2016年11月18日金曜日

人身事故

今、おもに使っている路線は30年間都心に住んでいたときにおもに使っていた路線と同じ、というか、同じ路線なので下見がしやすくて決めたようなところがあるのだけれど、以前からこの路線は人身事故が多いと思っていました。
実際、都心に住んでいたときに利用していた駅でも人身事故が最近数年で3回もあるらしい。
ここだけの話だけど(?)、その駅って、30年間利用してきたわけですが、電車が入ってくるとなんとなくふらっと引き寄せられるような感じがするんですよね。なにか霊でもいるんでしょうか? 私はその駅では電車が完全に入るまでベンチに座っているようにしてました(こんな経験はほかの駅ではありません)。知り合いが風圧が大きい駅だと言ってましたが、そのせいもあるのか?

で、日付変わって昨日の夜のことになりますが、ついにこの路線の至近距離で人身事故に遭遇。1時間半電車に閉じ込められました。
駅は上に書いた駅とは違います。
人身事故に遭遇といえば、若い頃、北海道を旅行していたとき、網走と釧路を結ぶ釧網線に乗っていたとき、いきなりガツンという衝撃が来て、列車が急停車。窓から顔を出して見たら、前方に軽トラが。踏切に入り込んできた軽トラと衝突したようです。
あのときは1時間くらい停まりました。夏の昼間で、外は観光地の原生花園が近く、車内には人が少なく、とにかく待つしかないという感じでしたが、あとで新聞を見たら、運転手は亡くなったようです。
今回は事故があった駅の手前を走っていたとき、突然停まって、電車が向かっている駅で人身事故とのアナウンス。1つ前の電車はすでにその駅に着いているはずなので、上りの電車に飛び込んだか何かしたのだなと思いましたが、まさにそのとおりで、駅に着くと救急車のサイレンが。
座席に座っていたのでそのままじっとしていましたが、立っていた人たちは次々と降りていき、どうやら救助活動を見る野次馬に加わったよう(?)。「写真を撮らないでください」という駅員の叫び声が何度も聞こえてきました。
振り替え輸送をやっていたので、人はどんどん減っていきましたが、この駅からでは別の路線で帰るのは時間がかかるので、とにかく待つ。そのうち空っぽの事故車両が前の前を走っていく。そのあともなかなか走り出さない。救助活動が終わっても現場検証とか線路の点検とか車両の点検とかいろいろあって、やっぱりJRは人身事故が起こるとそう簡単には動かないのだなとわかりました。
快速が並行して走っているのですが、この間、快速も停まっていました。各駅の線路と快速の線路が並んでいるので、事故処理が終わるまで両方停まるのは前からわかっていました。
うーん、しかしこの路線(各駅の方)は今年人身事故7件目だそうで、去年と一昨年はそれぞれ4件だったというから今年は2倍か。
両隣の駅だったら暇をつぶせる場所があるのに、別の路線で帰りやすいのに、と思いつつ、他のお客さんが人身事故の報を聞いたときからずっと冷静で、むしろ慣れているような感じさえしたのにはちょっと驚き。
まあこの路線、各駅も快速も人身事故も多いけど、それ以外の理由で停まることもけっこう多いのです。都心だったらバスを乗り継いで帰るとか、場合によっては歩いて帰ることもできるけど、郊外だと何かあったら本当に立ち往生です。