2024年12月31日火曜日

不思議な夢

 最近、午後9時頃から2時間くらい寝てしまい、そのあとシャワーを浴びるともう眠れず、明け方まで起きている、ということが多いのだが、30日の夜、不思議な夢を見た。

某映画雑誌から3本の原稿を依頼されているのにどれも書けておらず、あわてる、という夢。

某映画雑誌で一度に3本の原稿依頼、というのは、ある時期、時々あった。

2000年代の前半から半ばくらいかな。

あの頃はよかったね、私にとって。

でも、よくないと思った人も多かったのだろう、その後、編集部の体制が変わって、私はだんだん隅に押しやられ、そして、まったく書けなくなった。

編集部の体制が変わる、編集者が変わるとそれまで書いていた人が書けなくなる、というのは日常茶飯事、ということは1980年代から知っていたし、1990年の春にそれを体験した。

その後、拾ってくれる雑誌もあって、連載もあって、そして1990年代後半にその雑誌に復帰できた。いろいろな人達のおかげである。

しかし、2000年代後半からの変化(具体的には2008年夏からの変化)にはもう抗う余地はなかった。

私自身、2008年からは地域猫が人生の中心になっていったのは否めないし、それを後悔はしていない。


フランス人が書いた山田洋次論、「山田洋次が見てきた日本」を図書館から借りて読んでいる。800ページ近くあるのに、県立図書館は年末年始の休館があるのに貸出期間は延長されず、2週間で読めるのか不安だったが、面白いので2日で300ページ近く読んでしまった。

この本は原書が出たときから気になっていて、翻訳が出たと知ったのは最近だったが、今もまだ予約待ちが多い。県立図書館も2週間ほど待って借りられた。次の予約の人もいる。

そんなわけで、2週間で読み切れるか不安だったが、全然そんなことはないとわかった。

山田洋次論の本は多いが、これほど詳細な研究書はほかにないだろう。

2024年12月29日日曜日

オーガスタス・ジョンとその時代

 上野動物園のあと、西洋美術館の常設展で開催されている小企画展、オーガスタス・ジョンとその時代を見に。

イギリスの画家たちの作品ということで、前から期待していましたが、なんせモネ展の人気で、上野動物園に来る前に見たとおり、入場券買うのも長蛇の列(常設展とモネ展で売り場が分かれていない)。モネ展の半券で入れるのだが、65歳以上無料の特典を生かしたい。ということで、モネ展がすいてくる夕方の時間に。そこそこ並んではいたけど、わりと短時間でチケットゲット。私以外は全員モネ展。

ル・コルビュジエ設計の本館に入ります。


前にも書いたように、動物園に3時間くらいいただけでものすごく疲れていて、本館入ってもあまり絵を見ずに座る場所に腰掛けてしまいました。常設展は小企画展以外はモネ展が始まる直前に行ったときとほとんど同じ展示だったので、座る場所から絵を眺める程度に。

そしてお目当ての小企画展。




オーガスタス・ジョンも、他の画家たちもまったく知らなかったので、どれが誰の絵とかあまり意識しないで見てしまいました。ジョンの絵はほとんど素描で、油絵は別の画家のもののようです。











モネ展から流れてくる人が多い常設展ですが、この小企画展は素描が多いので、人は少なく、ゆっくり見られました。鉛筆による肖像画とか、私も30年前に趣味で描いていたよなあ、と思い出したり。


小企画展以外では、初めて見た絵が1枚ありました。最後のエリアのピカソの隣にあったブラックの絵。


モネ展から流れてくるお客さんは常設展の絵にはあまり興味ないみたいで、座ってスマホいじってばかりの人もちらほらいたし、絵もあまり熱心に見ないし、素描の多い小企画展は最初からパスっぽいので、常設展しかやってないときのお客さん(熱心)に比べると人は多いけど見やすいっちゃ見やすいです。

モネ展のグッズ売り場は相変わらずの混雑。常設展から出る頃には入場制限は解除されていたけど、それでもぎゅう詰め。この前は暗くてよく見えなかった絵葉書をじっくり見たけど、本物の迫力がまったくないので、今回はお金があっても買わなかっただろうな、と思いました。売り切れの絵葉書も多いですが、セットが2種類あって、両方買うと全部そろうようになっています。しかも値段は割引。

