2012年3月29日木曜日

桜はまだ

本来なら今週末は桜満開で花見のはず。
 が、しかし、この寒さで桜は全然開いていません。
 うちの近所では白木蓮が満開。

 そして、しだれ桜やさまざまな花が咲く某お寺では、咲いていたのはこれだけでした。一応、桜なのかな?

 花見でにぎわう墓地の桜もまだこのとおり。

 今、この時期に、梅が満開。

 久々、太陽の光がまぶしい時間に猫の写真が撮れた。

 日差しがあるうちはジャケットを脱いでしまうほど暖かいが、日がかげると冷たい風が吹いて寒い。

 最近、というか、去年の後半あたりから、日がかげってから猫スポットに行くことが多くなったのは、人と会いたくないからなんです。日があるうちは猫の写真を撮る人も多いし(最近は土日が混んでいるせいか、平日に来る猫写真家も多い)、エサやりさんと鉢合わせもいやなので。
 今日はめずらしく強い日差しのあるうちに行きましたが、某所ではエサやりさんと猫写真家が猫をはさんで口論しているのを見てしまったり、別の場所では、知り合いのエサやりさんがあまり来れなくなって、誰かかわりにエサをやってるのだろうかと思っていたら、その新しいエサやりさん(かどうかは疑問な感じもするが、なんかすごくエラソーな2人組)と鉢合わせしてしまい、なんとなく気まずい雰囲気に。猫もその様子を感じてか、緊張してエサも食べられなくなるのがわかるので、やっぱり暗くなってからの方がいいな、とつくづく思うのでした。

2012年3月28日水曜日

ケベックのある小学校の物語

東京に帰ってきてから初の試写に。
 午後は荻上直子監督の新作「レンタネコ」。猫はかわいいんですが、話自体は別に新しくもユニークでもなく、途中で眠くなってしまいました。前作「トイレット」も面白くなかったし、最近、ボルテージが下がってる感のある荻上監督です。
 そして夜はアカデミー賞外国語映画賞候補になったカナダの「ぼくたちのムッシュ・ラザール」。カナダはケベック州がフランス語圏で、ここから多数の有名なホッケー選手が出ているのですが、フランス語の映画製作も盛んで、外国語映画賞受賞の「みなさん、さようなら。」もそうだし、昨年は「灼熱の魂」がノミネートされていました。
 「ぼくたちのムッシュ・ラザール」は、小学校の教室で女性教師が首吊り自殺し、その教師の後任としてアルジェリア難民のラザールという中年男が教師になるという話。原作は舞台劇だそうですが、「灼熱の魂」も原作は舞台劇でした。
 ラザールは実は元教師でもなく、カナダの永住権もなく、難民申請している最中なのですが、アルジェリアで教師をしていて、永住権もあると嘘をついて教師になります。そこで、女性教師自殺で心に傷を負った子供たちと向き合うのですが、ここで描かれる学校の実情というのが、けっこう日本と共通するものがある。この学校の先生たちは子供に対して、まるで腫れ物に触るように接していて、教師自殺事件についても触れないようにしています。それに対し、ラザール先生は自殺事件について子供たちが作文を書いたり、発言したりするのを積極的に受け入れます。他の先生が触らないように、触らないようにしているのに対し、ラザール先生は積極的に踏み込んでいくのです。
 この学校、というか、カナダの学校全体がそうなのかもしれませんが、学校では先生が生徒と肉体的に接触することを極力避けるようにするという方針をとっています。なので、軽くたたいたりするのはもちろんだめ、先生と生徒がハグするのもだめ。とにかく触らない、肉体的にも精神的にも。
 女性教師の自殺も、教師が生徒に同情してハグしようとしたのが原因らしい。
 欧米人というと、キスとか、肉体的な接触が日本人より盛んな気がしていましたが、この映画を見て、あちらも学校現場では触らないように触らないようにしてるのか、と驚きました。教師の自殺についても、なかったことにしようとしているあたり、日本と変わらないな、と。
 映画の中で、女子生徒が、「傷ついているのは自分たちよりも大人の方だ」というのが印象的です。
 「灼熱の魂」の主人公たちは中東出身でしたが、この映画でも生徒たちの中には南米チリ出身者もいるし、ラザール先生のようにイスラム圏出身者もいて、移民の多いカナダならではです。
 ラストはなぜか、「レンタネコ」に似ているような…。「レンタネコ」がまねしたのかどうか知りませんが、どちらもハグで、「レンタネコ」は右と左から(というより、片方がハグから逃げる)、この映画は手前と向こうから、と方向性が違ってますが。そして、そのあと、画面が真っ暗になって終わるあたりも。

