風邪全然治らん。熱はまあ微熱っぽいんだけど、頭痛がひどい。頭痛がひどい風邪ってあまり経験ない。なので、結局、ロキソニンの世話に。
昨日ようやく「山田洋次が見てきた日本」を読み終えた。今度の日曜には返さねばならないので、がんばって読み切りましたが、「たそがれ清兵衛」のところで、「SHOGUN」の真田広之の栄光はここから始まったんだよね、と感慨にふける。「ラストサムライ」に助演し、しつこいくらい時代考証などで意見して監督に認められ、そして主演作「たそがれ清兵衛」が外国語映画賞ノミネート。ここから始まった。と思ったら、「SHOGUN」ゴールデングローブ賞も主要4部門で受賞。真田の栄光は続く。
真田のこだわりは山田洋次のこだわりにも通じると思うし、「たそがれ~」はアメリカでヒットしたカナダのフランス語映画がなければ受賞していたよなあ。
その後、真田はハリウッドのアクション映画だけでなく、ジェームズ・アイヴォリーの映画2本にも出演しているし、最近は「MINAMATA」といった、地味系の映画にも出演してるんだが、なぜか、彼のそういう作品には誰も触れない。「MINAMATA」の魂のこもった演技も忘れ難い。
「山田洋次の見てきた日本」の感想を書こうかと思った、というか、ヴィム・ヴェンダースの「PERFECT DAYS」についての著者の辛辣な意見と山田の「なんか嘘くさい、うんとお金のある自主映画という印象」は私が一昨年の暮れに見たときに抱いた感想とほぼ一致するのだけど、ただ、著者がこの映画を貧困についての映画と思っているのは違う、そして、この映画が映画人や評論家以外の一般人にも受けたのには背景が、と思ったので、それを書かねば、と考えているのだけど、とにかく今は頭痛いし、風邪だし、で治ってからにしたいと思います。
さて、こんなひどい風邪になるとは思ってもいなかった2日の昼間、今年初めて近所の自然公園へ。鳥の飛翔と、お正月らしい風景。
人が少ない場所で落ち着こうと思ったのに、20人くらいの外国人の集団が行く先々に来るので、なんか落ち着かなかったです。言葉が全く知らない言語。南アジアなのかな? あと、年末に白鳥がちらっと来たらしく、バズーカ砲のおっさんもちらほら。こんなにうるさいんでは白鳥も来ないだろう。