2018年5月31日木曜日

悲報 6月5日からの上野動物園パンダ公開では

リーリーと外からのシャンシャンが自由に見られなくなる?

現在は整理券方式で見るパンダ母子観覧。でも、整理券もらえなくても大丈夫。お父さんのリーリーはいつでも自由に見られるし、そのリーリーの前から木の上のシャンシャンが見える。

が、来週、6月5日からパンダ観覧方法が変更になり、整理券方式をやめ、並んだ順に次々と中に入って見られ、並べば1日に何回も見られる方式に。

入ってみたら母子ともに爆睡中、が平常運転のパンダ母子ですが、これなら起きているときに遭遇できるチャンスが増えます。

しかし、動物園の公式サイトのお知らせを見ると、衝撃の事実が!
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=ueno&link_num=24902

観覧方法はこうなります。

もう、リーリーをいつでも自由に見られなくなるのです!
そんなあ、これまでみんなを楽しませてくれたリーリーが、並ばないと見られない。
そして、リーリーの前から見えていた木の上のシャンシャンも、もう見られなくなると思われます。
昨日は私の前にいた女性2人が「お父さんだけ見ます」と言って整理券を受け取らなかったのですが、わざわざ並んで母子を見なくてもリーリーだけ見られれば、と思っていた人も少なくないのでは?
しかし、上の図、母子とオスと書いてあって、リーリーは生みの父だけど父として認定されてないのですね(本人も自覚なし)。

というわけで、6月3日までにもう一度、リーリーを見に行きたいです(4日は休園)。

今回は秘蔵写真(?)を公開。
爆睡が平常運転のシンシンとシャンシャンに対し、あまり爆睡しているのを見たことがないリーリーの室内での爆睡シーン。

シンシン(右)とシャンシャンのツーショット。

シャンシャン。起きているときはこっちを向いてくれない。

やっと向いたけど、舌を出してあっかんべえをしてる?(そう見えるだけで、ガラスに何かが写り込んだのでしょう。)

今年8回目の上野動物園

水曜日は午後から雨予想。
そして、なぜか、いつもより早く目が覚めてしまう。
実は来週からパンダ母子観覧は並んだ順になり、並べば1日に何度見てもよくなり、また1日に見られる人の数も今の9千人から1万5千人になるのだという。
そのとき、脳裏をよぎるのは、カンカンとランランが来たときの「立ち止まらないでくださーい」
私はカンカンとランランは来日から数年たってから見たので全然すいていたが、それでも先へ行くのを促され、もっと見たければぐるっとまわってまた入るみたいな感じだったのだ。
1日に何度も見られるのはありがたいけれど、そして、天気の悪い日はそんなに大行列にはならないのだろうけれど、それでもどうなるかわからないので、今週中にもう一度、整理券のうちに見に行きたいと思っていた。

前日の感じだと、上野動物園のパンダ母子整理券は12時半くらいまではありそう。今から行けば全然余裕。
というわけで、今年8回目の上野動物園はこれまでで一番早い11時40分に到着。
整理券は午後2時10分から。
これまでは朝から雨の日に行っていたので、待っても30分かそこら、最近はすでに観覧開始の回の整理券を渡されていたので、2時間半待ちは初めてというか、時間ありすぎ。
しかし、上野動物園は今、出産ラッシュとかで、あちこちで赤ちゃんが見られる。
というわけで、2時間半、園内をうろうろ。
まずは、暑くなってきたので、涼しい写真を。

ゾウが行ったり来たりしていた。

マレーグマ。ボールの中に餌があるらしい。

ニシゴリラの家族。ちょうど母親が抱く赤ちゃんの顔が見えたところ。この直前までは赤ちゃんの顔が見えなかったが、カメラでズームして見ると手足が見えていた。が、他のお客さんたちはまったく気づかず、どんどん通りすぎてしまうので、こちら側はすいていた。ゴリラの後ろのガラス窓は人がいっぱい。

これから授乳します。


母親の後ろで餌を手に持つ。


このあと、姉が赤ちゃんを連れてあちこち移動していた。

パンダ父リーリーは今日はまったくショーマンではなく、寝てるか奥の方をうろうろ。

ジェフロイクモザルの家族。スパイダーマンのようにあちこち飛び移る。左は子供。

アビシニアコロバスの赤ちゃん。背中が白い。

正面から。3月に初めて見たときに比べて大きくなった。サルは子育てを大人みんなでやっている。人間も本来はそのはずなんだが、パンダみたいに母親だけが育児しろとか言ってるサル未満の人間もいるようだ。