 カナダ映画らしく、子供たちがホッケーするシーンも出てきました。
 ホッケーといえば、前の記事でデレクの大学のチームがフローズン・フォーに出場、と間違えて書いてしまいましたが、フローズン・フォー出場を決めるファイナルに出場が正しく、そのファイナルで敗れてしまい、今季は出場ならず、2連覇もならず、となったようです。その記事の中でも訂正を入れておきました。というわけで、ただ今ポイントでは8位のキャピタルズと並びながら他の条件で9位のセイバーズがプレーオフに出れなければ、私のシーズンはもうすぐ終了してしまいます。

2012年3月26日月曜日

ファイナル@苫小牧

もうすでに結果はわかってしまって、シーズン終了しているのですが、一応、写真を。
 とはいっても、今回はあまり熱心に写真を撮っていません。もともと練習中とフェイス・オフくらいしか撮らないのですが、今回はそれもあまり撮らず。でも、場内の雰囲気くらいはお伝えできるかも。
 まず3月17日(土)の第1戦。午前中の飛行機で北海道入りしたのですが、飛行機が遅れて試合開始に間に合わず。つか、南千歳で各駅に乗ればぎりぎり間に合う予定だったのが飛行機の遅れで各駅に間に合わず。それで次の13時45分の特急に乗ろうと思ったら、なぜか、12時48分の特急が来るという。なんでも列車から燃料が漏れているのが発見され、それで約1時間遅れたのだそうです。とにかくそれで苫小牧へ。
 着くとすでにバックスが1点取っていました。セミファイナルで負傷した福藤は欠場、かわりにレギュラー最終戦で初勝利を飾ったバックアップの小野がマスクをかぶっています。この試合はとにかく王子がメタメタで、春名も調子悪く、打てば入る状態。バックスのベンチ裏にはかなりの数のファンが来ていて、アウェー状態ではまったくありません。
 で、これが1ピリ終了時のリンク。フェンスの上にライトがつくようになっています。ザンボの運転手は王子のジャージを着ている。

