2020年10月9日金曜日

「シカゴ7裁判」

 ネットフリックス映画「シカゴ7裁判」が一部劇場で10月9日から公開、ということで、早速行ってきた。チラシ。裏は真っ白です。


サッシャ・バロン・コーエン、エディ・レッドメイン以下、多数のスターが出演。わずかなシーンしか出番のないマイケル・キートンがおいしいところをさらっている。
映像がちょっとテレビ的かな、とは思ったが、非常に面白く、感動もしてしまった。
シカゴ7のことはまったく知らなかったので、話についていくのがつらいところもあったが、役者たちのうまさと展開の面白さ。警察の横暴や、コーエン扮する活動家の言う、「社会を変えるには4年に一度の選挙がある」といったせりふに、昨今のアメリカの社会事情を重ねることができる。
そして、クライマックスは、やっぱり感動する。久々に涙が。それまでコーエンが一番目立っていたのが、ここでレッドメインが花を持つ。2人が演じる対照的な活動家の姿も見ものだ。最後は正義が勝つ、というのはやっぱりよいです。

木曜日はまた西洋美術館の常設展へ。
ロンドン展はもう残りわずかの日程なので、さすがに平日でも日時指定券完売していた。
来週火曜日から土曜日までは午後9時まで開館とのことで、常設展も9時まで見られる。
10月19日から1年半くらい休館してしまうのだけど、企画展示室の補修工事と、それに、ル・コルビュジエの設計した前庭と現在の前庭がかなり違うものになっていて、世界遺産になるときにそこを指摘されたので、元に戻すのだそうだ。
もともとは誰でも自由に入れる何もない空間だったのが、保安上の理由から柵ができ、そして植栽が植えられてしまったのが現在の前庭とのこと。柵はしょうがないとしても、植栽は全部取り除くそうです。てことは、写真撮っておいた方がいいのかな。

常設展はロンドン展からまわってくる人たちはあまり熱心に見ていなくて、大声でおしゃべりしている人たちもいて、落ち着かない。ただ、中世写本展は人がさーっといなくなる時間があるので、そこをねらって入った。
グッズ売り場で新しく追加された絵葉書と、前に買わなかった絵葉書(左の1枚)を買う。