今日は朝から雪。昨日、美術館へ行ってよかった。いや、今日の方がすいてたかな? ここは水曜休館ですが、19日のみ開館。
汐留でル・コルビュジエ展をやっていると知ったのが月曜深夜。しかも来週日曜日まで。これは行かねば、と、昨日、早速出かけました。
新橋駅近くの汐留シオサイトと呼ばれる地区にあるパナソニック本社の4階にあるパナソニック汐留美術館。このあたりは試写で数十年にわたって来ていた場所ですが、美術館があるとは知らなかった。しかも汐留美術館は入場料が激安。他の美術館の企画展の半額くらい。しかも、ネットで割引クーポンをスマホにダウンロードするか、印刷して持参すればさらに100円引き。
左が印刷したクーポン、真ん中がル・コルビュジエ展のチケット。この絵は前に西洋美術館でル・コルビュジエ展やったときに見た。右はこのあと急遽出かけた西洋美術館の常設展チケット。
美術館のポスター。来月のルドン展も見たい。その反対側には旧新橋停車場の建物。鉄道博物館になっているようだけど、ここはまた今度来よう。
パナソニック本社内は基本撮影禁止みたいで(1階入口のポスターと汐留美術館の看板を撮ろうとしたら、だめと言われた)、美術館入口のこのポスターだけが唯一撮影できた。美術館内部ももちろん禁止。
というわけで、写真は全然ないのだけど、展示は大変充実していました。西洋美術館のル・コルビュジエ展は美術館が世界遺産になったのを記念しての展示で、前期の作品が多かったようですが、今回のは後期が中心で、絵画だけでなくタペスリーや写真、映像など、多岐にわたります。西洋美術館の方では出てこなかった、映画になったアイリーン・グレイのことも、こちらでは少し書かれています。また、映画ではル・コルビュジエは海パン一丁でメガネかけたおっさんだったけど、この展示では海との関連も多い。77歳で、海水浴中に死んだというのもなんとも。集めた貝殻も展示されてました。
そして、驚いたのは、いまはなき東急文化会館の渋谷パンテオンの緞帳をデザインしていたこと。現物はもうないのだろうけど、写真を見て感無量でした。
というわけで、大変満足できる展示でしたが、美術館がとにかく狭い。土日祝日は予約制なのは当然、というか、そんなに混んでないのに人がいっぱいで歩くのも大変。遠くから眺めるとか無理。ルドン展とか、どうなってしまうのだろう。
この美術館はルオーの作品を多数所蔵しているようで、そのうちの4枚がルオーの部屋に展示されていました。
パナソニックって、最近、落ち目な雰囲気だけど、美術館やっていけるのかな?
というわけで、1時半くらいに入り、3時すぎに出て(狭いので、3周したけどそれでもこの時間)、試写で何度も通ったヤクルトホールとスペースFS汐留を見に行きます。どちらも閉館したのはネットで調べてわかっていました。
かなり昔から来ていたヤクルトホール。入口のところにある噴水も枯れていた。
そして、試写でひんぱんに通っていたスペースFS汐留(旧・徳間ホール)の入口の階段。
この階段のわきに地下へ行く階段があります。ここで試写を見たあとは必ずその階段を降りて汐留シオサイトに入り、マックとかファストフード店でお昼、というのがいつものコースだったので、昨日も遅いお昼を、と思って下に降りました。
降りたところにル・コルビュジエ展の大きな看板。
降りてみてびっくり。マックとか店が全然ない。人も少ない。この広場の手前にテーブルや椅子がいくつもあって、かつては人が何人もいたのに、1人しかいなかった。
もしかして、このあたりはさびれているのだろうか、と思い、帰ってからネットで調べたら、カレッタ汐留は枯れた汐留と言われるくらい、新橋・汐留界隈は衰退しているらしい。都心を離れて9年半、知らぬ間に浦島太郎になっていた。
以前ならここから銀座方面に歩き、店をのぞいたりしながら八重洲の方まで行くのに、最近は銀座が落ち着かない街になってしまい、店も面白くないので、とりあえず上野へ行って遅いお昼を、と思い、新橋駅へ。が、ここも以前より人が少ない。3時半頃とはいえ、前は人でごった返していたよね?
そして上野東京ラインに乗ったとき、どうせ上野行くならル・コルビュジエ設計の西洋美術館を見てこよう、と思いました。常設展で新しい展示をやっているようだし、4時に入れば閉館の5時半まで90分あるので、時間は十分。
ということで、次は上野の西洋美術館です。