 2ピリ開始前の春名。鷲の絵が描かれたマスク。

 んが、しかし、2ピリも打てば入る状態で次々とゴールされてしまい、バックアップの成澤に交替。

 3ピリは王子がふだんの王子らしくなり、2点差にまで追い上げられましたが、バックス勝利。終了のブザーと共に乱闘が。

 このファイナル、裏MVPとも言える小野ゴーリー。勝利は第1戦だけでしたが、ものすごい数のシュートを受けてよく守っていました。

 バックスはこのボンク選手のラインがすごい。

 ゴール裏に陣取るバックス応援団。試合終了後。

 3月18日(日)の第2戦。練習開始。まだスタンドはガラガラですが、試合開始頃にはかなり埋まりました。

 試合開始前の王子応援団。クレインズのパクリみたいだが。

 これは2ピリのフェイス・オフ。第2戦は王子が圧倒的に強く、バックスは弱いバックスに逆戻り。春名は第1戦の雪辱の完封勝利。

 3月20日(祝)の第3戦。練習開始前なのでガラガラですが、第2戦と第3戦はどちらも入場者数2000人以上です。この写真は本部席側から撮ったもの。

 フェイス・オフ。

 バックスはとにかく先制しないと勝てないのが今季のプレーオフのパターン。そして、この試合はバックス先制の絶好のチャンスがあったにもかかわらず、そのチャンスを逃し、そして王子が先制。これでまた王子のペースになってしまうのですが、しかし、その王子も攻め疲れか、しだいにバックスの方が元気になっていく。そして、1点差まで追いすがるのですが、6人攻撃も成功せず、王子が勝って、王手。舞台は日光に移ります。
 苫小牧ではこの試合が今季最後ということで、最後に王子のセレモニーがありました。苫小牧市長が来て、あいさつをしています。「苫小牧と日光は姉妹都市なので、日光には絶対に負けたくない」と言ってました。

 このあと、アリーナでは王子の選手のサイン会が行われたようです。

 このあと、私は釧路地方へ出かけてしまい、24日の日光の第4戦のときには飛行機で羽田に向かっていたので、結果はあとで見ました。第3戦、3ピリはバックス、かなりがんばったので、あるいは流れを引き寄せるか、と思いましたが、やはり王子は強かったようで、第4戦もバックスは先制できず、王子は3ピリ入って3対0とリード。しかし、このあと、怒涛の3ゴールでバックスが同点に追いつき、超満員の霧降アリーナは大興奮。が、OTでは王子が圧倒して勝ち、優勝、となったようです。とにかく第3戦と第4戦は王子のシュート数がハンパじゃない。小野は4失点でもセーヴ率90パーセント以上なんで。それに対し、バックスは16とか17とか、そんなシュート数で3点とってる(どちらの試合も)。今季のバックスは、たくさん打たれながら少ないシュートで効率よく点とって勝ったりしていたので、最後に来て、やっぱりレギュラーシーズンの強い王子と綱渡りのバックスの持ち味だったのかな、と。
 今季のアジアリーグは、絶対的に強いと思えたのは王子だけで、ハルラ、バックス、クレインズは強いんだか弱いんだかわからないチームでしたが、このファイナルでは、バックスよくやった、と思います。第3戦のあと、近くの王子ファンが「バックス、よくがんばった」と言って拍手していました。
 それと、5年前、王子はプレーオフ、ファーストラウンドでバックスに敗れて敗退しているのですね。クレインズがアジアリーグのプレーオフで初優勝した年です。だから、このファイナルは、王子のリベンジでもあったのだなあ、と。できれば5戦まで行ってほしかったけど、OTで優勝が決まるというのは一番ファイナルらしいと思います。5年前のクレインズの優勝もOTで決まりました。そして、2年前のハルラの優勝も。
 バックスにとっては、福藤負傷でもここまでやれたというのはすごいし、若い小野ゴーリーには大チャンスで、ほんとに裏MVPと言っていい活躍でした。
 というところで、アジアリーグはシーズン終了。NHLもプレーオフ進出を決めたチームが出てきて、レギュラーシーズンはいよいよ終盤。また、デレク・プラントがコーチをつとめるミネソタ大学ダルース校のブルドッグスは全米チャンピオンを決めるフローズン・フォーの出場が決まったようです、と書いてしまいましたが、実はあと1勝で出場だったのが、最後に負けてしまって出場ならずでした。残念
 というところで、ブルドッグスのサイトで久々にデレクの写真を見たら、髪の毛が薄くなっているような…。選手とコーチ陣がベンチに集まっているのを上から写した写真があるのだ。

2012年3月25日日曜日

苫小牧の映画館

苫小牧は何度か行きましたが、観光とかまったくしていなくて、町の写真も撮ったことがありませんでした。
 そこで、18日の日曜日、試合開始前に苫小牧の市内を少し歩いてみました。
 まず、行ったのは、前にも書いたシネマ・トーラス。「ゴーストライター」などの渋い映画を上映していて、時間があれば入ってみたかったのですが、試合のない月曜が休館日なので映画は見られず、写真だけ撮ってきました。


