2014年7月2日水曜日

雑感

火曜日は久々に試写に行ってきた。
障害を持つ車椅子の息子とともにアイアンマンレースに参加する父親の物語「グレートデイズ!」というフランス映画。主演がカミュの遺作の映画化「最初の人間」に主演したジャック・ガンブランだったので、見に行った。
映画はさわやかな小品という感じで、「最強のふたり」とか、フランス映画は最近この手の感動ものが多い。ガンブランはやはり味があった。息子役も生き生きとしてよい。


神戸理研の小保方氏はSTAP細胞検証実験の初日、体調が悪いと言って欠席したらしい。なんか、小保方氏と同じくAO入試で早稲田に入った広末涼子みたいになるんじゃないでしょうね? 広末涼子はマスコミが張っているのでなかなか登校できず、結局、ほとんど出席しないまま退学した。その後女優として活躍しているので、この過去はあまり思い出されずにすんでいるが、ひところは早大横入りと言われてさんざん騒がれた。
そもそも、小保方氏はSTAPのアイデアが神戸理研に気に入られ、ユニットリーダーの公募に応募するようにと言われたのに、締切までに書類を出さなかったという。彼女のアイデア(というか、ハーバード附属病院のヴァカンティのアイデア)をどうしてもほしかった神戸理研が、英語のプレゼンなど普通は行う審査をやめて、簡単な日本語の面接だけにすると約束したので、面接当日に書類を出し(その書類がまたコピペ)、その日の内に採用が決まったという、完全出来レースだったのだが、彼女が書類を出さなかったのは、審査されるとバレると思ったからじゃないかと思う。ある意味、出さないのは彼女の「良心」だったかもしれないんだけどね。
だから、検証実験も、彼女がバレると思ったら逃げ腰になるだろう。マスコミが怖いなら、理研に泊まり込んでやればいいんだし。理研にホテル並みの部屋を1室作ればいいんだわ(壁はピンクと黄色で)。
この検証実験については、下村文科相が意味不明な日本語を言っています。「不正を起こさないと検証されることが必要」とか。わからん。下村大臣にはもう1ミリも期待しないが、こんなコメント記事にして、記者はデスクから怒られないのか? なんだこのイミフなコメントは?と言われないのか? 記者はこんなコメントもらったら、それはどういう意味ですか?って聞かないのか? 記者がバカだからイミフなコメントにして記事にしたと思われないかと不安にならないのだろうか(私だったら、公の場所に文章書くときにはこういうことが一番気になります)。
(追記 あ、大臣のイミフさを強調するためにあえてやったのでしょうか。)


集団的自衛権で一番気になること。
1 自衛隊に入る人が激減する。
2 その結果、徴兵制が始まる。
3 徴兵制をやらない場合、お金のない人や就職で不運な人が自衛隊に入る。
4 現在、若者は正規雇用に就ける人がどんどん減っている。高卒は仕事が少なくなり、大卒でも就職率が低下、そして院卒の増加による非正規雇用者の増加。若者がえり好みしているというよりは、民間も公務員も教師も非正規雇用の割合がどんどん増えていて、正規雇用になるのがどこでもむずかしくなっている。
(自衛隊もポスドク上がりとかほしくはないと思うが、小保方採用みたいなのが幅を利かせている分野なので、って、これはまた別の問題。つか、ポスドクは役に立たないだろう。)
5 アメリカでは貧しい人を軍隊がリクルートする。高卒で軍隊に入り、除隊したら貯めたお金で大学へ、と思う人が軍隊に入る。湾岸戦争以前はそれでよかった。しかし…


STAP問題で正論を言っている人が他の問題についてどう言っているかが最近、妙に気になる。他の問題だとおかしなことを言う人(少なくない)を見ると、人はそれぞれとはいえ、考えてしまう。一方、他の問題でもきちんと考えている人を見ると、この人をフォローし続けたいと思う。