パンダ観覧の2時10分が近づいたので、父リーリーの前へ行くと、木の上のシャンシャンが見える。

なぜか、この位置から見ると動いているシャンシャン。

ぐるっと反対側を向く。

リーリーとシャンシャンの父娘ツーショット(お尻ですが)。

また向きを変えたシャンシャン。


起きている、と喜んで中に入ると、母シンシンが食事中。

そして、ついさっきまで動いていたシャンシャンは爆睡中。微動だにせず。

リーリーの前を離れて列に並び、中に入るまで10分くらいだったのですが。

顔がばっちり見られただけいいか。

もう一度ニシゴリラの赤ちゃん。葉っぱを口にしている。

カンガルー。見づらいですが、手前のカンガルーのおなかの袋がふくれていて、赤ちゃんが入っているそう。

タテガミオオカミ。以前、写真をしつこく撮っていたタテガミオオカミの訃報が。ここにいるのは若いのかな?(追記 写真を撮っていたタテガミオオカミではないようです。下の写真に写っているタテガミオオカミと一緒に生まれたメスが死亡した模様。)

ペンギンのヒナ。

マヌルネコ。大きなタブレットをガラスにくっつくくらい近づけて写真を撮っている人がいたが、それやられるとほかの人が見えないのです。つか、タブレットは写真を撮るのに向かないのだが。しばらくしたら高いところに上がってくれたので、写真が撮れました。

午後はあまり人が来なかったようで、夕方まで整理券は残っていた模様。午後は雨予想でしたが、夕方まで雨は降りませんでした。

2018年5月25日金曜日

「ゲティ家の身代金」&「犬ヶ島」軽い感想

見たい映画は始まったらさっさとシネコンで見る、という習慣がついてしまったので、本日は「ゲティ家の身代金」と「犬ヶ島」のハシゴ。

主演したケヴィン・スペイシーがセクハラ問題で映画の公開が危ぶまれ、急遽、クリストファー・プラマーで撮り直して公開された「ゲティ家の身代金」。リドリー・スコットの演出はかつてのようなキレがなく、冒頭にえんえんと続く回想シーンもなんで本題に入らないのかとイライラがつのる。後半の伏線になる部分もあるのだが、それにしてもこんなに長々とやる必要あるのか?
それと、前半は犯人側も交渉側もあまりにもアホというか間抜けというか、こんなアホな連中の話をえんえんと見せられるのか、とまたしてもイライラ。
特にマーク・ウォールバーグ演じる元CIAの男、ほとんど役に立ってないんですけど。
ミシェル・ウィリアムズとプラマーの演技が救い、という映画。
プラマーの演じたドケチな大富豪ゲティは、スペイシーの方がきっと卑劣で憎々しいやつになっていたのではないかと思うのだが、プラマーだと「クリスマス・キャロル」のスクルージのように、きっと、人生のどこかで人間不信に陥り、金と物しか信じなくなったのではないか、と思わせてしまう。心底悪いやつとは思えないのである。
人質の母を演じるウィリアムズはいつもどおりうまい。彼女のリアルな演技が映画を支えている。
ウォールバーグの元CIAは本当に役に立たないやつで、「犯人は共産主義者だ、(極左過激派の)赤い旅団だ、ゲティ家は資本主義の象徴だから」と判で押したような考えで、マフィアとか他の可能性をまったく考えずにことを進めるというアホさかげん。結局、誘拐されたゲティの孫は過激派のメンバーと友人で、偽装誘拐の話があった、ということを聞き、別のグループと偽装誘拐をやっているのだろうと決めつけてしまう。犯人の方も、こんなやり方で金とれるのかよ、と思う間抜けかげん。で、最初の犯人グループがもっと頭のいい組織に人質を売って、そこでようやくアホな元CIAも偽装誘拐でないとわかって、ここでやっと話が動くというか、動いてもこの元CIAは全然役に立ってません。
人質救出よりも、ドケチな富豪と孫の母親との闘いがメインなのだろうけど、こっちもあまり対決の面白さがないし。リドリー・スコットは昔は対決の映画が得意だったのになあ。

ウェス・アンダーソンの「犬ヶ島」はストップモーション・アニメということで、セル・アニメやCGアニメとは違う面白さがあるし、いかにも欧米人の見た日本の伝統文化がそれほどいやみなく取り入れられていたり、クレジットが英語と日本語の両方で出たり、犬は英語だけど人間は自分の母語を話す(日本人は日本語、アメリカ人は英語)など、今までにないユニークさがある。ただ、日本人が日本語でせりふを言っていると、途中から英語の通訳にかわってしまうあたり、日本語のせりふはそれほど重要視されていない感じはする。日本語吹替え版も公開されているのだが、この辺はどうなっているのだろう。
物語は日本のメガ崎市の市長が、犬の伝染病を理由に犬をゴミの島に移してしまう、という話で、伝染病を治す薬を発明した科学者を暗殺してしまったりと、徹底して犬を排除しようとしている。一方、市長の養子である少年は仲のよい犬を探して島に渡り、犬たちとともに市長らと戦う。
ストーリー自体はそんなにユニークではないが、アニメの表現がいろいろ面白く、映像に盛り込まれた情報が非常に多いので、一度では全部見きれない。
それにしても、アメリカのアニメでは猫はたいてい悪役なのだが、この映画でも悪の市長側には猫がたくさん描かれていたり、猫がいたりして、やっぱり猫は悪役側のようだ。
この映画についてはRottentomatoesでは非常に評価が高いのだけれど、低い評価をしているシアトル・タイムズのモイラ・マクドナルドが「たぶん、私が猫派だから」と書いているのがわが意を得たりな感じであった。猫が悪役側って、やっぱりいやだよね。ホワイトウォッシュだという批判をしている批評家もいたが、黒い犬が洗うと白い犬に変わるとか、確かに気になる。
日本の描写も、今の日本への批判では全然なくて、紋切型の日本のようなところも多い(表現としては面白いけれど)。あと、富士山のつもりの山がディズニーランドの山にしか見えない。

