例のJRAカレンダー、50万人当選なのだけど、有馬記念に投票した人の総数が54万人らしい。しかも、投票せずにカレンダー応募だけの人もいるので、落選者は4万人を超えるようです。
毎年当たる人もいれば、時々はずれてる人もいるようで。
昔は競馬場やウィンズで配っていたらしいので、欲しい人はそこへ行けばよかったけど、今は、家族全員で投票したら一家に4冊とか来てしまうわけで、だからメルカリに出すのだろうな、いや、その前に、JRA関係者に配ってるだろうから、その人たちは一般人に先駆けてメルカリに出しているだろう。実際、一般人に届く前にメルカリに出てたみたいだし。
もうちょっと考えてほしいよね。私らの馬券代で作ってるんだからね。
というところで、クリスマスも終わり、いよいよ年末なのですが、今年度で終わりになる非常勤講師先の大学がひどくてね。
学生の3分の1くらいがテキストを買わない。以前書いたように、英語のテキストはすごく高いので、私は一般人向けに売られている安い読本をテキストにしているのだけど、それなのにテキストを買わずに授業に出て、授業を聞かずにスマホを見ている学生が何人もいる。
そのクラスは40年間担当したクラスの中で最悪最低で、Fランもここまで来たか、と思ったのだけど、クラスの英語力はそれほどひどくない。昨年度まで担当していたクラスは英語力で分けて下から2番目だったのだけど、単語の意味を調べる能力しかない、それ以上のことはできない学生が一定数いた。が、今年度の学生は、英語力最下位のクラスなのに、なぜか、ある程度できる。
そのわけが、最近、学生から聞いてわかった。
この大学は英語のクラスは能力別となっているが、入学直後の英語試験を受けない学生は全員、最下位のクラスになるのだ。
そして、この大学のこの学科は事実上のFラン、つまり、何もしなくても入れる学科で、本来は非常に特殊な職業に就くための学科なのだが、その職業に就くために入っている学生は半分以下で、他の学生は、何もしなくても入れるから入る、そして、うまくすれば他の学科に編入、をねらっているらしい。
そんな学科の学生だから、入学後の英語試験は受けず、授業もやる気なし。
この大学にしては中レベルの英語力なのだが、テキストも買わず、授業中もスマホ見てばかり、最初にやる小テストが終わると4分の1くらいの学生がその後の授業は聞かずにさっさと帰ってしまう。なので、後半にもテストをするようにした。
欠席も多く、ネットで欠席の報告をすれば大丈夫と思うのか、やたら欠席届が届くが、私はいっさい無視している。欠席が認められる理由は一部であり、しかも証明書が必要だが、まだ証明書を出してきた学生はいない。
正直、前期でやめればよかったと思っている。
彼らはこの授業が不可になっても、来年、適当に再履修すれば大丈夫だと思っているのだろう。実際、不可にせざるを得ない学生がかなりいるのだ。私も最後だから、この大学への恨みつらみがたくさんあるので、情けをかける気はまったくない。
そもそもこの大学は、以前は専任の英語の先生のもとに非常勤講師がいて、友好な関係が保たれていたが、大学が英語の非常勤講師を全員雇い止めにして、英語学校の派遣でまかなう方針を決めた。が、もちろん、これは組合の反対にあい、とん挫。しかし、大学は専任の英語教員と非常勤を切り離した。そして、英語の授業を担当する特任教授を1人雇い、その人と事務員の2人で英語を切り盛りしたのだから、もうほんとにひどい英語教育になっている。学生にバカにされるのも当たり前だ。