 シネマ・トーラスは、苫小牧の飲食街をずっと歩いていった先のボウリング場の建物の中にありますが、そこへ、というか、駅から飲食街の方へ行く途中にあったSL。その向こうは王子製紙の工場。

 シネマ・トーラスから少し遠回りをして駅に帰る途中、銭湯が。

 駅へ向かう道の歩道にあった姉妹都市の表示。ファイナルは姉妹都市対決でもありました。

 試合のない月曜日、シネコンのあるイオンショッピングセンターまで無料のシャトルバスが出ていることがわかり、行ってみました。ディノスシネマズ苫小牧という、スクリーンが7つくらいあるシネコン。チラシと、このシネコンの会員カードと、入場券です。

 ネットで調べたときは「戦火の馬」と「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は吹き替えみたいだったのですが、行ってみたら、どちらも字幕でした。この2本と「ドラゴン・タトゥーの女」はすでに上映が1日1回になっていて、ハシゴは無理。で、一番上映開始時間が近かった「戦火の馬」を見てきました。
 入場料は当日、大人1700円。が、チケット売り場の女性が、なんとか割引で安く見てもらおうと、一生懸命、いろいろ言うのですね。私は別に1700円でよかったのだが。で、北海道のこういうカードは持ってないかとか、本当に熱心に聞くのですが、「実は東京から来てるので」と言うと、「それではここの会員になると、入会金100円、月曜は会員1000円なので、1100円で見られます」。次に苫小牧に来るのはいつになるかわからないし、月曜にいるかどうかもわからないのだけど、また来るかもしれないから入っておこうかと思い、入会して、1100円で見ることができました。
 映画も予想よりよかったので、満足です。
 そうそう、ここは指定席ではなくて、全席自由席でした。シネコンもすいているときは臨機応変に対応しているのですね。
 上のチラシ、ディカプリオの今昔になってますが、予告編も両方やっていました。チラシに出ている封切り日は東京基準のようですね。写真はクリックすると、映画館名とか、もっとよく見えると思います。

今日のスポーツ新聞

7泊8日の北海道旅行から帰ってきて、今日は洗濯日。コインランドリーへ行ってきました。
 そこに真新しいスポーツ新聞が2つ置いてあったので、王子優勝の記事あるかな、と思って読んでみましたが、なんかすごーく小さい記事しかなかった。特に東京中日スポーツは決勝ゴールの選手の名前が間違ってるぞ。また、セイバーズが快進撃でキャピタルズと8位に並び、プレーオフ圏内、という記事も出てましたが(実際は、キャピタルズの方が同じポイントでも条件的に上)、そこに出ていたセイバーズのロゴが古いやつだった(例のリスみたいなの)。
 しょうがないねえ、中日だし、と思って、もう1つの報知を見たら、こっちは王子優勝の記事はもっと小さく、ゴールした選手の名前さえ載っていない。NHLも当然、結果のみ。
 思えば4年前、釧路で王子のアジアリーグ初優勝を見てしまった翌朝、釧路プリンスホテルのバイキングの朝食を食べていたら、王子ファンもいて、読売新聞(だったかな?)がけっこう大きく取り上げていると言って喜んでいました。北海道では当然、大きく取り上げているでしょうね。関東でも栃木の下野新聞はバックスの準優勝を1面トップで伝えているようです。
 実は、4年前もファイナルのあと、釧路地方の某所に立ち寄ったのですが、そのときは雪も溶け、福寿草がたくさん咲いていました。が、今年は北海道も例年になく寒く、いまだ雪が高く積もっています。今年はかなり年上の人でも、これまでにない寒さだと言っていて、東京もすごく寒かったですが、帰ってみると、1週間前に比べて花がたくさん咲いているのに驚きました。
 で、これが現在の北海道。

