2024年8月31日土曜日

パンダ返還とモノレール解体

 今日夕方、スーパー2軒に寄ったら、どちらも5キロのコメがあった。片方は新潟のブレンド米で税込み2400円くらい、もう片方は千葉県産の新米で、コシヒカリとふさおとめ。ふさおとめは税込み3022円、コシヒカリはそれより200円ほど高かったが、どちらも無洗米で新米だから、思わずふさおとめを購入。まだ食べ始めたばかりの2キロのソフトブラン玄米は白米に混ぜて食べよう。(やっぱり、白米が恋しかったのよ)

さて、昨日は上野動物園に行ったのだけど、リーリー、シンシン、シャオシャオは健康管理とかで非公開。レイレイしか見られなかったのだが、なんと、昨日、リーリーとシンシンの中国返還が発表されたのだと!

さっきニュースをチェックして初めて知った。実は今年の春頃からパンダに対する興味が低くなっていて、あまり見に行かなくなっていた。シャオシャオとレイレイはあと半年くらいで返還されるのではないかと思っていたけれど、リーリーとシンシンはまだ契約が1年半もあるので、当分大丈夫、今は暑いので室内観覧だけど、涼しくなったら外リーリー、外シンシンに会いに行こう、と気楽に考えていた。

公開最終日は9月28日とのことなので、もう外のリーリーとシンシンは見られそうにない。

今日は返還発表の翌日ということで、80分待ちだったらしい。

返還の理由は、リーリーとシンシンがしばらく前から高血圧で、早めに返還して専門家がいて設備の整った中国で治療した方がいいという判断らしい。神戸のタンタンがコロナで返還できなくなり、その後、病状悪化となったことを考えると、早めの返還はやむを得ないのかな、と思う。

でも、まだ深刻な症状というわけではなさそうなのに、なんで今、という思いは多くの人の心にあるだろう。

そこで思いつくのが、上野動物園のモノレール解体がすでに始まっていることだ。東園のさるやまキッチン隣の駅はすでに解体が始まっている。


ここからモノレールが西園へ伸びているのだが、この写真のモノレールのすぐ下がパンダのもり。



パンダのもりができたとき、モノレールは老朽化ですでに動いていなかった。モノレールが動いていた頃はこのあたりはその騒音がけっこうあったのだ。

パンダは音に敏感なので、モノレールの解体が始まったらパンダたちはどうなるのだろう、という話はファンの間には出ていた。

私はシャオシャオとレイレイがまず返還され、それからリーリーとシンシンが返還されて、パンダのもりにパンダが一時的にいなくなったときに解体するのだろうと思っていたが、今年、解体が始まることになったと聞いたときは、パンダがいる状態で工事をするのだろうかといぶかった。東園のシャンシャンがいたパンダ舎に移すのかと思ったら、あそこはもう解体予定で、すでに使えない状態らしい。

高血圧のリーリーとシンシンにはモノレール解体の騒音は相当なストレスで、病状悪化は避けられないだろう。

モノレール解体をもう少し先送りできなかったのか? 東園のパンダ舎を活用することはできなかったのか? そのことは解体が決まったときから思っていたけれど、動物園側は都の決定に従うしかないわけで。

いつまたコロナのときのように返還できなくなるかわからないから、というのもあるかもしれない。

モノレール解体は夜間に行われるのだと思うが、シャオシャオとレイレイもストレスだろう。シャオシャオとレイレイも年内に返還のような話が進んでいるのかもしれないが。

解体後は新たなモノレールを作り、西園の駅はパンダのもりから離れたところにする、というが、私はモノレール建設には反対だという意見を動物園のアンケートで送ったことがある。上野動物園のモノレールには古い歴史があるのはわかっているが、モノレールは動物にとってはストレスだろうと思うからだ。

追記 シャオシャオとレイレイの返還が2026年2月20日とちらっと書いてあったニュースがあったのだけど、あれ、これはリーリーとシンシンの契約終了の日では?と思ったが、リーリー、シンシンを返還することになったので、かわりにシャオシャオ、レイレイをこの日まで上野に置くと決めたのかもしれない。4歳と8か月くらいだからぎりぎり大丈夫かな、というところかな。パンダに関しては一般人だけど一般人とは違う特別な立場の人たちがいるようで、どうもその辺がいやな感じがして、だんだんパンダ熱が冷めてしまったのだ。

