2020年6月27日土曜日

「ペイン・アンド・グローリー」&「もののけ姫」

見た日も場所も違うけれど、最近見た2本。


新作も少なく、旧作ばかり上映しているシネコン。客が入るのはやはり寅さんとジブリなのか、TOHOシネマズは東宝なのに寅さんを次々と上映している。そして、金曜からはジブリのアニメ4本があちこちのシネコンでスタート。

「もののけ姫」は実は見逃していた。
日劇ラストショウの最終日に上映されたが、アクセスしたらもう最前列の端の方しかなく、断念。まさか新しいシネコンのスクリーンで見られるとは。
この映画、いろいろな映画に影響を与えていることがよくわかる。「アバター」もそうだし、「アナ雪2」の結末はこのパクリだったのか。
そして、新海誠への影響の大きさ。「星を追う子ども」は新海の「もののけ姫」だったのか。あれは失敗作だったけど。そして、「君の名は。」で、新海の世界に「もののけ姫」の要素を取り入れた。クライマックスで呼び合う主人公男女は、同じく名前を呼び合う瀧と三葉のようだし、空に浮かぶ月の絵がまたそっくり。それ以外にもなにかいろいろ連想するところがあった(口噛み酒みたいなシーンもあった)。

「ペイン・アンド・グローリー」はあんまり期待していなかったのだけど、とても面白かった。アルモドバルの映画はどこか暗いところがあるのだけど、この映画はすべてが明るい方に向かっていく感じで、気持ちよく見れる。
最後、回想シーンが実は主人公が撮る映画のシーンだったとわかるところがいい。
30年前に仲たがいした俳優との再会、その俳優が監督の書いた芝居を気に入って演じると、その芝居の元になったことを知っている人が現れ、と、アルモドバルは相変わらずうまいストーリーテラーだ。ただ、描かれている世界はあまりにもコロナ以前の世界で、もう以前のような目では見られない自分を感じる。

2020年6月26日金曜日

上野動物園のジャカランダの花

上野動物園のアイアイの森という建物のそばにあるジャカランダの花が咲いたと公式に書いてあったので、それを見るのを目的の1つにしていました。

現在は上野駅に近い表門からしか入れません。入ってすぐパンダを見ることになっていて、撮影は禁止。パンダ舎を出ると、次はだいたいカワウソを見ます。

それからトラ。

ゴリラの子供がまた生まれたよう。

そして猿山。

そこからいそっぷ橋を渡って西園へ。人気の鳥。

キリンの子供がいた。


池にかかる橋を渡ってアイアイの森の方へ。蓮が咲いていた。

ジャカランダの木。真ん中あたりに紫の花が見える。

さっきの蓮もそうだけど、雨滴がついている。




ジャカランダの花が咲いたのは4年ぶりとのこと。南米の木で、「テロリストのダンス」に出てきたので、ぜひ見たかった。

西園はアイアイの森や小獣館、爬虫類館など、建物が多いけれど、閉鎖中なので残念。
閉園は4時と短い。閉園時間が近づいたので、東園に戻る。プレーリードッグも子供がいた。


上野動物園、建物全部見られないとなって、ここは実は建物内の動物が多いことに気づいた。出口のそばの鳥も見られない。

帰りに谷中に寄る。ねじ花。

みごとなユリ。

2020年6月25日木曜日

かなりがっかり上野動物園

整理券持って上野動物園行ってまいりましたが、かなーり、かなーり、いや、ものすごーく、がっかり。

何ががっかりかって、まず入るとき。
先日の葛西臨海水族園では、身分証は上野動物園の年間パスポートでOKでした。
なので、当然、上野動物園もOKと思い、出したら、係員が、これはだめだ、と。
そして、今回は特別に入れてやるが、次からはもっとちゃんとしたものを持ってこい、と、なんかえらそう。
年間パスポートは健康保険証などの身分証明書を出し、記名し、写真も貼って作るものだから、上野かいわいの美術館でも身分証として使えたことがある。
だいたい、上野動物園の整理券、身分証についてはパスポートか運転免許証か学生証か、写真のついたものとか、かなりアバウトにしか書いてない(マイナンバーカードは書いてなかった)。
それを、なにをえらそうに、おまえ、どうせただの警備会社社員だろ?と思ったが、黙ってそのまま入った。

そして、どうもこのえらそうな感じ、既視感があるなあ、と思ったら、思い出してしまったですよ、パンダ観覧が整理券から並んだ順になって、整理券のときのスタッフはとても感じがよかったのに、並んだ順になったらそれまでとは全く別のスタッフになり、態度がえらそうで居丈高で、まあ、客にもモラルのない迷惑な人がけっこういるんだけど、それに加えて、このえらそうな、たぶん警備会社の若い男たちなんだろうけど、まあ、とにかく感じ悪くて、パンダ見て癒されたいのが逆にストレスだから、並ぶ順になってからはめっきりパンダを見に行かなくなったのです。
実際、並ぶ順になってから上野動物園自体も嫌いになってしまった時期がありました。
それでも、パンダ見なければ無事だったので、いやなことも忘れてしまっていたのだなあ。それを今日思い出してしまい、かなーり落ち込みました。

で、次のがっかりはパンダ。入るとすぐにパンダが見られるのだけど、シンシンは後ろを向いて食事中。シャンシャンは櫓で寝ていて、背中の一部分しか見えない。リーリーは奥の方をうろうろしていて、顔は見られた。
シャンシャンは思ったほど大きくないように見えたけど、ほんとに背中の一部しか見えなくて、かなりがっかり。寝ているのはしかたないとして、もっと姿を見たかった。