2012年3月24日土曜日

帰ってきました。

苫小牧で3試合見たあと、寄り道して、土曜日に帰京しました。
 飛行機に乗っている間に日光で王子が優勝していたのですね。
 詳しい話はまたあとで。
 パソコン持って行かなかったので、メールも見られず、ネットの世界からも遠ざかったままです。
 というわけで、苫小牧の白鳥アリーナで売っていた王子サーモンのベーグル。王子サーモンは初めて食べましたが、うーん、別に感動するような味ではなかったような…。


2012年3月16日金曜日

明日、出発なのだが

この期に及んでなんか風邪ぎみ。
 1月下旬に風邪ひいて、それが3週間も長引き、おまけに腕を痛めたという話はすでに書きましたが、一冬に2回も風邪ひくものなのか? インフルなら1度かかれば2度はないらしいけど、インフルではなかったと思う。
 でもまあ、少し風邪ぎみくらいなら行きますけどね。

 ところで、今回は、急遽、苫小牧行きを決めたので、正規の航空券は安いのはなし。なので、ネットで航空券とホテルがセットになっているのを申し込んだのですが、ホテルのホームページから申し込んだのだけど、申し込み先はなんと、30そこそこの社長がやっているベンチャー企業。社員は数人で、大丈夫かな、と思ったけど、悪い評判はないし、そこそこがんばっているベンチャーらしい。
 が、よく見たら、そのベンチャーは販売を担当しているだけで、企画は別のベンチャー。そっちのベンチャーは社長がなんと29歳で、東大生のときに起業、その後、別の起業家と組んで今の会社を立ち上げたようで、販売元のベンチャーよりもずっと大規模に展開している会社です。
 これまで、ベンチャー企業の話はいろいろ聞きましたが、現実にベンチャー企業にかかわったことはなかったので、今回は2つもベンチャー企業に出会ってしまってびっくりしています。
 どちらのベンチャーもネットのみの旅行会社で、いわゆるITなんですね。
 まあ、いろいろ勉強になりましたが、つつがなき旅ができますように(祈)。

2012年3月15日木曜日

急遽

苫小牧へ行くことになりました。
 土曜から火曜までの3戦全部見る予定です。チケットもぴあで前売り入手済み。
 問題は、あいている月曜日。
 苫小牧にはあのロシアの宇宙船ミールが展示してある科学館があるのですが、月曜は休館日。
 それなら映画でも見ようかと、苫小牧のシネコンのスケジュールを調べてみました。
 うーん、バスで行かないといけないのか。
 おまけに、見たいと思っていた「戦火の馬」と「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」が吹き替えしかやってない。新千歳空港のじゃがポックルシアターという面白い名前のシネコンでも、やはり吹き替え。地方の映画館は字幕で見られないという話は本当だった。
 かろうじて字幕でやっているのは「ドラゴン・タトゥーの女」、「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」、「TIMEタイム」あたり。「ファントム・メナス」も字幕ですが、3Dはいやじゃ。
 苫小牧は駅の近くにアート系の映画館があって、そこでは「ゴーストライター」や「ミラノ、愛に生きる」をやっています。この苫小牧のアート系映画館、行くたびに気になっていたのですよね。番組が、首都圏でいうところのミニシアターのような感じなのです。苫小牧の映画ファンは通が多いのかな。(下記、追記参照)
 新千歳空港もリニューアルして、温浴施設ができたり、ドラえもんわくわくスカイパークとか、シュタイフネイチャーワールドとか、暇つぶしによさそうな施設ができたりしているようです。
 しかし、去年はファイナル前日にあの大震災が起きたわけですが、さっきも関東で大きな地震がありました。今年はどうなることか。

追記 苫小牧のアート系映画館、シネマトーラスの公式サイトがありました。
http://cinema-taurus.info/
冒頭の言葉

シネマ・トーラスは、3月に開設14周年を迎える
市民出資型映画館です。
ひとりでも多くの人たちに素晴らしい映画の魅力を伝え続けて
14年がすぎようとしています。
今年は、映画館のデジタル化の波が
シネマ・トーラスのような小さな映画館にとって
生き残りをかけた激動の1年になりそうです。
皆様方のこれまで以上の御支援をお願いいたします。


