2017年4月29日土曜日

「君の名は。」某シネコン最終日

もうかなりの映画館で終了してしまっている「君の名は。」。
これまでこの映画を5回見た某シネコンはついに4月28日が最終回。
夜の回だったので、6回目を見に行くことができました。
キャパが50席余りの狭いところなので、開場直前に予約チケットを発券しに行ったときはすでに完売。場内に入ると何か非常に厳粛な雰囲気が漂っていました。
前回と前々回はわりと人が入っていたけれど、何か落ち着かない雰囲気だったのに、今回は最後を見届けに来たリピーターばかりという感じでした。
そんなわけで、今回は落ち着いて見れる、と思ったら、なんと、同じ列の奥の席の人が5回も前を通過。そのうち4回はトイレに2回行ったように見えましたが、5回目はもう終わりの方で、トイレに行って戻ってきても映画が終わっていると思ったのか、荷物を持って出ていきました。
その最後に通ったときがちょうど余韻を味わうところだったのですが、そこで前を通られたら集中力が途切れてしまい、最後をしっかりと味わうことができませんでした。
でも、この人も熱心なリピーターで、たまたまおなかの具合が悪かったのだろうと思うと怒るわけにもいきません。
映画が終わると、拍手した人がいて、それに応えるように私や他のお客さん数人が拍手。4月14日の別のシネコンの最終上映のときには拍手が起きなかったので、拍手できたのはよかったです。
あと、彗星が最初に割れるときにポップコーン(?)を持って入ってきた2人連れがいて、もう半分以上すぎてると思うのに、と驚いたのと、最後だから少しでも見たいと思ったのだろうけど、それでもポップコーンを買ってくるのか、とさらに驚いたのでした。
この最終上映はほんとに厳粛な雰囲気で、飲食している音はまったく聞こえなかったというか、飲食している人がそもそもほとんどいない感じでした。それどころかみんな、身動きもしないでじっとスクリーンを見つめているような感じさえしました。
そんな厳かな、ある種、教会のミサに参加するような雰囲気の最終上映回だったのです。

「君の名は。」は最初に見たのが今回のシネコン。半年たって2度目に見たのは一番近い別のシネコン。その後はこの2つのシネコンで繰り返し見ていました。結局、今回のシネコンで6回、別のシネコンで3回の計9回になりました。両方のシネコンの最終回に参加できたのはやはりよかった。
「ルドルフとイッパイアッテナ」は最初の5回が一番近いシネコンで、そのあと早朝上映ばかりになってしまったので、午後から夜の回があるシネコンを探して4つのシネコンで1回ずつ見て、計9回。同じ9回でも「君の名は。」とはパターンが違いました。
若い頃は映画館は入れ替え制じゃなかったので、1日に2回も3回も見て、1本の映画を映画館で10回以上見るとか時々ありましたが、今は入れ替え制なので、お金も時間もかかります。

さて、「ルドルフ」は結局10回目はなかったのだけど、「君の名は。」は今回、最後の余韻のところが気が散って味わえなかったので、来週、スバル座へ行こうと思っています。たまたま、銀座の方へ行く用があるので。でも、上映館がだいぶ減ったし、GWだから混むかもしれない。シネコンと違って指定席予約じゃないから行ってみないとわかりません。
スバル座は今も入れ替え制ではないそうです。昔、ビリー・ワイルダーの「シャーロック・ホームズの冒険」をここで7回見たのですが、1日3回+1日2回+1日2回でした。その後は別の映画館をまわって、15回くらい見たと思います。ビデオもDVDもなかった時代だから、好きな映画はできるだけ映画館で見ておくしかなかったのです。高校生だったから日曜しか行けず、日曜の朝の1回目から見てましたね。スバル座の館名入りのパンフレットが売り切れで、売り場に飾ってあった1冊だけが館名入りだったので、売り場のお姉さんに頼んでそれを売ってもらったのもなつかしい思い出です。

「君の名は。」については新しいことがわかったのでまた書く、と前に書きましたが、今日は疲れているので、また今度。スバル座に行ってから書くかな。