雨の日の上野動物園と西洋美術館

 ピエール・ボナールのリトグラフが9月1日までの展示で、そのあと常設展が一時的にお休みになるので、台風接近の雨の日に上野へ。もっとも雨が降っている時間はあまりなかった。台風も関東に来る前に熱帯低気圧になりそう。

上野動物園はすいているだろう、パンダ見放題、と思ったら、公開はレイレイのみになっていた。





レイレイは待ち時間10分だったけれどこの状態。私以外の人は写真を撮ることもしないので、みんな何度も並んで見ていてこの状態なのだなと思った。


小獣館へ。すいているのでマヌルネコもゆったり見られます。子ども2頭と母親。




こちらは1頭だけの部屋。全然人がいない。なんで誰も来ないの?という感じでこっちを見ていたマヌルネコだけど、私が近寄ったら動き出した。


地下にもいるマヌルネコだけど、こちらは暗くて写真が撮れない。


ハシビロコウは3羽目撃。2枚目と3枚目の写真は同じ個体を別方向から撮ったもの。





フラミンゴの子どもがいた。


さるやまキッチンで遅い昼食。豚バラの炙り丼。おいしそうに見えないけど、おいしかったです。野菜がのってるのもいい。


4時半頃に西洋美術館へ。この日は午後8時まで開館。


今回は絵画よりル・コルビジュエ設計の本館の建築を撮影。




新館のリトグラフ展。ポーの「大鴉」の挿絵のリトグラフと、ボナールのリトグラフ。



このリトグラフと、新館1階に展示されているボナールの絵は絵葉書を売っていたので、買いました。



ボナールの絵のウサギがかわいい。


もうひとまわりして、本館の建築を撮影。






新館のモネの部屋の「睡蓮」。10月にモネ展があるので、この「睡蓮」もそっちにまわるから常設展ではしばらく見られなくなると思う。


新館1階のカミーユ・クローデルの彫刻。左側の絵はハマスホイ。


ソフトブラン玄米を食べ始めましたが、白米とはやはり勝手が違うので戸惑っています。そんなわけで、白米のお弁当とか、豚バラ炙り丼とか食べてしまう。

最近は秋田県などのコメどころもコメ不足だそうで、他県ナンバーの車が来て大量に買って行ったせいなのだそう。もう日本全国コメ不足です。

2024年8月29日木曜日

「画家ボナール」&「花嫁はどこへ?」

 試写で見せていただいた2本、「画家ボナール ピエールとマルト」と「花嫁はどこへ?」。


「画家ボナール」はフランスの画家ピエール・ボナールと妻マルトの伝記で、ボナールは「ボレロ 永遠の旋律」のラヴェルとも親交があったので、まさに同じ時代。「ボレロ」はいろいろ斬新なところもあるけれど、全体としては消化不良だったのに対し、こちらはオーソドックスな作りで、脚本もうまい。

ボナールはマルトと長年、内縁関係にあり、その後、正式に結婚もするのだけれど、マルトがいないと創作ができないにもかかわらず、他の女性と恋愛関係を続ける。マルトはミューズとしてキープしておいて、恋愛は他の女性と、という感じ。当然、マルトの気持ちは穏やかでない。

前半はパリの女王と呼ばれたピアニスト、ミシアとマルトの対立が描かれる。ミシアは当時の芸術家、音楽家、作家などと広いつきあいがあり、結婚離婚を繰り返した女性だが、現実のミシアは映画に描かれたようなボナールとの深い関係はなかったみたいで、彼女の夫の名前も架空になっていることから、ミシアをモデルにした女性ということだろう。

優れたピアニストでありながら、ピアニストとして生きず、男関係に生きているミシアを、マルトが批判するシーンが圧巻で、ここは前半の見せ場。後半、マルト自身が絵を描き始め、個展も開くようになることにつながる。

後半はボナールが美術学校の生徒ルネを愛人にし、彼女との結婚も考えるが、やはりマルトがいないと創作ができないと悟って彼女のもとを去り、マルトと正式に結婚するが、そのとき、というところでドラマが急展開。そして時代は飛んで晩年のボナール夫妻となるが、この最後の部分も見ごたえがある。夫妻の友人だったモネがマルトに言った言葉が伏線回収になっているが、ピエールはその意味を理解できない。