 月曜は定休日だそうですが、ほかの曜日に行けるので、ここはぜひ見てきましょう。
 デジタル化の波については、現在発売中のキネマ旬報でも取り上げられていますが、ここを読むと、今後、映画館で見られるのはデジタル化された新作ばかりになってしまいそうです。その上、吹き替えばかりとあっては、通の映画ファンが映画館から去ってしまうことにもなりかねません。

2012年3月9日金曜日

インド映画「ロボット」(ネタバレあり)

話題のインド映画「ロボット」を見てきました。
 「ムトゥ踊るマハラジャ」のラジニカーント主演、インド映画だからロボットも歌って踊る。ついでに香港映画のようなアクション・シーンに、ハリウッド仕込みの特撮。
 面白かったです。古くからのロボットものや人造人間ものの総集編のような趣で、もちろん「フランケンシュタイン」も入ってるし、アシモフのロボット工学の三原則もセリフにあるし、主人公の博士が自分にそっくりのロボットを作るのはアシモフの「鋼鉄都市」だし、ほかにも「鉄腕アトム」とかアニメや漫画や小説や映画(特にアシモフ原作の「アイ・ロボット」)、いろいろ入ってるまさにロボットものの総集編。しかも、インドの娯楽映画だから、ハリウッド映画にもよくある「フランケンシュタイン」テーマの教訓とかまるでなし。歌って踊ってアクションやって、人がたくさん死ぬけどそんなのみんな忘れて、全部お笑いにして終わるという映画。すごいし、面白すぎる。
 でも、この映画、去年、東京映画祭で上映されていて、そのときのはインド公開のオリジナル版3時間の映画だったのだけど、今回、劇場公開されるのは日本版139分なのだそうです。
 試写はブルーレイによる試写でした。マスコミ向け試写の中には時々DVDによる試写があって、これがものすごく画質が悪く、もうがっくりなのですが、さすがブルーレイ。きれいです。ブルーレイって、こんなにきれいなのか、と、私もブルーレイのプレーヤー購入を考え始めたくらいです。
 で、映画の方なんですが、内容が盛りだくさんで、映画2本分くらいの内容です。なので、やはり、オリジナルの3時間で見るのが正しいのだろうと思います。途中休憩が入って、じっくりゆったり見るのが正解なんだろうな。日本ではシネコンを中心とする拡大興行では、インド映画で3時間ではむずかしいということで、プロデューサーと相談の上、日本版139分を製作したようですが、なんで日本は融通がきかないんだろうねえ。140分前後というのは最近のハリウッド大作の上映時間で、なんでもそれに合わせるという…。
 というわけで、やっぱり3時間のが見たかった、と、見たあと思ったのですが、内容はある種の3部構成で、博士が自分にそっくりのロボットを作るが、感情もなく、道徳的な判断もできないただの機械、というのが第1部、それで今度はロボットに感情を入れる(「フランケンシュタイン」のように、雷がきっかけになる)、すると、ロボットは博士の恋人に恋してしまう、というのが第2部、そして、博士の恋人にふられ、破壊されて捨てられたロボットが、悪の博士の手に渡り、破壊の神として殺人と破壊を繰り返すようになるのが第3部。こんな感じです(3つに分けたのは私で、実際は、ロボットが博士の恋人に恋したあたりで休憩になります)。
 最後の、破壊の神と化したロボットが殺戮の限りを尽くすアクション・シーンがすごいのですが、いかにもインド映画の、ロボットと美女が歌って踊るシーンもいいんですよね。もしかして、カットされたのはこういうシーンだろうか。
 博士の恋人に恋したロボットが、博士と彼女の両方に袖にされて、破壊されて捨てられ、その後、悪の博士によって破壊の神に作り変えられ、殺戮の限りを尽くす、というあたりはやはり「フランケンシュタイン」のモチーフに近いです。「フランケンシュタイン」の怪物も、人間らしい感情を持ってしまい、人の愛情を求めて得られず、殺人鬼と化してしまうからです。
 でも、この映画は「フランケンシュタイン」のようなマジメなテーマにはならず、破壊の神と化したロボットがなぜかキム・ジョンイルに似ていたりして(眼鏡がサングラスなんで、ブルース・ブラザースふうかもしれないけど)、そのジョンイルふうロボットが自分の分身を大量に作って、ロボットの集合体となって襲ってくるんですね。日本のアニメのパクリだという意見もありますが、私の記憶では、ロボットが集合体となるというのは「鉄腕アトム」が最初だと思います。
 ストーリーの方はもう突っ込みどころ満載で、ロボットを軍隊にしようとした主人公の博士は悪くないのか、とか、人助けをしたり、愛に目覚めて戦争を否定するロボットが、そのあと、悪の博士のせいで破壊の神になってしまって、ロボットは人間しだいとはいえ、いくらなんでも飛躍しすぎ、とか思うのですが、そういう細かいところなんかどうでもいい、最初に書いたように、2本の映画を一気に見てるような映画なんです。深いテーマもないし、日本人が好きな悲しみとかもあまりないし、でも、細かいことなんか気にしないで、とにかく、楽しめばいいんですね。
 それにしても、インドのスーパースター、ラジニカーントはもう還暦すぎてるのか。そんな年とは思えない若々しさでやってますが、博士とロボットの2役で、特にロボットの方の演技がバラエティに富んでいて面白いです。ヒロイン役はもちろん美人(でも、そんなに若い人ではないんだ)。

