アニメ見に行くのは久しぶり、というか、ドリームワークスのアニメはほんとに久しぶり、の「野生の島のロズ」。
なんとなく興味はあったのだが、わざわざ見に行くほどのものではないかな、どうせ字幕は日本橋まで行かないと見れないだろうし、と思っていたら、徒歩35分のUC松戸で字幕をやる。時間も夕方で自分的にはちょうどいい。
ちなみに、近隣では柏の葉でも字幕やるようで、うちの近辺、文化度上がったのか?と思ったけど、ディズニーだとこうはいかないかもしれない。
で、こちらも久々のUC松戸。なんかすごい惹句が。これ、あっちこっちで地名入れてるんだろうね。
エレベーターがロズです。
そして、「野生の島のロズ」。平日なのであまり入ってません。お客さんはぼっちばかりで、シニアとか年齢高め(しかもほとんど男性)。今、シニアの見る映画やってないのだろうか?
映画の方は、無人島に流れ着いたアシストロボットがキツネの助けを借りながらガンのひなを育てているうちに母親の感情を持ってしまう、という内容で、このアシストロボットが5人家族に1台とか宣伝されているものなので召使ロボットだろうと思うのだけど、声の出演が黒人のルビタ・ニョンゴって、ポリコレ的に問題ないのか???と思ってしまった。
黒人女性が召使のような役って、批判されてるのだよね。
まあ、このロズというロボットは野生の島で動物たちに「召使になりまーす」と言っても恐れられ、召使ロボットにはならず、卵からかえったひなが初めて見る相手を親と思う、ということで、ガンのひなの母親になってしまう、ということで、後半は母子の愛情がメイン。
あちらでの評判はかなりよくて、アカデミー賞の候補にもなっているけれど、設定もストーリーもテーマもキャラクターデザインも既視感のあるものばかりで、新しさに欠ける。おまけにエピソードのつながりがイマイチで、脚本があまりうまくない。よいのはやはり映像で、これは見ごたえある。
で、後半は、厳しい冬になり、それまでは弱肉強食だった動物たちが協力するとか、旅立っていったガンの子どもとロズの愛とか、ありきたりではあるが観客の心に訴える要素が満載なので、一応、感動はできる。動物たちの描写とか偽善的とは思っても、そこは目をつぶろう。
この映画には人間は1人も出てこない。ロズと同じロボットたちが後半登場し、ロボット対野生の動物たち、みたいな構図になる。ロボットを作って操っているのは人間なのだと思うが、人間はまったくいない。本来なら人間がなるべき悪役がロボットになっているのだが、この悪役のロボットが最初に紹介された5人家族に1台の召使ロボットとは全然違うのでとまどう。ロズの設定が途中で変わってしまったように見えるのだ。
このあたりを含めた脚本の練り不足みたいなのと、既視感バリバリの設定やらなにやらを見て、やっぱりわざわざ見に行くほどではなかったなあ、と思ってしまった。もちろん、そういうことが気にならない人には感動できる映画だと思うけど。
ロビーにあった「ジャングル大帝」のポスター。
これ、私が小学生のときに映画館で見た映画のリバイバル上映。たしか、テレビ放映されたものをグレードアップさせた作品だったと思う。今回は手塚治虫に関するドキュメンタリー映像も同時上映されるよう。
このアニメ、初公開時は怪獣映画の「サンダ対ガイラ」と二本立てだったんだけど、この「サンダ対ガイラ」、今だったら子どもには見せられない残酷シーンがあったのだが。
ショッピングセンターは閉店した店が多くてびっくりした。大丈夫なのか、ここ?