2018年12月17日月曜日

「マイ・ジェネレーション」&「クリード 炎の宿敵」

夜、買い物に出かけたら、通り道にある自動販売機の電光掲示板に、アイスホッケー全日本選手権で王子イーグルスが日光アイスバックスを破って優勝のニュースが出ていた。
調べたら、この週末に東伏見で全日本選手権が行われていたことがわかった。
東伏見なら行けたのに、残念。
日本製紙クレインズは準決勝で敗れ、3位になった模様。
そういえば、最近、このブログのダーシ写真集へのアクセスがちょっとあるので、なんだろうと思っていたが、ダーシはとっくに引退してるし。
そして、全日本選手権のゲームシートを見たら、クレインズのゴーリーに石川選手がいない。去年引退してしまったようなのだ。
なんだかすっかり浦島太郎。
そのうち石川選手写真集でもアップしようかな。

さて、金曜日は久々に試写のハシゴ。
まず、マイケル・ケインが案内役になって1960年代のロンドンを紹介する「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」。
ビートルズはじめ若者の文化が盛んになり、若者が未来を切り開くようになった1960年代を活写していく。若い頃のケインの姿もたくさん見られてうれしい。
そして、「ボヘミアン・ラプソディ」のはじめの方に登場したブティック、ビバが出てきたのでびっくり。60年代に登場した有名なブティックだったらしい(知らなかった)。「彼女、ビバで働いているのよ」というのはステイタスだったのか?「ボヘミアン・ラプソディ」は1970年から始まるので、まさに60年代のすぐあと。
マイケル・ケイン主演の「探偵スルース」を見たのはまだ10代のときだったが、この映画というか、この映画についてのケインのインタビューで初めてイギリスの階級について知った。当時はまだイギリス文学を専攻するとはまったく思っていなかったが、このときにケインの言葉で知ったイギリスの階級社会のことがのちのちイギリス文学をやるときに大いに役立ったと思う。60年代はケインのようなコックニーを話す貧しい階層の出身者が文化の担い手となっていったのだ。
60年代になるまではイギリス映画に登場するのは上流中産階級ばかりで、ケインのような労働者階級の人々の活躍する映画はなかったという。私が専攻したイギリス小説でも、19世紀までは作家はほとんど上流中産階級出身で、労働者階級出身はかろうじてジョージ・ギッシングがいたが、やがて20世紀になり、炭鉱労働者の息子D・H・ロレンスが文壇に登場する。イギリス文学の古典を勉強していると上流中産階級のことしかわからない、ということは私がいつも肝に銘じていることである。

ハシゴしたもう1本「クリード 炎の宿敵」は「ロッキー4 炎の友情」のアポロとドラゴの息子同士が対戦する話。実は「ロッキー」シリーズは途中までしか見てなくて、「クリード」は前作を見てないのだが、アポロとドラゴの話は知っていたので問題なく楽しめた。
ロッキーに育てられたアポロの息子クリードは力の衰えたチャンピオンを倒して新チャンピオンになるが、まだまだ未熟で、ドラゴの息子の挑戦を受け、コテンパンにやっつけられる。ドラゴ息子が反則したので負けにはならなかったが、次は勝たねば、ということでロッキーの特訓を受ける。
クライマックスのクリード対ドラゴ息子まではドラマにあまり工夫がなくて、ちょっと退屈でさえあるのだけれど、クライマックスは大迫力。途中から突然、ロッキーのテーマが派手に鳴りだすので思わず笑ってしまった(感動するところだろ、ここは、と自分にツッコミを入れる)。
ドラゴはかつてアポロを試合で死なせてしまったが、その原因はセコンドだったロッキーがタオルを投げ入れなかったから、ということで、その後、ロッキーはドラゴに挑戦して勝ったのだけど、ドラゴは負けたことで国を追われ、妻には去られ、息子と二人、旅をしながら名誉挽回のチャンスをねらう、ということで、チャンピオンになったアポロの息子クリードに挑戦したのだが、このドラゴ息子は自分と父を捨てた母を恨んでいるのだけど、強くなって母の愛を得たいみたいなところがあるようなのだ。
以下、ネタバレありなので文字の色を変えます。
クリードとの試合は母も観戦しているが、ドラゴ息子が劣勢になると、母は席を立って帰ってしまう。「ロッキー4」見てないのでわからないのだが、この女性、夫を捨てたのも夫がロッキーに負けたから? 弱い男を見捨てるタイプなのか。それで、母が去っていくのを見たドラゴ息子は自暴自棄になり、悲しげな表情でそれを見ていた父ドラゴがついにタオルを投げる、というのが試合の結末。クリードの勝利とともに、ドラゴ父子にも同情が行くようになっているのである。
妻に先立たれ、息子とも疎遠なロッキー(「ミリオンダラー・ベイビー」みたい)、恋人と結婚し、子供を授かるが、子供に聴覚障害があるらしいことが気がかりなクリード、しっかり者のクリードの母と、キャラはなかなか魅力的。
ロッキーのシルヴェスター・スタローン、ドラゴのドルフ・ラングレンに加えて、ドラゴ夫人がブリジット・ニールセンで、確か「ロッキー4」の頃にスタローンとニールセンが恋に落ち、スタローンは長年連れ添った妻と離婚してニールセンと結婚したが、そのあとわりとすぐに別れてしまったのだよね。そんなことも思い出したのでした。
で、ニールセンはなんと、今年、54歳で第5子を出産したのだそうです。しかし、いまだにスタローン元妻と書かれている。