2025年9月30日火曜日

昔は取り戻せない

 昔に戻れない、とか、過去に戻れない、とか、当たり前なのだけど。

千葉県国際水泳場に通い始めてはや1か月。65歳以上無料はありがたいし、平日の昼間は比較的すいてるし、狭いけどジャグジーもあって、ゆったりつかれるし、申し分ないのだけど、夢の島や中央区のプールに通っていた頃のような楽しさはやはりない。

中央区の浜町と月島のプールは自由遊泳コースがあって、コースごとのロープの仕切りがなく、自分のペースで泳げた。夢の島も以前はそうだったのだが、7コースのうち5コースが貸切になってしまい、残り2コースの内1コースはウォーキングなので、1コースを一般が使うから混んでしまってもう行けなくなってしまった。

千葉県国際水泳場はメインプールもサブプールもコースがロープで仕切られ、下の線の右側を泳ぐようになっているので、泳ぐスピードが違うと渋滞したり、後ろから迫られたりするので、自分のペースで泳げない。そして、ここ、65歳以上無料なので高齢者が多く、私より年上の人も多いのに、みんなけっこうスピードが出る。というか、私がブランク期間が長くて以前ほど速く泳げなくなったのだけど、この、自分のペースで泳げない、というのがかなりのストレス。

まだ慣れないので、いろいろへまもやってしまうし、せっかく泳ぎに来たのにストレス感じて帰ることになってしまう。

3時半頃に出てマックで遅いお昼を食べ、4時半の電車で帰るのだけど、昨日は4時頃から大学生がぞろぞろと駅に向かって歩いていた。4時15分くらいまでその状態が続き、4時半の電車も途中、武蔵野線に乗り換えたらそれまでより混んでる。

調べたら駅の近くに千葉工業大学があるのだ。4時前に授業が終わり、学生がぞろぞろと駅に向かっていたのだろう。9月中旬までは夏休みだったので、閑散としていたのだ。

これはマックに寄らずに3時台の武蔵野線直通で帰った方がよさそう。もっとも、千葉工業大学は春休みが長く、年末から3月末まで休みらしい。

プールは悪くないし、水泳は健康にいいのだけど、中央区のプールに通っていたようなリラックスした楽しさがまったくないのが。。。

それに、中央区のプールは必ず何かのついでに行っていた。試写の帰りとか、地域猫に会ったあととか、清澄庭園へ行ったあととか。特に、2年前に逝ってしまった地域猫に会ったあと、入谷まで歩いて日比谷線で人形町に出てプールへ行ったのが一番多かったから、猫の思い出と一緒。また、月島のプールは、築地の試写室に行ったあとに行っていたけれど、築地の試写室はもうないのだ。

そんなこんだで、プールに伴う思い出自体が過去になり、今、わざわざ中央区のプールへ行くといってもついでがないしなあ、という感じ。入場料も500円だしね。

中央区のプールや夢の島のプールはシャワー室でシャンプーや石鹸が使えたので、そこで体を洗って帰った。銭湯に通っていた頃はこれでお風呂すませたことにして、銭湯代を節約していた。それに慣れていたので、石鹸シャンプー使用禁止の今の水泳場だと何かすっきりしない状態で帰ることになる。それも違和感。

浜町や月島のプールも、今行ってみたら昔と違うかもしれないけれど、浜町のプールはもう一度行きたいと思っている。何かついではないものか? TOHO日本橋で映画を見た帰り、がちょうどいいのかな。あそこからなら歩いて行ける。というのも、浜町のプールで泳いだあと、人形町で食事してコーヒー飲んで、それから三越前まで歩くのが常だったのだ。

私と同じ時期に都心から郊外のUR賃貸に引っ越した人がいて、その人がブログで最近、「都心に戻れるなら戻りたい」と書いていた。私と同じように、60歳をすぎると民間賃貸が借りにくくなること、将来を考え、家賃を下げることを目的として引っ越したのだが、退職して都心の職場を離れ、都心が縁遠くなってしまったので、改めてそう思ったのかもしれない(宝くじが当たったら都心のマンションを買いたい、という夢はずっとあるようだ)。

