上野のABAB閉店のニュースは日経新聞が報じただけで、テレビは上海の伊勢丹の閉店ばかり報じていたらしい。確かに新所沢パルコの閉店のときのような大きな盛り上がり、ものすごく大勢の人が集まる、ということはなかったわけだけど。
まあ、どっちかというと、ひっそりと閉店していった池袋のキンカ堂みたいな感じかもしれない。熱狂的な支持者はいたとはいえ。
キンカ堂はねえ、まだ都心に住んでいた頃、今日は久々にキンカ堂へ行こう、と思って池袋へ行ったら、なんと、1か月以上前に閉店していたという。。。
そして、月曜は久々にヨドバシアキバへ行ったのですが、なんと、タワーレコードと有隣堂がなくなっていた。有隣堂は当初は広い面積をとっていたのだけど、途中から狭くなり、かわりに紳士服売り場ができたのだけど、その紳士服売り場もなくなっていた。
かわりに何があったかというと、ダイソーとユニクロ。
池袋西武を乗っ取る予定のヨドバシですが、あそこも結局、ユニクロとダイソー(とそれに似たもの)になるんでないの?
そして、ヨドバシ自身の映像ソフト売り場が大幅に縮小。以前はものすごくたくさんのDVDなどが売られていたのに、今はほんとうに狭いスペース。今はみんな、配信で見るから、ソフトは売れないのね。
そこで「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」のブルーレイとDVDがあるのを見て、そういや、4月に冷蔵庫を買ったときのポイントで豪華版買えるな、と思い、帰宅してからネットで申し込み。ネット通販はあまりしないので、これでポイントを使えるのはよい。
月曜は仕事帰りに寄ったので、あまりいろいろ見ることはできなかったけれど、この月曜の仕事、某大学の非常勤が今年はいやでいやで。
以下、愚痴になります。
その大学は一応、中堅大学に入るのだが、今は多くの私大は自己推薦入学などで、ちゃんとした試験を受けずに入って来る学生をたくさん抱えている。表に出ている偏差値は一般入試の一番むずかしい試験で入ってくる学生のもので、大半の学生はそうではない。だから、表に出ている偏差値よりかなり低い学力の学生が多い。
私はこれまで、いわゆる底辺大学といわれる、偏差値が40未満の大学で教えたことがあるが、今年のその中堅大学の私が受け持つ学生は、その底辺大学ですら見たことのないレベルの低さ。私がかつて教えていた底辺大学の学生は、勉強はできなかったが、社会を生きる知恵みたいなのはしっかり持っていた。が、今年のその学生たちは(全部ではなく、一部なのだが)、信じれらないくらい常識がない。
常識がないだけならまだいいのだが、英語の授業でテキストを買わない、だから授業中は寝てるかスマホ、まともに聞いている学生でも、辞書はスマホ。だから授業中、スマホ見るなと言えない。テストでもスマホ、パソコンを、しまえというのにしまわない。逆に文句を言われてしまうのだが、スマホ、パソコンで勉強しているつもりなのだろう。
というわけで、テキストを買わない、辞書はスマホ、という学生が、とりあえず出席だけはしてるので単位はもらえると思っているし、さもなければ欠席しても理由をメールで送れば単位がもらえると思っている。こいつらみんな落としてやる、とか、秘かに考えているのである。
まあ、学生もひどいのだが、大学もひどくて、リスニングの授業をたくさん設けているのに、CDプレーヤーが壊れているのが多くて、まともに授業ができない。リスニングの授業を必修にするならCDプレーヤーくらいちゃんとそろえろ、と思うのだが、ものすごく古いのばかり置いてあって、その多くが使えないという状況。まあ、終わってる大学ですね。
追記
その大学へ行く途中に、いわゆるマーチの人気大学があるのですよ。
私が行っている大学は中堅で、学部学科によっては優秀なのですが、知名度ではマーチに全然かなわない。
そのマーチの人気大学に、大学院の同期が、修士論文だけで就職しているのです。
その大学は何度も公募していて、院の同期で応募したけどダメだった人もいたのに、その人は、修士論文だけ、博士課程の単位もゼロ、非常勤経験もなしで、採用されたのです。
さすがに論文書かない人なので、なかなか教授になれなかったようですが、それでもなんとか紀要に書いたようで、今は教授。
なんでこういう人が採用されたかというと、父親が国立大の教授だから、と言われてました。本人は実力が認められてと言っていても、たいていは、こういうコネなのが公募の実態だったのです(今は知りません)。
私が研究者あきらめた最大の理由が、この人のマーチ就職だったと言っても過言ではありません。
もちろん、マーチといっても、推薦入試でレベルの低い学生は入っているので、人知れぬ苦労はあり、私のように自由に生きられなかったかもしれませんが、40年間、毎週、このマーチの大学の前を通って、それより低い中堅大学に通っていたので、まあ、忘れようっても忘れられませんね。