そして、がっかりのとどめを刺してくれたのが、爬虫類館とか小獣館とかアイアイの森とかいった、建物の中に収容されている動物がまったく見られないこと。建物はどこも中に入れないのです。
パンダよりマヌルネコに会いたかったのに。
外の動物も、屋根のあるところは立ち入り禁止になっていました。つまり、見られる動物が非常に少ないのです。しかも、2時すぎるとしまわれてしまう動物も多い。整理券は平日でも午前中は入手困難なので、午後の整理券にすると、動物がどんどんしまわれてしまうという。

園内はとてもすいているので、見られる動物はじっくり見られます(パンダ以外)。パンダも、去年の6月くらいから前の列が小学生以下の子供とつきそいの大人、後ろの列がそれ以外の人になってしまい、小学生高学年だともう大人と同じ背丈で、なおかつ、1人の子供に何人もの大人がついてくるので、後ろの列の人は長時間並んで、中に入ってもパンダが見えないとか不評でしたが(私はこの時期は一度も行ってない)、今は全員、前の列で見られるので、それだけはよいと思います。

あと、私は買い物はしないので別にいいんだけど、グッズ売り場が入場制限で、待機列がすごく伸びていて、しかも密。水族園のグッズ売り場は入場制限してなくて、中がちょっと密だったけど、上野は中に入れる人数がものすごく少なくて、外に長い列ができてます(ポケモンセンターのようだ)。

ほとんど屋内の水族園を先に見たので、上野はなんで建物全部閉めてるのかちょっと理解に苦しむ。空調悪いのだろうか。小獣館のあたりで工事してたので、空調工事してるのかもしれないけど。

もうちょっとたてばもっといろいろ見られるようになるのかもしれないけど、いろいろがっかりな上野動物園でした。水族園がよかっただけにね。

というわけで、写真はまたのちほど。

2020年6月23日火曜日

葛西臨海水族園再開

今日、23日は上野動物園と葛西臨海水族園が再開。
上野動物園は初日は避けて申し込んだので、まだこれから。
で、葛西臨海水族園の整理券はどのくらい申し込まれているのかな、と、今日の午前0時すぎにアクセスしてみたら、平日は一日中余裕ありすぎ。初日の今日ですら全然余裕。
じゃあ、行こうか、と、突然の訪問。
ここはできたばかりの頃に2回行って、その後はまったく行っていない。葛西臨海公園は何度も行ったけど、元日ばかりだったから開いていなかった。
水族館自体、ずいぶん久しぶり。というか、今は人気の水族館があっちこっちにあるので、葛西臨海水族園は人気がなくなっているのかもしれない。

ということで、整理券持って出かけました。

ガラスのドームのまわりが池になっている。








マグロIMAX。

餌が降ってきた。

ペンギンがいっぱい。

大きなペンギンがやってきた。

ひと泳ぎして。

また戻る。

向こうに仲間がいる。

水に飛び込もうとする。

動画から切り取った写真。飛び込む瞬間。

ペンギンの場所からの眺め。






今年の元日には覆いがかかって見えなかったシンデレラ城。きれいになっている。

念願の観覧車に乗る。水族園のチケット見せると1割引き。

東京五輪のために作られた。

観覧車の影が落ちている。

水族園はすいていてゆっくり見られたけど、テレビの撮影が来ていて、写真撮っていたら取材を申し込まれた。テレビに映りたくないのでお断りしたけど、開園を待ちかねた人に取材したかったらしい。私は整理券余りまくりだから来てみただけなんで、ご期待には沿えないのでした。

2020年6月19日金曜日

西洋美術館再開

18日木曜日から西洋美術館が再開。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は完全予約制だけど、常設展は予約しなくていいので、早速、行ってみた。
上野駅で外に出るのは久しぶり。いつのまにか公園改札が場所が変わっていた。

改札側から見た風景。左が東京文化会館。右の木々の向こうに西洋美術館。

左右がロータリーになったようだ。こちらは改札から見て右側。左側はまだ工事中。

西洋美術館。

右側のチケット売り場で常設展のチケットを買う。ロンドン展はここでは買えない。

常設展の目玉は「中世からルネサンスの写本」。

すごく小さい紙に細かい文字や絵がある。ルーペが必要なくらい。これは唯一、本になっているもの。他はページを切り取ったもののよう。

こういった感じのがいっぱい。

常設展の初展示作品から写真の撮れたものを。今回、初展示作品がいくつもあった。常設展は上の写本展も含めて撮影OKだけど、一部、撮影禁止のもある。

マネの絵。

ダンテ・ガブリエル・ロセッティの絵。

この彫刻の部屋と、最初のロダンの部屋はとてもすいている、というか、なんでみんな彫刻を見ないのだろう。常設展は最近は夜ばかり来ていたので、昼間の明るい中庭を見たのは久しぶり。

ロンドン展の方は完全予約制でも入るまでにけっこう並ぶようだった。行列がかなり伸びていて、しかも密。ロンドン展、見たかったのに、これでは。グッズだけでも見ておこうと思ったら、グッズ売り場がまた、入るのに行列。やっぱり無理か。
常設展は会場もグッズ売り場もすいていた。

来週火曜日から上野動物園も再開で、こちらも完全予約制だけど、こっちはもう予約してある。でも、ロンドン展の行列見たら、動物園はもっと行列になりそうだなあ。

すいている常設展グッズ売り場で買った絵葉書。写本展の絵葉書がなかなかよい。会場に置いてあったチラシと入場券も一緒に。