2015年6月19日金曜日

近況

なんかちょっと、今、プライベートなところが面倒なことになっているので、しばらく記事をあまり書けないと思います。
手短に言うと、今住んでいるマンションを仲介した不動産屋が突然廃業。更新日までに大家から何の連絡もなし。一応家賃を払って住み続けていたら、突然、大家が更新料と大家手製の契約書への署名捺印を要求。
その内容が承諾できないものだったので、引っ越すと言ったら、それでも更新料を払え、契約書に署名捺印しろという要求。
大家はそれまで不動産屋任せだったので、ほとんど顔を知らず、名前もよく知らない相手。おまけにかなりの高齢で、話が通じない。
大家以外の人では家族だという若い女性が来たが、大家の言うことをテープレコーダーのように繰り返すだけで、やはり話が通じない。
7月末までに引っ越すから、と何度も繰り返したら、ようやく納得したらしい。
というわけで、突然、引っ越すはめになったのです。
もともと、長く住む気はなかったので、それはよいのですが。
しかし、不動産屋が突然、夜逃げって、初めてでした。大家も被害者といえば被害者ですけど。
私が住む地域の不動産屋は今のところ、すべて失敗なので、今度は違う地域で探そうと思っていて、実は去年あたりから別の地域の不動産屋をよくのぞいていました。
で、どこがいいのかなあ、と思っていたのですが、検索していたら、その地域の不動産屋について書いてあるブログがありました。
評判がいいのはY商事、A不動産。
評判が悪いのはW不動産。
なんと、それは私の印象どおりです。
W不動産が高飛車、っていうのは、建物見ただけで感じていました(中に入ったことはない)。
一方、Y商事とA不動産はなんとなく親しみが持てて、一番よく見ている不動産屋でした(まだ中に入ったことはない)。
問題は、Y商事、A不動産は今住んでいる区とは別の区なのです。
別の区や市町村への転居って、けっこう面倒なんですよ。同じ区内だと転居届だけで簡単なのに。
でも、W不動産が住んでいる区の不動産屋だと思うと、この区の不動産屋はだめなのかなと思ってしまいます。
ただ、その隣の区は自治体としては評判がいいですね。多少の面倒は我慢して、住んでみるのもいいかもしれません。

リメイク版「日本のいちばん長い日」の試写を見せてもらいましたが、正直、「出来の悪い映画」という感想しか持ちませんでした。
出来が悪いけれどよいところもある、とか、ここがけしからん、とか、そういう感想すらない映画でした。
今この時期にこの映画を公開することの意義もないけれど、かといって、悪い影響もないという、だから別に積極的に批判する気にもなれません。

それにしても、旧作はすごかった、というか、あの旧作に対してこういうリメイクを作ってしまって恥ずかしいと思わないのか、というくらいですが、リメイクにはけっこうそういうものが多いです。
そう思うとまたまた批判する気にならなくなります(「チャイルド44」は批判したけど、あっちはまだ骨があったのかな)。

その旧作の一部を初回授業で見せた、某大学の映画の講義ですが、以前書いたように、初回出席した60人のうち40人が抽選で落ち、かわりに初回欠席の20人が当選したため、2回目以降はボルテージが下がりまくり。一部には真剣な学生がいますが、あまり真剣でない学生、真剣かもしれないけど理解度が低い学生が多い。その中で、たとえば、「ファシズムは必ずしも悪とは限らない」などといった感想が小テストに出てきたりするので、頭を抱えています。
授業の小テストでこういう感想を書いてしまうというのは、無邪気にそう考えているということでしょう。決してネトウヨとかそういうのではないのです。
でも、頭を抱えていても始まらない。若い人からそういう感想が出てくる原因は大人にあるわけだから。でも、そこをどうやって直していけばいいのかと思うと、また頭を抱えてしまうのです。映画でそれをすることが可能なのだろうか、という究極の問いが目の前にあります。