「ゲティ家の身代金」にも犬が出てきたので、今日は犬映画2本でした。

2018年5月23日水曜日

彼女の猫はロシアンブルー:「2重螺旋の恋人」&「猫は抱くもの」

久々、試写2本立て。どちらも猫がらみ。しかも、ヒロインの猫はどちらもロシアンブルー?
今年は「空海」、「シェイプ・オブ・ウォーター」と、猫好きには地雷(特に後者)の映画が続き、「ウィンストン・チャーチル」では猫がひどい目にあわなくてよかった、と猫好きがつぶやく始末。
そして、フランソワ・オゾンの「2重螺旋の恋人」と犬童一心(犬なのに猫なのか)の「猫は抱くもの」も猫がらみ。

オゾンの新作はデイヴィッド・クローネンバーグのようなスリラーで、一瞬、キューブリックの「シャイニング」を思わせるシーンもある双子もの。心因性の腹痛に悩む女性が出会う双子の精神科医との三角関係を描く。双子の精神科医は非常に対照的な性格で、かたや善良、かたや冷酷。両方に惹かれるヒロインは、ということで、「ブラック・スワン」的なヒロインの妄想がいりまじる展開に。
このヒロインの飼っている猫がどうもロシアンブルーのような感じなのだ。
一方、冷酷な方の精神科医はオスの三毛猫を飼っていて、オスの三毛猫は非常にめずらしいこと、双子のうち片方がもう片方を吸収してできる、というような話をする。
この、片方が片方を吸収してしまう寄生性双子がキーポイントなのだが、これって、「ブラックジャック」のピノコでは?(これ以上のネタバレはしません。)
オゾンとしては、他の映画監督の作品にどこか似ているあたりがこれまでの作品に比べてイマイチと感じる。他の監督たちの方がこだわりを持っていたと感じるので余計にそう思う。
この映画では、猫好きには地雷の展開になりかかるが、最終的には猫は大丈夫なのでご心配なく。

「猫は抱くもの」の方は、猫たちを人間が演じるという趣向だけれど、どうもこれがあまりうまくいっていない感じだ。アニメも少し使っていて、やはり猫に演じさせるのは大変なのだということがわかる。
舞台劇のような作りになっているシーンが多いが、これもうーんそんなに、という感じ。
こちらもヒロインの猫がロシアンブルーで、若い女性にロシアンブルーが似合うのか?
男性側の人間の主役である絵を完成させない絵描きの飼っている猫は三毛猫のようで、これも「2重螺旋の恋人」と符合する(偶然だろうけど)。
ロシアンブルーが若い男性になってヒロインとからむのだけど、ここがあまり魅力がない。橋の下の捨てられた猫たちのシーンもあまり面白くない。
後半、元アイドルのヒロインと絵描きが本音をぶつけあい、やがて絵描きがヒロインのヌードを描き始めるシーンは見応えがあるが、このシーンでは猫はまったく関係なくて、猫の話と人間の話がどうもリンクしていないのだ。
ヒロインの人物造型も現代の女性の造型としてどうだろうとも思う。
いろいろ物足りない猫映画であった。

2018年5月21日月曜日

干潮の谷津干潟

先日、谷津バラ園に行った帰りに谷津干潟にも寄りましたが、満潮で鳥はほとんどいませんでした。
日曜日、ネットで潮の干満を調べたら、午後が干潮。でかけてみたら、やはり鳥が多い。
干潮だとこれだけ干上がっている。

いろいろな鳥。



鷺が飛ぶところがいくつも撮影できた。


小魚をくわえた鷺。

黒いクチバシはコサギ、黄色いクチバシはダイサギ、とのこと。


オオシマザクラのサクランボ。

獲物をとらえた鳥。

満潮のときに入ってきたアカエイがとりのこされている模様。目で確認できただけで2匹いた。


アカエイのいたところは川のようになっている。


夕暮れになると、アオサギが次々と飛んできた。合計8羽来た。