ABABが閉店、多慶屋が建て替え、となると次は秋葉原電気街。
かつて秋葉原の顔といえば石丸電気。こんなに店舗がありました。これも多慶屋と同じで、あっちこっち買い足して店舗にしたのですが、その後、エディオンになり、店舗の多くは今は別の建物に。
秋葉原というと、やはり、電気店の歌。
「いしまる~、いしまる~、電気のことなら石丸電気、石丸電気は秋葉原、でっかいわ~」と歌う石丸電気。
「オノデン坊やは」で始まり、「電気いろいろ秋葉原、オノデン」というオノデン。
そして、「ラオーックスー」と歌うラオックス。
この3店舗が神田から秋葉原を経て上野に向かう中央通りの一番目立つ場所にありました。神田から歩いて来て、ここに来ると、石丸電気のビルがそびえたっているのがまず、目に入りました。
石丸電気がエディオンになった今の姿。
で、ここと神田川に面した手前の地区が再開発だそうで、賛成と反対と両方いてもめてはいるものの、千代田区の区議会で開発決めちゃったとかで、その経緯や背景を解説する動画がYouTubeにありました。
画像はいずれもネットから拝借したものですが、3枚目と4枚目は再開発を伝える毎日新聞からのスクショです。
このあたりを再開発して、ホテルやマンションも入った高層ビルにするようですが、神田川沿いの方は千代田区の清掃関係や葬儀所があって、それも再開発のビルになるようで、ホテルやマンションと清掃や葬儀所が同居?と思ってしまいましたが。
石丸電気は元社長が現在は不動産業で、この地域にはまだ力を持っているようです。毎日新聞の記事では、オノデン対石丸みたいなことも。
石丸電気もオノデンもラオックスも、ヨドバシアキバができる前は大変お世話になったところで、特に石丸電気はクラシックのCDが充実してました。
一方、「まあるい緑の山手線、真ん中通るは中央線」のヨドバシカメラは新宿と上野くらいだったから、あまり縁はなかったです。それが秋葉原に進出してでっかいビルになり、小さい店舗でやっていた電気街の客がそっちへ行ってしまって、電気街周辺はオタクの町に変化。そして、そのオタクの町が再開発、という流れ。
ヨドバシアキバができてからもう20年近くになると思うけれど、先日久しぶりに行って、なにか陰りのようなものを感じてしまったのだけど。7階にあったタワーレコードと有隣堂と眼科を追い出してユニクロを入れた、ということもつい最近知ったのだけど、そのユニクロが近頃低迷しているとかで、アキバのユニクロもあまり混んでなかったし。電気街が再開発されると、今度はそっちに客をとられるでしょう。
池袋西武のところにできるヨドバシはおそらく電気店というよりはショッピングセンターになると思うので、こっちもユニクロとかダイソーとか郊外のショッピングセンターにあるような店が入るのでは、と思います。