2012年3月6日火曜日

豚めし復活(期間限定)

すでにニュースでご存知のとおり、松屋が8日から期間限定で豚めしを復活。
 つい最近、豚めしやめたばかりなのにもう復活。ただし、40円高い330円だそうです。
 これって、たぶん、松屋は客の反応が見たいのよね、40円高くても豚めし売れるかどうか。
 松屋が豚めしやめたとき、私を含め、多くの豚めしファンが残念がりました。値上げしてもいいから残してほしい、という声も。
 一方、豚めしをやめた松屋は、牛めしを280円にするので、牛めしの注文が増え、豚めしを作る暇がなくなる、とかなんとか理由をつけていたと記憶。
 しかーし、これからあとは私の憶測ですが、松屋は豚めしを食べる客は単に牛めしより安いから食べていたと思っていた。だから、牛めしを安くすれば豚めしの客は牛めしを注文するから豚めしはやめてもいいと思った。が、開けてみたら、牛めしの注文は増えない、豚めしの分、客が減った、ということではないのかな(あくまで私の勝手な憶測です)。
 前にも書いたとおり、私は牛めしとか牛丼は好きではないので、豚めしがないなら松屋じゃ食事しない、とさえ思いました。が、松屋は豚めしのかわりにネギ塩豚カルビ丼を残してくれたので、最近は松屋といえばコレ! もともとこの手の丼ものは砂糖と醤油を使った甘いものが多いですが、そういう味に飽きていたので、塩味のネギ塩豚カルビ丼はとてもよかったのです。
 で、私の好きな組み合わせは、このネギ塩豚カルビ丼350円に、ソーセージと目玉焼きのトッピング100円を加えて注文、料理が出てきたところで、おもむろに豚カルビを丼の片側に寄せ、ご飯の上に目玉焼きを載せて食べるのです。塩味のご飯と目玉焼きがウマ~! そのあと、豚カルビとネギでご飯を食べながら、ソーセージをかじるという、これが私の最高の松屋の食事! ぜひお試しあれ!(実は、私以外にこの組み合わせで食べている客を見たのは1度だけですが、これはおすすめです。)