ボナール夫妻が住む田舎の風景が美しい。印象派の絵画、特にモネの絵のようだ。西洋美術館で見たボナールの絵やリトグラフの世界とはだいぶ違う映像なのだけれど。

ボナールの絵は西洋美術館の常設展に1枚展示されていて、さらに9月1日まではリトグラフが常設展の中で展示されている。台風だけど、リトグラフをもう一度見たい。

9月1日までのリトグラフ展のボナールのコーナー。



「花嫁はどこへ?」はインド映画で、同じ列車に乗った2人の花嫁が同じ衣装とベールだったので、取り違えられてしまう話。

2組のカップルのうち、片方は貧乏だけど愛し合って結婚した夫婦、もう片方は男が金目当てで、花嫁はいやいやながら結婚させられた。しかも、男は前の妻を殺した疑いがある。

貧乏な方の花嫁は貧しいがたくましく生きる人たちに助けられ、特に屋台のおばさんからは女も自立して生きることの大切さを教わる。

もう一方の花嫁は学があり、自立した女性で、大学に進学して農業を学ぼうとしていたが、母親から結婚を強制される。間違えて別の花婿の実家へ行ったのをチャンスに夫から逃れようとする。また、周囲の人々とも親しくなり、花婿が行方不明の花嫁を深く愛していることを知って、なんとかしてあげたいと思う。

そこに自分の利益しか考えない警察や政治家がからみ、2人の花嫁をめぐる人間模様がコミカルに描かれている。大学進学をめざす花嫁が村の若い女性に画才があることを知り、その才能を役立てるようにさせたりと、片方の花嫁は屋台のおばさんから自立した女性になることを促され、もう片方の花嫁は逆に村の女性の才能を生かさせる、という具合に、2人の花嫁を通して女性の変化成長を促す感じになっている。

インド映画としては短い2時間ほどの作品だけど、全体にのんびりしていて間延びするところもあるが、後半はドラマが急展開して面白くなり、最後は気持ちよく終わる。

2024年8月27日火曜日

1週間ぶりにコメ売り場のコメを見た

 今日、業務スーパーへ行ったら、コメがあった。

最後に普通のコメが売っているのを見たのがちょうど1週間前の業務スーパー。そのあとはどこへ行ってももち米がちょっとあるだけ。玄米すらない。業務スーパーも翌日からはなし。で、先日、別のスーパーでソフトブラン玄米なるものがあったので買ってきて、これで9月中旬まで持つから大丈夫かな、と。

今日の業務スーパーは午後3時過ぎに行ったのだけど、5キロのコメが10袋くらいあり、新米もあった。他のスーパーは見てないのでわからないけれど、お盆の時期の買い占めが終わって、だんだん出てくるような気がする。

値段は税込みだとどれも3000円はする感じ。税抜き2880円とかそのくらい。1キロ600円か。ソフトブラン玄米がまだ封も切っていないので、買わなかったけれど、午後3時くらいというのは業務スーパーが一番すいている時間帯なので、このあと売り切れてしまうだろう。

それより、前回買っておいしかったフランクフルトがなかったのが残念。

首都圏と北海道の業務スーパーは来月と再来月が1000円以上買うと100円引きクーポン券を配っているので、来月と再来月にばっちり買い物をする予定です。

2024年8月25日日曜日

玄米2キロをゲット

コメがいよいよなくなってきたので、パンと麺類以外でコメのかわりに主食になるもの、というテーマで書こうと思っていたのですが、なんと、今日の夕方、近所のスーパーで玄米を売っていた。1袋2キロです。もちろん1人1袋までしか買えません。


普通の玄米ではなく、無洗米と同じく洗わずにそのまま炊けるタイプ。お値段、なんと、1250円(税抜き)。白米2キロより安いかも。

しかし、ネットで検索すると、これ、2000円くらいするのですね。たくさん買うと安くなるところもありますが、アマゾンではすでに売り切れ。

味はわかりませんが、白米よりヘルシーなのは確か。仕入れてくれたスーパーさんに感謝。

ちなみに、パンと麺類以外でコメのかわりの主食になるもの。

サツマイモやジャガイモ。スピルバーグの映画「太陽の帝国」で、日本軍捕虜収容所の人たちがサツマイモを食べていましたが、戦争中、日本本土でもサツマイモを食べていたようです。また、ジャガイモはかつてはヨーロッパの貧しい人々の主食でした。