今年最後の上野動物園

 昨日28日は上野動物園今年最後の日だったので、かなりの混雑だった模様。例年、年の最後の日に行っていたのだけれど、土曜日だし、西洋美術館は27日が今年最後なので、27日に行った。


90年続いたというサル山が終了してしまい、ここにいたサルたちに会えなくなってしまった。どこにいるんだろう。




去年もそうだったけれど、上野動物園は今が紅葉の見ごろ。


片方の角が折れているエゾシカ。


このあたりも紅葉が。




定番のトラとホッキョクグマ。トラの母子には会えず。



さるやまキッチンのすぐ先。モノレールは解体が進んでいる。


反対側は東照宮で、その木の上に何か生き物が。ハクビシンだという声が。まさかマレーグマのところにいるのが逃げてきたのではないよね。




西園。ハシビロコウの庭に引っ越していたフラミンゴが戻っていた。左側の写っていないところに群れがいました。


レッサーパンダの母娘と、メスに言い寄るギンケイのオス。メスはいやがって逃げてました。



外から見えた双子パンダのレイレイ。


パンダは並ばない予定だったけれど、70分というので、並んだ。この日は最近では待ち時間長めの方だったようだが、それでもこの時間で、列の雰囲気もシャンシャン列のときのような殺気だったところがない。親子連れも多く、リーリー列が長くなったような感じ。

シャオシャオはうろうろしたり、奥の方で立ち上がったり。



レイレイは奥の方にいるだけだった。


ハシビロコウは見られたのはこの一羽だけ。


モノレール西園駅も解体工事が始まるよう。


このあと、西洋美術館へ向かいます。


一難去ってまた一難

 4年前から隣の爆音室外機に悩まされていたのですが、今月初めに隣が退去。これで静かになる、と思ったのもつかの間、今度は下の階の爆音室外機に悩まされる羽目に。

下の階は夏の前に転居してきた赤ん坊のいる夫婦で、ベビーカーを置いてはいけない場所に置いているという、ちょっとどうかという人たちなのだけど、この部屋の室外機が実は爆音だったという顛末。

夏になったとき、これまで聞こえなかった室外機の騒音が聞こえるようになったけど、まあ、そんなにうるさいわけではなかったので、気にしてはいなかった。

が、隣の爆音室外機がなくなり、やがて暖房で室外機を使う時期になったら、下の階が爆音室外機だったのだ。

しかも隣の人は深夜に2時間くらいつけてたのが、下の階は深夜ずっとつけっぱなし。

すごい騒音で、隣の爆音よりひどい。

暖房は冷房より室外機がうるさいとは聞いていたし、隣も夏はあまりうるさくなかったのだが。

今の団地は数年前に更新なしの5年の定期借家になってしまい、しかもエアコンはついていないので、新しく入居する人は5年以内に出ると思うと新品のエアコンを買うのはむだなので、中古で買う。そうなると騒音室外機になってしまうわけで。

今のエアコンは騒音室外機になるのが早いとも聞いている。世間の人は室外機の騒音は平気なのだろう。

正直、この団地もそろそろ限界かな、とは思い始めている。UR賃貸は民間では断られてしまうような人が入るので、精神的な障害がある人とか、外国人とかがけっこう多い。精神的に障害があるような人はすでに数人出会っている。外に出ている人は他人に攻撃的な人ではないので、あまり気にはしていないのだが、2階のひきこもりストーカー男のような攻撃的な人間もいることはいる。

オリヴィア・ハッセーが73歳で亡くなって、ああ、私より3歳年上だったのかあ、などと感慨にひたったが、私もいつどうなるかわからないので、できるだけ身軽になっておきたいとは思っている。が、断捨離がむずかしく、特に音楽ソフトと映像ソフトがむずかしい。

大学の授業の仕事も減るし、その関係のものは全部断捨離していいいわけだし、研究に関するものは20年前に断捨離したし、あとは映画関係のものを断捨離すればいいのだけれど。

