2011年5月16日月曜日

ヨード・アレルギーにご用心

 放射能のせいでがぜん注目された安定ヨウ素剤。甲状腺のガンの原因になる放射性ヨウ素を防ぐため、原発事故などのときには安定ヨウ素剤を配布、ということが決まってるんですが、配られなかったというか、用意してなかったのか?
 そして、うがい薬のイソジンにもヨウ素が含まれているけれど、イソジンは消毒剤だから飲んじゃダメ、とも言われていました。
 ヨウ素は別名、ヨードとも言うのですが、これが人によってアレルギーを起こすそうです。危険なのは造影剤で、これを投与されて心肺停止まで行ってしまう人もいるらしい。そういうヨード・アレルギーの人はヨウ素剤を飲めるのだろうか。

 実は私、ある大学病院でヨードホルムガーゼを使われ、ある種の過敏症状が出ました。翌日、急遽、病院へ行って、ガーゼを取り除いてもらい、事なきを得ました。それから1週間後、再び治療後に同じ過敏症状が。今度はヨードを使うとは医者は言いませんでしたが、医者の様子が変だったこと、この前ヨードホルムガーゼを使ったときと同じような台詞を言ったこと(ヨードを使わなければいけない症状があるという演技?)から、またヨードを使われたのだと思いました。
 ネットで調べると、ヨードのアレルギーがある患者には絶対に使ってはいけないと、製薬会社のホームページには書いてあります。なのにまた使ったとは!
 もうその医師には診てもらいたくなかったので、わざと時間外の急患扱いで病院へ行きました。そのとき対応した医師から、患部は自然にふさがると言われ、自分でもそうだと思っていたので、以後、通院していません。何かあったら、別の病院へ行きます。
 私の受けた治療は大学病院でないとできないものだったので、紹介もなかったけれど、行って治療を受けたのですが、中心となる治療のあとは研修医の練習に使われたようで、それはまあ、大学病院だからしかたないと思っていたのですが、いつまでも練習に利用されている、しかも、下手な研修医のせいで毎回患部を傷つけられ、出血していたので、こりゃ、転院した方がいいかな、と思っていたのですが、その矢先のヨード事件。そういや、最初にヨードホルムガーゼを使ったとき、「実験してみる」とか言ってたよな。
 正直、担当医に対してはかなりの怒りを感じています。アレルギーのある人には絶対に使ってはいけないと製薬会社のサイトに書いてあるのに、また、こっそりと使ったこと。しかも、消毒剤のヨードを使う必要がまったくない状態であったのが明らかだからです。
 それはともかく、ネットで検索すると、ヨード・アレルギーを過小評価している医師や患者がけっこういるみたいなので、該当する人は気をつけた方がいいと思います。私の場合は口の中に入れられたので、口から大腸までの胃腸系に症状が出ました。