2016年7月9日土曜日

思い出

参議院選挙は期日前投票をもうすませています。
新しい町での初めての選挙。ちょっととまどったことも。

1年前まで住んでいたマンションの部屋、今はどうなっているかな、と思って検索したところ、まだ空室でした。そして、家賃が3000円も上がっていた。
私がこの部屋を初めて見たのは東日本大震災の前年の秋で、前からこのマンションの最上階に住みたいと思っていたらロフト付きワンルーム(ロフトは1階分の高さがあるのでメゾネット風)が空いたので、早速見に行きました。
が、壁は白く塗られているものの、床はワンルームの方はフローリングの上にクッションフローリングを貼りつけていて、それがかなり古い。ロフトの床は板がボロボロ。システムキッチンも換気扇も古くてあちこちボロボロ。そして浴室はバランス釜。これで82000円かよ、と思ってやめました(エアコンもついてないし)。
その後、ほかの部屋を当たるも今一つ決め手を欠き、やがて東日本大震災。それもあって部屋探しを一時中断。4月からまた探し始めましたが、やはり気に入ったところがない。
結局、最初に見たその82000円の部屋と、駅から少し遠いけど部屋はリフォームされてきれい、エアコンは新品が2台もついている広めの1DK85000円が最終候補になったところで、82000円の部屋が2000円値下げして80000円になったので、こちらに決めました。
が、契約直後、85000円の方がなんと1万円値下げで75000円になったのです。惜しかった。
ただ、駅から近くて閑静、眺めもいい(屋上からスカイツリーが見える)、ということで満足でしたが、入居した直後、ガス会社がガス開栓の検査に来たときに浴室に地震が原因の問題があることが発覚。その上バランス釜が非常に古くて危険、と言われ、大家さんが最新式のマイコンによる給湯式のバスに替えてくれたのです。
バスタブも新しくなって快適になり、4年ほど住みましたが、家賃8万円は経済的にきつく、おまけに不動産屋が倒産して更新時にトラブルになったので、転居しました。
そのマンションは今年で築40年になる古いもので、私が入居したときも同じ階の2DKがずっと空いていました。最初は128000円くらいで募集して、その後家賃をどんどん下げて、11万くらいに下がりましたが、それでも私が引っ越すときは空いたままでした。が、今回検索してみたら今は埋まっているようです。私が引っ越す前に1階の2DKも空いたけど、こちらも埋まっていました。同じ階の2DKは窓から中が見えたけど、きれいにリフォームされていて、私の部屋みたいにボロボロなところがなかったけど、それでも4年以上空いてたのだな。1階の2DKもおそらくきれいにリフォームされていたのでしょう。
私の住んでいた部屋は、私が借りなければ誰も借りないだろうな、と思うような部屋だったので、私が引っ越したら当分埋まらないと思っていました。が、検索したら83000円と、3000円値上げしていたので、中をきれいにしたのだろうかと思ったら、不動産屋のサイトに出ている写真ではもとのままみたいでした。本当にボロボロでどうしようもなかったロフトの床だけはきれいにしたように見えますが、あとは全部同じみたい。バランス釜じゃなくなったのが値上げの理由かもしれない(でも、この家賃ではむずかしいので、いずれ下げるでしょう)。
この部屋は構造上、エアコンをつけるのが非常にむずかしいので、それがネックなんですけどね。
マンションの入口の郵便受けの写真もあって、3つの部屋の郵便受けの口がふさがれていましたが、大家さんが1階の北向きの部屋は前に住んでいた人がめちゃくちゃにしていったので、直すには百万円かかる、と言っていたので、ここはもう貸さないのでしょう。あと1つは、私のあとに空いた部屋で、ここは9年前に初めてこのマンションの部屋を見に行ったときに見た部屋でした。南向きで日当たりはいいのですが、窓を開けると目の前がお墓。お墓参りの人が窓の前まで来てしまう立地です。
そんなわけで、自分のいた部屋も、このお墓の前の部屋も、そしてマンションの共有部分、屋上からの眺めなど、写真を見ながらひとしきり、なつかしい思いをさせてもらいました。いろいろあったけど、全体としては気に入っていた部屋でしたね。