2017年5月13日土曜日

「君の名は。」@池袋シネマ・ロサ

金曜日に蒲田宝塚へ「君の名は。」を見に行き、蒲田の雰囲気はとてもよかったのだけど、映画が薄暗くて、あの薄暗い印象がこれから頭に残り続けるのか、と思ったら、こりゃどうしても明るい画面で見ておきたい、と、土曜は池袋のシネマ・ロサへ。
池袋は昔はしょっちゅう行きましたが、キンカ堂がつぶれて以来、ほとんど行かなくなり、もう何年ぶりだろうという感じです。
もともと渋谷、新宿、池袋は苦手で、あの混雑が耐え切れず、ただ、池袋は地下鉄で東池袋、サンシャインのすぐそばで降りていたので、池袋駅の混雑を比較的逃れることができていました。
しかし今はJR利用者となったので、それもかなわず。
ああ、久しぶりの池袋駅。もう、人が多いだけでなく、なんか、すごいスローなのだよ、人が。なんでこんなにスローに動くの? とイライラ。外に出るまで短い距離なのにすごく時間かかる。渋谷や新宿の方がまだマシだな、ああ、これが池袋クオリティ、と、久々の池袋感いっぱいになりました。
シネマ・ロサという映画館は名前はずっと前から知っていたけれど、行くのは初めて。商店街のアーケードの中に入口のある蒲田宝塚に対し、こっちは池袋の場末の地区(駅のすぐそばだけど)にある感じ。まだ再開発されていない、昔の雑多な店がいっぱいある地区。要するにゴミゴミゴチャゴチャしている。
シネマ・ロサは指定席ですが、当日窓口で指定席を買うシステムなので、数人しか並んでなくてもけっこう時間がかかります。後の大学生2人のうち1人が、今日で4回目と言っていた(私は16回目、と心の中でつぶやく)。
こんなに気軽にリピーターできるのはシニア料金1100円だからですが、なんと、この映画館はシニア1000円だった!
前の人が気になるといやなので最前列をゲット。が、最前列は座席の番号が椅子の背中にしか書いていない。2列目に入って番号確かめて前に戻って座る。入ったときは後ろの方に人がちょぼちょぼいる感じでしたが、そのうち最前列に私以外の人も座るようになったので、あれ、と思い、映画が終わって振り返ったら、すごい人だった。もしかして100人くらい入ってる? 土曜の夜の早い時間帯とはいえ、まだまだ続映できる入りです。
シネマ・ロサは映像はシネコンと同じくきれいで明るく、そして、音がこれまでで一番よかった気がします。美術の授業のシーンで、助成金がどうとか言うセリフが背後に聞こえるシーン、これまではこのセリフがどうしても完璧には聞き取れなかったのですが、今回ははっきりすべての音が聞き取れました。
蒲田宝塚の薄暗い映像のあとのせいか、映像はものすごく明るくくっきりとして見えました。シネコンで何度も見たあと、スバル座で見たら、やっぱりシネコンより少し暗く感じたのだけど、シネマ・ロサはシネコンと同じく場内が明るい状態で予告編をやるので明るいのでしょう。一方、スバル座は予告の時は暗くするので、シネコンほど映像が明るくないのだと思う(蒲田宝塚は暗すぎる)。
スバル座も蒲田宝塚もシネマ・ロサも作りは昔ふうで、幕がありますが、幕の開閉があったのはスバル座だけ。上映開始のチャイムなどがあったのもスバル座だけでした。スバル座だけが昔の劇場の伝統を残しているのかな。
シネマ・ロサは椅子もシネコンと同じタイプで、疲れません。
というわけで、これで16回見たことになり、そして、これが16回目の記事。
15回までについては1つ前の記事をご参照ください。
http://sabreclub4.blogspot.jp/2017/05/blog-post_13.html