私はエコキュートやエネファームの低周波騒音で眠れなくなったので、そういう音に悩まされない条件に当てはまるURを選んで引っ越したから、都心にまた住みたいとは思わない。ただ、今のURもあと5年くらいで取り壊しになりそうなので、そのあとがどうなるか。広い団地の真ん中あたりに住んでいるのだが、団地のすぐ外はエコキュート完備の住宅地なのだ。

都心に住みたいとは思わないけれど、都心に長く住んでいた時代の便利さ、そういうものは喉から手が出るほど欲しい。以前住んでいたところなら、国立映画アーカイブ(料金がすごく安い)に毎日通えるし、上野や秋葉原まで散歩なんてのは日常茶飯事。気軽に庭園へ行けた日々。65歳すぎた今なら上野の美術館博物館の常設展無料、上野動物園半額。どれも歩いて行けた。70歳をすぎた今なら、都バス、都営地下鉄格安パスで乗り放題だったのだ。

しかし、お金がなければ住環境はかなーり悪い。出かけるのはいいが、住むのは絶対、今の方がいい。

今も近くの広い自然豊かな公園とか、八柱霊園とか、リラックスできる場所はあるのだが、選択肢が少ないのでちょっと飽きてきた感はある。

その近くの公園、今年も彼岸花が咲いた。




毎年、コキアをたくさん植えていたのに、今年は数本植わっているだけで、きれいになりそうにない。もっとも、酷暑のせいか、去年はコキアが全然きれいな色にならなかったのだ。

2025年9月28日日曜日

今日は中山行かなかったけれど

 本日の中山競馬場でのGIスプリンターズステークス。自宅でネット動画見てましたが(GIだと入場料高いし混むし)、人気下位の8歳馬ウィンカーネリアンが優勝、そして、この馬にずっと乗り続けていたベテラン、三浦騎手が悲願のGI初勝利! 最後は武豊のジューンブレアと競い合っての勝利! 特に応援してなかったけど、思わずうるっとしてしまいました。

先週の日曜の中山は行ったのですよ。入場無料でビール半額、人気のレガレイラが出るので大混雑でした。特に、トウカイテイオーのビールとか何か記念になりそうなビールを売ってる地下はビール売り場大行列。地下全体がごった返してました。

法典門入口にスプリンターズステークスのポスター。そして、売店の飾りも下の方がハロウィン。




7レースが始まる少し前に着いたのだけど、ウマジョスポットに並んでしまう。待ってる間に8レースまで終わってしまい、席について無料のドリンクを飲んで、10レース前にパドックに向かい、途中で半額のビールを飲んでしまう。




これでだいぶ時間をロスし、パドックに着いたら馬が引き上げるところ。


次の11レースがメインのオールカマーで、10レースを見に行ったあとではパドックは大混雑なので、ろくに馬が見られない。なので、日陰に移動してそのままパドックで待つことにした。馬が去ったあと、掃除をするスタッフ、そして、ウィナーズレディが登場。



この間、中山で10レース、そして阪神競馬場で神戸新聞杯があるのだけれど、パドックのモニターにはレースは映らない。実はこの日、私にとってのメインレースは神戸新聞杯の方で、前から応援していたエリキングが出るのだ。1番人気がショウヘイ、2番人気がエリキングで、エリキングの馬券は買ってあった。

パドックに中山メインレース、オールカマーの馬が登場。1番人気で大本命のレガレイラ。まあ、レガレイラ勝つでしょう、得意の中山だし、つか、この馬、中山でしか勝ってないので、レガレイラの単勝は買うつもり。


そして、ちょっと穴ねらいで、人気下位のこの馬を複勝で買おうと思っていた。



騎手が登場。有馬記念でレガレイラに乗り替わって勝った戸崎騎手が乗る。ルメールでは全然勝てなかったのに、戸崎に替わったら有馬記念、勝っちゃったんだよね。あれはびっくり。私の穴ねらいのフェアエールングはなぜか騎手を乗せて回らず、いつのまにかいなくなっていた。



