2014年2月15日土曜日

また大雪

今回は都心は積雪10センチくらいとか言われていましたが、今回も25センチ以上だったようですね。しかも溶けるのが前回より遅い感じ。おまけに来週半ばにもまた雪かも。


またまたしつこく偽ベートーベン事件なのですが、その後、偽者本人が3年前から耳は聞こえていたとかいう謝罪文を出したようです。そしてマスコミも彼の生まれ育った故郷の人々に取材して、「ピアノを習っていたなんて聞いたこともない」、「妻の親が電話すると彼が電話に出て普通に話していた」とか、実は周辺の人はみんな知っていたんですね。でも、マスコミに垂れこむとかそういうことをする人がいなかっただけ、あるいは、そういう話してもマスコミが無視していたか。
今回の件で不思議だなと思ったのは、この種の人物を紹介するときは幼馴染や家族や他の知り合いに取材し、場合によっては一部の人をを登場させて証言させるものだと思うのに、そういうことはいっさいしないでドキュメンタリーを作っていたらしいということです。被ばく二世とか耳が聞こえないとかいうのなら、そういう背景の苦労を知る人の証言を取るものじゃないのか、と。くだんのドキュメンタリーは以前はネット上で見られたようですが、今は削除されているので見られませんが、いったいどういう内容だったのだろうと思います(誰か言葉で採録してドキュメンタリーとしての問題点を指摘してくれないものか)。
明日ママといい、この件といい、テレビの現場がおかしくなっている証拠だと思います。しかも、明日ママのときはさかんに日テレを批判していた元日テレ社員の大学教授が、偽ベートーベンの件ではテレビを弁護、自分が同じ立場だったらやはりだまされたとか、途中で気がついてもやめられないとか(明日ママを批判する資格なしの倫理観)、今度の件で現場が委縮したら困るとか(明日ママでも現場が委縮したら困るとほかの人が言うと反論してたくせに)。そんなわけで、今回、とっても残念な人になったのがこの大学教授でありました。
一方、すばらしいと思ったのは、真の作曲者が会見するきっかけになった義手の少女ヴァイオリニストの家族です。きっかけは、実は、偽ベートーベンが少女の家族に「テレビに出してやったのだから感謝しろ」とかいろいろ要求をするようになっていて、それで親が「テレビに出してくれと頼んだ覚えはない」ときっぱり(エライ!)。それを聞いた作曲者がこのままではいけないと真実暴露を決意したのだそうです。「テレビに出て有名になることが娘のためにはならない」とわかっていた、そういうことに浮かれなかった家族がいてよかったと思いました。
偽ベートーベンというか、本物の作曲家がこの少女のために作った曲で踊る高橋選手が出場したソチ五輪男子フィギュアでは、羽生選手が金メダル。羽生選手があこがれたプルシェンコ選手が出場前に棄権、そのプルシェンコ選手の羽生選手へのコメントがすばらしいと話題になっています。