2014年5月21日水曜日

また風邪で高熱

1月に風邪で高熱を出したあと、何度か風邪っぽい症状が出て、今年は寒くなったり暑くなったりだし、年のせいで体調崩すのかなあ、と思っていたら、昨日は再び風邪で高熱が出た。
昨日は試写に行く予定で、風邪っぽいなあ、と思いつつ、行かないと次のチャンスはないかもしれないので、出かけた。が、試写を見ている間にしだいに寒気が襲い、熱が上がってきた。それですぐに帰宅し、そのまま寝る。幸い、熱は一晩で下がり、今日はだいぶ回復した。
さて、昨日は例のPC遠隔操作事件で保釈中の被告がついに自白、自分がやったと認めた、というニュースがあった。
犯人、片山被告は冤罪を訴え続け、1年もの長い拘留期間にも自白せず、おまけに警察・検察が決定的な証拠を持たなかったので、冤罪だと思った人が多かった。弁護士もすっかり信じ切っていたという。
この事件については、私はどっちかよくわからなかったし、個人的な思い入れもない事件だったので、あまりフォローしていなかったのだけど、冤罪だと思った人が多かったのは、やはり、警察がリークした情報があとで実際と違っているとわかる、ということがいくつもあったこと、決定的な証拠がなく、裁判長からも検察側が注意されたりと、冤罪がぷんぷん臭う展開だったことだ。
おまけに過去に死刑判決を受けたような人が冤罪であることがわかったり、痴漢冤罪事件があったり、無罪にはなったが冤罪にされそうになった人がいたりと、冤罪に対して人が敏感になっているという背景があった。そして、警察がリークしてマスコミを誘導することへの不信感があった。
それでもまわりをこれだけだましてこれたのだから、片山被告もまた佐村河内や小保方のような詐欺師、特に小保方に似た面がある、というのも興味深い。
私はテレビを持たないので、片山被告のしゃべっている姿とか見ていないのだが、写真の感じからして、片山被告は好感度が高い見かけなのではないかと思う。また、猫好きということで、猫が好きな人に悪い人はいないとか、そういう見方もあったのではないか。
つまり、スタップ細胞問題でいまだに小保方擁護者が多いのと同じで、人の同情を得るキャラの持ち主だったのでは、と思う。
それに加えて、警察・検察のやり方が悪いのだから、片山擁護者があちこちにいてもおかしくない。理研のシニアたちが小保方をいじめていると感じる人が多いように、いや、それ以上に、警察・検察が片山をいじめていると感じる人も多かっただろう。
片山は自分のことをサイコパスだと言っているらしい(参照:http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-715.html)。小保方についてもサイコパスだという人は多い。片山は自分がサイコパスになることに気づいているようだが、小保方はもう天然のサイコパスで、だから片山のように自分の罪を認めることはないだろう。
上のリンク先にもあるように、片山が河川敷に携帯を埋めたりせず、ずっと何もしないでいたら、彼は無罪になった可能性が高い。その後、自殺しようとさまよったというが、自殺した場合、冤罪で自殺したのだと多くの人に信じられた可能性もある。河川敷で携帯を埋めるのを見た警察がなぜ、その後、自殺するかもしれない片山を監視しなかったのか。自殺しないで罪を認めたからよかったようなものの、警察のやり方は最初から最後まで失態ではないのだろうか。
片山擁護者に対して「謝れ」とか言う人が多いようだが、小保方擁護者に「謝れ」という話は聞いたことがない。謝るとか謝らないとかいう話ではないと思う。