このパドックの途中で神戸新聞杯が阪神でやってるのだが、近くの人がスマホで中継を見ていて、「あ、さされた」と言ったので、お、エリキング、勝ったのか?と思った。

パドックから馬がいなくなったので馬券を買いに行ったが、中に入るとモニターでは神戸新聞杯のリプレイが終わったところで、どっちが勝ったのかな、と思ったけど、まわりががっかりして見えたので、やっぱりエリキングが勝ったのだろうと思った(実際にそうだった)。

オールカマーは芝生観覧席の前がスタート地点。津村騎手を乗せたフェアエールングがいた。


スタートして、向こう正面をぐるっとまわって戻ってくるのだけど、4コーナーすぎるまでフェアエールングがトップ。最後はレガレイラなどに抜かれるとしても、これは3着に入るかも、と思ったが、残念ながら4着。人気下位だったからねらいはよかったのだが。






レガレイラ、貫禄の優勝。モニターに映るスタンドはすごい人。



12レースは見ないで帰ってしまったので、このレースしか見られなかったのだけど、エリキングの単複とレガレイラの単勝は当たったし、応援していたエリキング重賞制覇だし、半額のビールも飲んだし、で満足でした。

2025年9月27日土曜日

「アイム・スティル・ヒア」&「ブラックバッグ」

 今週は「アイム・スティル・ヒア」と「ブラックバッグ」を見に行った。

相変わらず夜は3時間しか眠れず、睡眠不足だが(昼寝とかでなんとか補ってる)、先週の「ザ・ザ・コルダ~」と違って、睡魔には襲われなかった。

アカデミー賞作品賞候補になり、国際長編賞を受賞したブラジルの「アイム・スティル・ヒア」。1970年代初頭の軍事独裁政権時代を描く。


あの頃の中南米は軍事独裁政権が多く、しかもアメリカがそれを支援していたので、ハリウッド映画でもこの悲惨な実態を描く映画がいろいろあった。時代が変わって民主化が進み、最近はそういう映画をあまり見なくなった気がしたが、この映画はそういう時代差を感じるというか、リアルタイムの頃に比べて悲惨さが少なく、むしろ家族の絆をポジティヴに描く映画になっている。

リオデジャネイロに暮らす元国会議員が独裁政権に批判的であったころから軍隊に連行され、行方不明になり、妻と娘も連行されてきびしい取り調べを受ける。メイドを雇うような裕福な暮らしをしていたが、父親が行方不明で貯金もおろせず、困窮し、妻の実家のあるサンパウロに移住するが、その間も妻は戦い続ける。

リオの海で泳いだり浜辺で遊んだりするシーンが多く、サンパウロに移ってもプールに通うといったふうに、海辺が家族の記憶のシーンとして登場する。妻の訴えにマスコミも動き出し、写真を撮るときに「もっと深刻な顔をして」と言われるが、妻と子どもたちは笑顔を絶やさない。夫がすでに殺されているのは明らかなのだが、こういった描写はリアルタイムの映画ではありえなかっただろう。

ポルトガル語の原題を英訳した「アイム・スティル・ヒア」を日本題名にしたのには疑問が残る。「私はまだここにいる」の方がずっとインパクトがあるし、わかりやすい。「私はまだここでがんばっている」という妻や子どもたちの気持ちであり、独裁政権の恐怖はいつまた起こるかもしれないという警告でもある。

その一方で、このタイトルの「私」は、行方不明になった父親の一人称の意味もあるのではないか。不在となった父親を含む集合写真が何度も登場し、父はまだここにいる、という家族の思いが強調されている。

スティーヴン・ソダーバーグ監督のスパイ・サスペンス「ブラックバッグ」。


「ザ・ザ・コルダ~」も「アイム・スティル・ヒア」もそうだけど、この手のちょっとアート系の映画は最近、午前中開始か夜しかやらないのだよね。「ブラックバッグ」あちこちでやってるけど、午後の時間帯だと都心まで行かないとだめ。近場で見られるだけありがたいのだけど、以前より不便になっている。

