2015年2月12日木曜日

セイバーズ、大量トレード

今季はドラフト全体1位か2位がほしいので最下位めざすセイバーズですが、一気に大量トレードをしていました。
まず、新人賞受賞歴のあるマイヤーズやサラリーキャップ導入後のセイバーズ最強時代の最後の1人だったスタッフォード、それに昨年ドラフトしたクロード・ルミューの息子(契約前のプロスペクト)などをウィニペグ・ジェッツにトレード。かわりにエヴァンダー・ケイン、ザック・ボゴジアンなどを獲得。
マイヤーズとスタッフォードは期待ほど伸びずイマイチだったし、エヴァンダー・ケインは非常にいい選手らしいのですが、このあとなんと、セイバーズはスターター・ゴーリーのエンロスをダラスにトレード。今季のセイバーズはエンロスががんばってなんとか少しは勝てていたので、こりゃもう今季は全部負けて、なんとしても最下位を死守して、ドラフト全体1位か2位の選手を確保しようという腹なのでしょう。というのも、今年のドラフトはシドニー・クロズビー以来の大物が2人いるからで、ドラフトくじで1番がとれなくても最下位なら2番はとれるからです。
とまあ、ドラフトに期待するしかない状況なわけですが、クロード・ルミューの息子ブレンダン・ルミューがトレードになったのは、彼がセイバーズに入りたくなくて、契約を拒否していたからだ、という話が伝わっています。
ああ、またしても選手に嫌われるセイバーズ、なわけですが、その一方で、セイバーズがいやならウィニペグ・ジェッツだっていやだろう、という説もあって、おそらくルミューはジェッツとも契約しないのではないかという予想も出ています。
というのも、ドラフトされる選手はおもに高校卒業するときにドラフトされるのですが、大学に進学すると4年間、ドラフトしたチームに契約の権利があります。が、選手が大学に行かず、メジャー・ジュニアでプレーした場合、契約の権利は2年で失効。ルミューはメジャー・ジュニアの選手なので、ジェッツとも契約せずにいれば来年はまたドラフトにかかるわけです。
はっきり言って、親が大物だからできるぜいたくだよな、という感じはしますが、父親が所属したような有名チームに行きたいのでしょうね。ただ、ドラフト上位で選ばれたのは親の七光りという意見もあり、果たして希望どおりに行くのかどうか。

アジアリーグのクレインズは11日の試合に快勝し、他力本願ながら、プレーオフの望みをわずかに残しています。