久しぶりに近所の公園へ出かけたら、毎年あったひまわり畑が今年はない。
ひまわりが見たかったのに。
大きなトンボがいた。
暑いので、園内の冷房のきいた場所でまったりしたあと、池のまわりを散歩して、近くの図書館へ。フェラーリの本を返却したあと、新着図書コーナーを見たら、こんな本が。
失われた絵画の復元を手掛けた人が書いた本で、残された古い写真をもとに再現していく。
最後にとりあげられているモネの「睡蓮、柳の反映」は比較的最近、フランスで発見され、松方幸次郎がモネから直接買ったものだと判明、松方家に返却され、松方コレクションのある西洋美術館に寄贈されたもの。絵は保存状態が悪く、上半分の絵の具が消失してしまっていた。
西洋美術館は松方コレクションのために作られた美術館で、2019年の開館50周年を記念して松方コレクション展を予定していたので、これを再現して目玉にしようと、復元を試み、ということで、その過程がこの本に詳しく書かれている。
松方コレクション展はもちろん、行ったし、このあとも常設展に展示されているのを何度も見た。西洋美術館はこれからモネ展が予定されているので、そこでも展示されるでしょう。(展示されていたのは上半分がないオリジナルの絵で、復元された絵はプロジェクターで示されるなどしていた。)
AI技術を使ったというのが新しいところだけど、それより興味深かったのは、ガラス乾板写真をもとにしたことで、他の失われた絵画もこのタイプの写真が残っていて、それを参考にしたらしい。モネのはまだ作品自体は残っているけれど、焼失してしまった作品を古いモノクロ写真から再現するのだからすごい。
このガラス乾板写真というのも興味深かったけれど、写真の方がメインではないので、こちらはあまり詳しい説明はなし。ただ、写真というものはレンズの前にあるものを保存するのではなくて、レンズの後ろに写ったものを保存するのだ、という指摘にうなずいた。それは映画や動画にも、そして、人間の見るものにも言えることなのだな、と思った。
夕方だったせいか、図書館の閲覧席がすいていて、まずそこでこの本のモネのところを読み、ほかも読みたいと思ったので借りて帰った。そのあと、駅前のマックで食事して、また少し読書、と思ったら、メンテナンスで閉店していた。メンテナンス予定とか書いてなかったと思うのだが、いつまで閉店なのかも書いていなかった。今日はやってるのだろうか?
しかたないので、久々、サイゼリヤで食事。が、ものすごく混んでいて、座席も選ぶ余地がなく、隣がうるさいグループで、私が隣の席に座ったときはすでに食事が終わっていたのに、その後もまったく帰ろうとせず、そのうち、もう1人来てさらににぎやかに。
その頃にはすいてきたので、近くの別の席に移り、また注文したので、けっこうなお値段になってしまった。マックのセットの2倍以上。でもまあ、お気に入りの若鶏のディアボラふうが食べられたので満足です。
今年になってからサイゼリヤがいつもものすごく混んでいるのだけど、どうしてなのか不思議。去年まではこんなに混んでいなかった。セルフレジになっていたのにもびっくりした。