「ブラックバッグ」は原発のメルトダウンを引き起こさせるソフトウェアが盗まれ、早く犯人を見つけないと大惨事になるので、諜報員ジョージが1週間以内に犯人を見つけるよう命じられる。容疑者は諜報員同士の2組のカップルと、そして同じく諜報員の妻。

犯人捜しよりソフトウェアを無効にする対策ソフトを開発する方がいいと思うのだが、まあよい。

ジョージはまず、6人で会食することにし、妻以外の4人に自白剤を入れた料理を食べさせる。その結果、何が起こるかというと、浮気や不倫の暴露なんですね。それ以前にジョージの上司が不倫して妻に許してもらえず悩んでるという話があって、また、ジョージも父親の不倫が許せず、両親を破滅させるようなことをした、という過去が。

世界の危機を救う話のはずなのに、不倫と浮気の暴露話か? セックスと嘘とブラックバッグ?

パートナーの不倫を知った女性たちは、絶対許さない、あるいは、怒りのあまりとんでもないことをする。

全員スパイなんだから、相手が不倫してるかも、くらいの疑いを持ったことはないのかね?

前半では何を盗まれたかもよくわからなくて、せりふの中に出てくる単語がイミフだったりで、諜報員たちもスパイとしての仕事してるよりはセックスに悩んでるみたいな印象で、なんだかよくわからない映画だった。

まあ、結局、ネットのネタバレ解説なんか見た感じだと、夫婦やカップルが諜報員同士だと信頼が失われる、その信頼を、ジョージ夫妻がいかに取り戻すか、みたいな話のようだ。

いやいや、真犯人は別人で、ラストはバッドエンドだ、という主張もあったけど、文章が支離滅裂だった。わかりやすい方の解説でさえも、どこかすっきりしない。絶賛はされてるんですけどね。

90分余りと短い映画なので、2度3度と見ればわかるのだろうけど、そこまで入れ込む映画ではないな、わたくし的には。

ジョージと妻が互いに愛情がある、というのは、ところどころのシーンでわかった。

映画のあとは、葛飾区図書館へ予約した本を取りに行った。

新松戸駅から徒歩20分ほどのところにあるシネコンなのだけど、そこから新松戸方面へ行ったことはなかった。バスがあるが、駅の周辺で遠回りするので歩いた方が速そう。地図をしっかり確かめて大通りを歩き始めると、しだいに道幅が狭くなり、道の両側に林が現れる。そこにこんな看板が。


動物注意って、普通はキツネや鹿の絵を描くものだが、猫とは。まあ、キツネや鹿は出ませんが。

このあたりは起伏が激しく、道は地図で見るのと現実に見るのでは違う。それでもなんとか迷わずに脇道に入り、車通行困難と書かれていた細い道に入ると、眼下に新松戸駅が。


階段を降りたところ。草ぼうぼうのところはわりと最近まで畑だったのだが、ここに建物が建ってしまうのかな。(追記あり)


階段の方を見る。丘の上の方は起伏が激しくて、山あり谷ありみたいな地形だったが、新松戸駅のあたりは低くなっている。


改札から入ったら、武蔵野線のホームへしか行けない改札で、いったん高い武蔵野線のホームへ行って、そこから地上のホームに降りていった。新松戸はほとんど来たことないのだけど、以前来たときは駅の周辺が初心者にはかなりむずかしい地域だった。

葛飾区図書館で借りたのは猫のまるちゃんの本2冊。箱に入る猫として有名だったけれど、今月7日についに鬼籍に入ってしまったらしい。スコティッシュは寿命が短いと聞いていて、お水ちゃんと呼ばれる猫の同居猫、うしちゃんがやはりスコティッシュで、すでに亡くなってしまったので、まるちゃんもそう遠くないうちに、と思ってはいた。