やっぱり、過去を捨てきれないので、断捨離がむずかしいのだろうな。英文学者としては終わったから断捨離、はもうできたけど、映画評論家としての断捨離がむずかしい。いやもう、断捨離するしかないのだが。だって、2008年の段階で、私が必要とされないということはわかってんたんだもの。あのときのことは忘れない。

そのあと生きてたのはひとえに、あの地域猫のおかげなんだ。その猫も2年近く前に逝って、もう全部終わりなんだよね。

追記 今年、エアコンを買ってしまったので、引越がむずかしくなってしまった。

2024年12月28日土曜日

久々、松屋のごろチキと、年末の上野公園

 上野の西洋美術館は今年は27日まで、上野動物園は28日まで、ということで、27日にハシゴ。

しかし、疲れた。動物園にいたのは3時間くらいなのに、そのあと美術館に入ったら疲れがどっと出てしまった。これまでも動物園と美術館のハシゴはしていたし、動物園に朝から夕方までいたこともあったのに。やっぱり70代に入ったからなのか?

で、動物園と美術館の中身はまた別の記事にすることにして、年末の上野公園の様子。

まず、上野駅から動物園に向かう途中、ちょっと西洋美術館をのぞいたら、すごい行列。これはチケットを買う列なのか、モネ展の入場列なのか?


と、考えてしまう。


美術館は金曜は夜間開館なので夕方から行くことにし、動物園に向かいます。博物館もパンダポストも新年向け仕様。



そして動物園には門松が。


で、動物園と美術館ですごしたあと、そろそろ夕食の時間。たまにはぜいたくして西洋美術館内のカフェ、すいれんで晩御飯、と思ったのだけど、入口から中をのぞいたら意外にチープな印象で、でもお値段は食事だと2000円近いので、これで味がイマイチだったらがっくりだなあ、と思い、松屋でごろごろチキンカレーを食べることに。

ちなみに美術館のカフェやレストランは都美術館の方がよさそう。1階のカフェしか入ったことないけど、スパゲッティがおいしかった。お値段もリーズナブル。

さて、このところ、久々のかつやとかコメダとかドトールキッチンとかが続いているのだが、これらに行かなくなったのは、やはりお値段が高くなったことと、朝にご飯をがっつり食べるので、夜は軽くなったことが理由。かつては松屋は晩御飯でひんぱんに利用したところで、定食やごろごろチキンカレーなどをよく食べていた。

が、ある時期からぱったりと行かなくなり、ここ数年はたま~に牛めしを食べる程度。

なんで行かなくなったのか。

1 お値段爆上がり。600円以内で食べられた定食などが800円以上とか、もう無理。

2 券売機がめんどう。これは前から問題に。

3 券売機で食券を買うのに時間がかかりすぎる。理由は、券売機が1台しかなかったり、お弁当の人が数種類買うのでえんえんと時間がかかったり、ファミリーが券売機の前でああだこうだと悩んでいるので全然列が進まなかったり。これであきらめて店を出たことが何度もある。

4 スマホがないと割引にならない。これも大きな理由だった。

かわりに行くようになったのは、吉野家。

1 からあげ丼が安いしうまい。

2 席から注文。

3 割引はレジでしてくれる。これはかつやもそう。

というわけで、秋から松屋のごろごろチキンカレーがレギュラーメニューになったと知ったとき、お値段780円になっているけど、一度くらいは食べてもいいか、と思った。が、何度か店に行ったけど3の、券売機の列が全然進まない問題であきらめていたが、27日は年末でいつもよりすいていて、食券をスムーズに買えた。

ごろチキはかつては590円だったけれど、それが630円になり、今は780円。最後に食べたのが590円だったような気がするから3年前か? ごろチキ終わっちゃう、というので必死に食べたような思い出が。

というわけで、3年ぶりのごろチキですが、

ご飯が少なすぎる!


上の写真は松屋の公式サイトからですが、ご飯、これの3分の2かそれ以下だったぞ。

松屋は牛めしもご飯減ったなとは思っていたが、これでは男性は大盛りでないとだめだろう。実際、ご飯に対してカレールーの方が多い感じになっていた。

なお、チキンは上の写真みたいに山盛りではないですが、ごろごろという名に恥じないくらいは入ってます。玉ねぎが生なのと煮えてるのがあるのはどうなんだ?