餃子。中国では餃子は主食だそうです。ただし、中国の餃子は皮がもちもちして腹持ちもするよう。でも、日本の餃子もけっこう主食になると思います。

豆腐。木綿豆腐1丁まるごと食べるとかなりおなかがいっぱいになります。

さて、今日は日曜日なので、例によって中山競馬場で避暑。


中山もいよいよ9月からレースが始まるので、競馬場は準備万端。レースが始まると入場料を払わねばならず、今は無料の指定席にも上がれません。指定席からの眺めも見られなくなるから涼しい屋内ではなく、ここで見たいと思いましたが、やっぱり暑いので中に入ってしまいました。






札幌のメインレースで複勝4頭買ったけど、最高は4着で、全部はずれ。最近4着が多いので悔しい。

そして、札幌では土日にワールド・オールスター・ジョッキーというレースが行われていました。JRA所属の騎手と、海外の騎手&地方競馬の騎手が2チームに分かれて4レースを競います。日曜は第3戦と第4戦が行われ、チームはJRAが勝利、個人は以下のとおり。中山競馬場のフードコートのモニターを写したものです。





武豊、第4戦勝てば1位だったのだけど、最後、モレイラが急追して勝利。3位の坂井は第3戦でスタート直後に落馬。ドキッとしましたが、すぐに立ち上がり、そのあとのレースにも出ていました。

今日は新潟の最終レースが雷で中止というハプニングもありました。

追記

新潟は午前中に女性騎手ワンツーがあり、しかもどちらも人気薄の馬だったので、払戻金がえらい金額になったそうです。帰ってからニュースを見て、初めて知りました。

2024年8月24日土曜日

コメ不足なら炭水化物ダイエット

 いやあ、ほんと、コメないですね。近隣のスーパーなど10軒くらい見ましたが、ないです。それどころか、パックご飯まで品薄でした。

その一方で、お弁当やおにぎりといったごはんものは普通に売っている。外食産業もごはんがないなんてことはない。1日1食ご飯でよければこの辺を利用すればいいけど、お弁当やおにぎり、売れるからあまり値引きしなくなっています。夜に行くともうない。

驚いたのは、いつも行くコインランドリーの近くのお米屋さんがシャッター閉めていたこと。お米屋さんもコメがあまり入らず、お得意さんにしか売らなくなっているのでしょう。

お盆の前もなんとなく品薄なのはわかっていたけれど、それでも全然ないなんてことはなかった。が、その後、南海トラフだ地震だ台風だでお盆週間に買いだめが始まり、ニュースで取り上げてさらに買いだめが、って感じでしょうね。うちの方はお盆の週の後半にはほとんどの店でなくなっていたようです。コメ売り場自体がなくなっている店もあるので、まったく入る可能性なしってことでしょう。首都圏だけかと思っていたら、北海道のブログの人がやはりコメが全然ないと書いていました。ニュースのコメントを見ると、どこそこにはあった、などと書いてあるのですが、うちの方のまるっきりない、パックご飯さえ品薄、というのを見ると、どこそこにあるなんて書く頃にはもうなくなっているだろうと思います。

今のところ、麺類やパンは普通にあるので、主食に困るということはないのですが、麺類やパンは太る。コメがないならいっそ、麺類やパンも控えめにして、炭水化物ダイエットがよいんじゃね?と思い始めました。おなかがすく分、肉を食べる。おにぎりと肉を買ってきて食べるのがよさそう。お弁当は太ります。

というわけで、昨日は、社会問題をファッション的にお気楽に散りばめた「本心」を返しに図書館へ。この本、ほんと頭に来たので、借りたばかりだったけど、さっさと返しに行きました。そして、かわりに借りたのがこれ。


「ウィキッド」は前から読みたかったけれど、ミュージカルが映画化されて文庫版も出ていたので、いよいよ読まねば、と。この図書館にはまだ文庫は入ってません。

「白い恐怖」はヒッチコックの映画の原作ですが、映画とはだいぶ違う話らしいので楽しみ。

コメ不足ですが、買いだめした人の中にはメルカリに出している人もいるようですが、メルカリで食料品を買うのって、不安じゃない? 単に買いだめした人は、まわりが新米を食べているときに古米を食べ続けるのだと思うと、ニヤリとしてしまいます。