10年間、まるちゃんのカレンダーを買い続けていたけど、最近は写真がイマイチなので、来年は買わなくていいかな、と思っていたが、これが最後だから買わないわけにはいかなくなってしまった。ちょうど10年前の9月に今の団地に引越してきて、近くのスーパーでまるちゃんのカレンダーを売っていて、年が明けたら800円に値下げされていたので買ったのが最初。以後、毎年買っていて、売り切れてしまった1度をのぞき、1割引きで売っているそのスーパーで買っていた。そのスーパーもドンキが入って、カレンダーは今年は扱っていない。商品券があるロフトで買うつもりだけど、なんだか、いろいろ寂しいね。

追記

新松戸駅前の農園は今年5月に閉園したとのこと。

新松戸駅前の「さかい市民農園」が閉園、解体工事がスタート予定 - 松戸つうしん - 千葉県松戸市の地域情報ブログ

この記事の中のリンク先に、農園だった頃の写真が出ています。常磐線のホームで電車を待ちながら見ていた風景なので、とても寂しい。

2025年9月19日金曜日

時代についていけない

 ウェス・アンダーソンの新作「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」を見に行ったが、最初から最後まで睡魔に襲われ続けてしまった。

アンダーソンの映画は「ライフ・アクアティック」、「ダージリン急行」、「ムーンライズ・キングダム」の3作が大好きで、「グランド・ブタペスト・ホテル」や「犬ヶ島」は好みではないけれど見どころのある傑作だったが、「フレンチ・ディスパッチ」あたりからややマンネリ? そして「アステロイド・シティ」はイマイチだったが、それでも楽しめたのに、今回は。。。

ロッテントマトの評価見ても、「フレンチ・ディスパッチ」あたりから評価は落ちていて、まあ、悪くはないがよくもない、みたいな点数。

しかし、睡魔に襲われ放題って。確かにこのところ、4時間くらいで目が覚めてしまって睡眠障害的ではあるんだけど。

でも、それを抜きにしても、これまでにはなかったような血なまぐさいシーンや、凝ってるけど新鮮さがない映像、あと、ストーリーは家族の問題なので、私はあまり好きでなかった「ザ・ロイヤル・タネンバウムズ」に近いのかもしれない。

にしても、ウェス・アンダーソンの映画にこれほど乗れないとは、私も年とって、時代についていけなくなったのか。

時代といえば、ロバート・レッドフォードの訃報があり、そして、今度はワーナー日本支社の洋画配給部門を廃止し、ワーナーの洋画は東宝東和が配給する、というニュースが。来年からで、日本映画のヒットも出している邦画部門は残るとのこと。

ワーナーといえば、クリント・イーストウッドの映画を配給してきたし、かつてはスタンリー・キューブリックやウディ・アレンの映画もワーナー日本支社が配給してたのだよ。私がキネ旬の仕事で初めて行った業界試写が、当時、京橋にあったワーナーの試写室だった。映画は「グレイストーク」。配給会社の試写室は、キネ旬の読者ご招待で行ったことはあるけれど、完全な業界試写は初めてだった。

その後、あちこちの試写室に出入りするようになったので、コロンピアがソニーになったり、ユニバーサルとパラマウントを配給していたUIPが契約終了でなくなり、ユニバーサルは東和、パラマウントは独自になったけれど、結局、東和が両方配給するようになったり、そして20世紀FOXがディズニーになったり、という配給会社の移り変わりにはいろいろ感慨がある。

試写室も配給会社の移転とともに、場所がかわっていった。日比谷寄りの銀座にあったUIP、新橋にあったコロンビア、東銀座の松竹セントラルの地下にあった松竹、銀座通り近くに2か所あった東和、そして、丸の内の東映も、東映会館が閉館したのだね。

ワーナーといえば、私が試写室に出入りするようになった頃は、ディズニーの映画はワーナーが配給してたのだ。

もちろん、一般の観客にとっては、ワーナーの映画が東和の配給になっても普通に見られるわけだし、東和はこれでハリウッドメジャー3社の作品を配給するので、配給する映画の数が減る可能性があるが、メジャーの映画はある時期がすぎると日本独自の配給会社が権利を買って配給するので、東和が配給しなくても少し遅れて他の配給会社が上映するから、あまり変わらないと思う。

