久しぶりに食べたモスのホットドッグの劣化がはなはだしいので、もうモスには二度と行かないと思っている私です。
前回、半年ぶりくらいでモスに行ったと書きましたが、なんで半年も行かなかったのか。
それは、今住んでいる地域にモスがないからです。
電車で出かけた先にモスがあれば入るかもしれない、という状態で、しかも、ホットドッグを扱っていないモスも多いのです。
文京区から郊外に引っ越して、一番失った店が実はモスだったかもしれない。
文京区の私が住んでいた地域では当初、モスは白山下にありました。白山上にマックがあって、下にモス。しかし、このモスは2000年代前半になくなってしまったはず。
かわりにできたのが千駄木のモスで、ここは非常によく利用してました。ホットドッグを一番食べたモスだと思う。去年も確か、ここでホットドッグを食べた。
このモスで撮った、スパカツバーガーの写真。2012年。なつかしいなあ。このブログの2012年の記事にアップした写真です。
スパカツというのは、釧路の泉屋の名物スパゲッティで、私は食べたことないけど、日本製紙クレインズの応援で釧路に行ったとき、泉屋にもよく行きました。その近くにモスもあって、ここもよく利用しましたが、そのモスは火事で焼けてしまいました。その後、日本製紙は釧路から撤退してクレインズはヤバイ状態になり、また、泉屋は新しくできた建物に入って、おしゃれな店になったみたいです。
千駄木のモスにはモスの歴史を書いた本が置いてあって、興味深く読みましたが、特にモスがマックに勝った日というのが面白かった。
モスの1号店は成増の駅前の八百屋さんの倉庫を借りて開店し、地域の人たちに助けられて軌道に乗ったのですが、やがて成増の駅前にマックができることに。カウンター席しかないモスに対し、マックは2階に客席がある大きな建物、しかもポテトの無料券を配っている。
これはもうだめだ、と、モス側が悲観したけれど、マック開店当日、なぜかお客さんがモスにたくさん来る。常連さんがみんな来て、「マックに負けるな」と言い、それだけでなく、常連さんが駅前に立って、マックへ行く客に「こっちの方がおいしいですよ」とモスに誘導。モスのハンバーガーを買った人たちがマックでドリンクを買ってマックの2階で食べるので、マックのゴミ箱の中がモスの紙包みでいっぱいだったという。
そんなわけで、文京区にいた頃は、モスはとても好きなバーガー店でした。
でも、確かに、今の郊外に引っ越して、モスと縁遠くなったのは事実。
去年は横浜と柏でホットドッグを食べたなあ。たまたま行ったところにモスがないと食べないという具合になってしまったのだ。
これまでの自分の複数のブログを検索して、モスは店によって商品の出来が違う、みたいなことを書いている記事もあったけれど、ホットドッグに関しては、店による違いはなかったと思う。
思い入れのあったモスだけど、やっぱり郊外への引越しで、過去の思い出になっていったようです。
そうそう、地域猫のいた谷中の近く、日暮里駅前にもモスがあって、そこもよく利用してました。地域猫が逝ってしまったので、そこも行かなくなってしまった。