千駄木駅から白山神社までの旅で、ひとつ、間違えたことがあった。
2棟建ての古い鉄筋コンクリートマンションが1棟になり、間にあったボイラーもなくなっていたと書いたけれど、実はそのマンションの前から左に折れた道を進み、さらにその先の路地を進んで、22年間住んだアパートに帰っていったのだった。
それをすっかり忘れていて、別の経路というか、そっちもそれなりに親しんだ経路だったんだけど、そっちを通ってアパートの近くへ行ったのだった。
で、グーグルストリートビューで、そのマンションの前からの経路をたどってみた。
その経路だと、途中で左右に古い木造アパートがあり、その間の道が生活道路になっていて、そこを通るのだが、ストリートビューで見たら、そこはすっかり新しい家が立ち並ぶ地域になっていた。
文京区に30年住んだとはいっても、この地区に住んだのは22年であり、その後の8年間はこの地区に来ることはそれほど多くはなかったので、この変化は8年間+郊外へ引っ越した9年間=17年間の変化ということになる。
で、ストリートビューでさらにそこから住んでいたアパートの近くまでをたどっていったら、なんと、廃業した銭湯が。
この画像の直前と直後は、現在の戸建てになっている。これだけ、過去の画像。2015年5月とあるので、私が郊外に引っ越す数か月前。
引っ越す直前に銭湯の写真も撮ったと思うけれど、これはまさに私にとっての文京区の静止した時間がグーグルマップに残っていたことがわかった瞬間であった。