ワーナーはパラマウントと合併するという噂があって、それも背景にあるのか? というより、日本ではハリウッドメジャーの映画が全然ヒットしてないから、配給の縮小化というのもあるのかな、と思った。

しかし、その昔、ワーナー日本支社が東宝とけんかして、かなり長い間、ワーナーの映画は松竹・東急系でしか上映されなかったんだよね。そのワーナーが東宝東和とは。

2025年9月17日水曜日

3連休の中山競馬場

 9月13日から15日の三連休、去年は3日全部中山競馬場へ行ったのだけど、今年は13日と15日に行った。

まず13日。


女性専用のウマジョスポット。秋の装飾。すごくすいていて、すぐに入れた。


13日は松戸特別(9レース)があるので行ったようなもの。物産展は私が行く時間帯ではもうほとんど売り切れでした。



10レースのパドックの誘導馬。



11レースのパドック。馬が入場する前。



11レース。ユキマルが抜いていく。


一応、パドックを見て、気になった馬の馬券を買ったのだけど、ことごとく4着か5着だった。この格言が身に染みる。


14日はパスして、入場無料の15日に。この日はJRAの日ということで、もらったもの。


左はルーペとタオルハンカチで、シニアに先着でプレゼントということだったのだけど、行ったときには配っておらず、もうなくなったのかと思ったら、11レースが始まる前に2階でスタッフがテーブルの上に広げていて、「どなたでもどうぞ」と言っていた。なんだ、余ってたのか。

ターフィーショップ。




着いたときはちょうど6レースが始まるところで、それを見たあと、ウマジョスポットへ行くと、すごい行列。並んでいるうちに7レースが終了。だいぶ並んで、やっと自分の番が来る、というときに、夫と一緒に入りたいとごねてるおばさんがいて、案内してもらえない。初心者のようで、喫茶室と勘違いしているようだった(これから並ぼうとしていて、夫はそばにいなかった)。ウマジョスポットは、男性の多い競馬場の中で、女性だけでリラックスできる場所を、という目的で作られた女性専用ルームなのだ。

久しぶりに窓際の席。ここからだと遠くに馬が歩いているのが見える。



9レースが始まる直前に芝生エリアへ。遠くに武蔵野線。


10レースのパドック。入った瞬間、遠ざかって行くこの馬からオーラを感じた。人気は下から2番目くらいだったけど、複勝を買う。結果は5着。下から2番目で5着は悪くないんでは?と思う。


メインレースはセントライト記念。前日に出馬表見て、ミュージアムマイルを単勝で、ヤマニンブークリエを複勝で買うことに決めていた。




もう1頭、気になってたのはファイアンクランツ。騎手はモレイラで、モレイラは9レース、10レースと2連勝なので、3連勝はないだろうと思ったが、2着3着にはなるかも、と思っていた。馬も騎手が乗る前は落ち着いて見えたのだが、モレイラが乗ったとたん、暴れ出した。


そして、出走直前にも暴れて、枠を変えて出走したけど、こういう状態なのでビリでした。ミュージアムマイルとワイドで買ってしまったんだけど。


レースは皐月賞馬ミュージアムマイルが貫録の優勝。そして伏兵ヤマニンブークリエが2着。穴狙いで、もしかして3着に入るかな、と思って複勝買ったのだけど、まさかの2着。



人気下位の馬で複勝狙うというのはよくやってるのだけど、今回はヤマニンブークリエとサクラファレルに注目して、でも、サクラファレルは3連勝中だけど前2回はキング姐さん、その前はレーンで、今回は騎手代わるからないだろ、と思ってはずし、ヤマニンブークリエは前走、典さんで勝ってるので期待して買うことにしたのだ。

しかし、ミュージアムマイルと馬単で買ってれば、せめてワイドを買ってれば、と思っても後の祭り(なんか、このパターン多いのだよね)。

で、このあと、自宅最寄り駅に帰り、マックに入っていたら、マイクロバス突入事故が起こったのでした。馬券当たったけど、こっちは当たらなくてよかった。