味は前と変わらず、おいしかったです。

2024年12月27日金曜日

年末に思うこと

 例のJRAカレンダー、50万人当選なのだけど、有馬記念に投票した人の総数が54万人らしい。しかも、投票せずにカレンダー応募だけの人もいるので、落選者は4万人を超えるようです。

毎年当たる人もいれば、時々はずれてる人もいるようで。

昔は競馬場やウィンズで配っていたらしいので、欲しい人はそこへ行けばよかったけど、今は、家族全員で投票したら一家に4冊とか来てしまうわけで、だからメルカリに出すのだろうな、いや、その前に、JRA関係者に配ってるだろうから、その人たちは一般人に先駆けてメルカリに出しているだろう。実際、一般人に届く前にメルカリに出てたみたいだし。

もうちょっと考えてほしいよね。私らの馬券代で作ってるんだからね。


というところで、クリスマスも終わり、いよいよ年末なのですが、今年度で終わりになる非常勤講師先の大学がひどくてね。

学生の3分の1くらいがテキストを買わない。以前書いたように、英語のテキストはすごく高いので、私は一般人向けに売られている安い読本をテキストにしているのだけど、それなのにテキストを買わずに授業に出て、授業を聞かずにスマホを見ている学生が何人もいる。

そのクラスは40年間担当したクラスの中で最悪最低で、Fランもここまで来たか、と思ったのだけど、クラスの英語力はそれほどひどくない。昨年度まで担当していたクラスは英語力で分けて下から2番目だったのだけど、単語の意味を調べる能力しかない、それ以上のことはできない学生が一定数いた。が、今年度の学生は、英語力最下位のクラスなのに、なぜか、ある程度できる。

そのわけが、最近、学生から聞いてわかった。

この大学は英語のクラスは能力別となっているが、入学直後の英語試験を受けない学生は全員、最下位のクラスになるのだ。

そして、この大学のこの学科は事実上のFラン、つまり、何もしなくても入れる学科で、本来は非常に特殊な職業に就くための学科なのだが、その職業に就くために入っている学生は半分以下で、他の学生は、何もしなくても入れるから入る、そして、うまくすれば他の学科に編入、をねらっているらしい。

そんな学科の学生だから、入学後の英語試験は受けず、授業もやる気なし。

この大学にしては中レベルの英語力なのだが、テキストも買わず、授業中もスマホ見てばかり、最初にやる小テストが終わると4分の1くらいの学生がその後の授業は聞かずにさっさと帰ってしまう。なので、後半にもテストをするようにした。

欠席も多く、ネットで欠席の報告をすれば大丈夫と思うのか、やたら欠席届が届くが、私はいっさい無視している。欠席が認められる理由は一部であり、しかも証明書が必要だが、まだ証明書を出してきた学生はいない。

正直、前期でやめればよかったと思っている。

彼らはこの授業が不可になっても、来年、適当に再履修すれば大丈夫だと思っているのだろう。実際、不可にせざるを得ない学生がかなりいるのだ。私も最後だから、この大学への恨みつらみがたくさんあるので、情けをかける気はまったくない。

そもそもこの大学は、以前は専任の英語の先生のもとに非常勤講師がいて、友好な関係が保たれていたが、大学が英語の非常勤講師を全員雇い止めにして、英語学校の派遣でまかなう方針を決めた。が、もちろん、これは組合の反対にあい、とん挫。しかし、大学は専任の英語教員と非常勤を切り離した。そして、英語の授業を担当する特任教授を1人雇い、その人と事務員の2人で英語を切り盛りしたのだから、もうほんとにひどい英語教育になっている。学生にバカにされるのも当たり前だ。

2024年12月24日火曜日

クリスマスプレゼント?

 有馬記念の人気投票に参加した人に抽選で当たるカレンダーが届きました。


今日届いたということは、クリスマスプレゼント?

もうメルカリにいくつも出てる。

投票した人だけでなく、投票せずにカレンダー応募した人も対象で、50万人に当たるんだと。郵送料だけでもすごいお金。それ全部、私らが貢いだ金や。

しかし、これで来年のカレンダーは、上野動物園と、猫のまるちゃんと、そして競馬。全部動物やん。