2012年3月4日日曜日

恐怖の岬

キネマ旬報3月下旬号が届きました。
 「SHAME-シェイムー」の映画評を書いております。このブログでは知識不足でしょうもないことを書いてしまいましたが、その後、勉強して、原稿料をいただけるものを書いたつもりでおります。
 で、この号なんですが、マーティン・スコセッシの新作の特集があるのですが、その冒頭で、「ヒッチコック、ロバート・ミッチャム(「ケープ・フィアー」91)??????
 「ケープ・フィアー」のオリジナル「恐怖の岬」はJ・リー・トンプソン監督でございますです。
 うーん、知識不足でしょうもないことを書いてしまうのは、私だけではなかったのか?????
 私は「恐怖の岬」はあの淀川長治氏の解説の日曜洋画劇場で見ました。まだ中学生だったかな。中学生にはけっこう怖かったですが、リメイクの「ケープ・フィアー」は、とにかく怖くないのが最大の難点でしたね。デ・ニーロもなんだかなあ。ジュリエット・ルイスはよかったが、彼女、その後、ブレイクしてませんね。
 スコセッシといえば、やはり「アリスの恋」、「タクシー・ドライバー」、「レイジング・ブル」。このあたりに尽きるでしょう。香港映画のリメイクで監督賞受賞っていうのもなんだかなあです。で、この人の「シャッター・アイランド」を今年度、某大学でやることにしちゃったんですね。どうなることか。

2012年3月2日金曜日

カリフォルニア・シリーズ

セイバーズはただ今、西部遠征中。
 で、日本時間の昨日と今日の正午くらいからカリフォルニア州で試合でした。
 昨日はアナハイム・ダックス、今日はサンノゼ・シャークス。
 そして、ミラー、2連続完封!
 2点、1点という最小得点を、ミラーのビッグセーヴが守りきり、勝利! という感じでした(ネットラジオ聞いていました)。
 特に今日のシャークス戦では、ハシェックの域に達したと言われるほど。クロスバーやホイッスルに助けられたのもありましたが。
 カリフォルニアの試合ということで、ハリウッド女優のミラー夫人も観戦に来ていたそうで、それで奮起か、ミラー?
 また、カナックスからトレードで来たホジソンはやはり動きがすばらしいようで、スコアリング・チャンスをいくつも作っていたとか。ただ、ゴールに結びつける選手がいないようで…。
 西部遠征は、あさってのヴァンクーヴァーでのカナックス戦が最後になりますが、ホジソンのトレードが物議を醸しているカナックスとの試合なので、いろいろあるかもしれません。いろいろあるといえば、昨日のダックス戦は乱闘がすごかったみたいです。ゲツラフとかペリーとか、トップ選手が乱闘しちゃったようで、この2人、乱闘でセカンドスターとサードスターになったとか(ファーストスターはもちろん、ミラー)。
 で、この人がホジソン。

 この西部遠征、いつもの実況と解説のリック・ジャネレットとハリー・ニールは帯同せず、かわりにケヴィン・シルヴェスターとダニー・ゲアがやってますが、どうもイマイチです。確かにジャネレットほどのアナはなかなかいないとはいえ、もっとマシな人はいくらでもいるだろう、と掲示板でも言われています。
 カナックス戦は30分くらい苫小牧とかぶってしまうな。

2012年3月1日木曜日

東京スカイツリー完成

2月29日に完成、だそうですが、あいにくこの日は雪で見えませぬ。
 下は2月20日の写真。黒いのはカラス。

 NHLはトレードデッドラインがありましたが、セイバーズはカナックスから将来有望なセンター、ホジソンを獲得したようで、大騒ぎになっています。かわりにカシアンがカナックスへ行きました。セイバーズからはほかに、ゴースタッド、グラニャーニがトレードでさようなら。特にゴースタッドはグースの愛称で親しまれ、活躍した中心選手でしたが、オフにUFAになるので、プレデターズのドラフト1巡目と交換したようです。仲がよかったミラーががっくり。
 アジアリーグはいよいよ土曜日からプレーオフですね。韓国へ行く人、苫小牧に集まる人、よいなあ。