見に行くんじゃなかった、と思うくらいつまらなかった。
オリジナルも、フランス女性がアジアで好き勝手やってるみたいな批判はあったんだが、こちらはすでに21世紀というのにまったくアップデートされていない、フランス女性ミーツアジア。ポリコレはどこへ行った?
そのアジアも、毒も生気も抜かれた漂白された世界で、エマニュエルが男からもらったライターの名前を頼りにいかがわしそうな場所へ行くと、そこでやってるのはなんと(ネタバレ)ただの賭け麻雀だってんだから。
全体に内容が、監督にとって切実なテーマじゃないんだろうなっていう香りがぷんぷんしていました。前作はそうじゃなかった。
帰りの武蔵野線、遠くにスカイツリーと富士山が寄り添うように見えていて、なかなかよい眺めでありました。