2017年10月14日土曜日

13日の金曜日は

六本木に試写に行ったらなんと、映写機壊れたので試写中止。
試写中に隣のビルの工事が電気系統ぶっちぎってしまい、試写途中で中止という経験はあったが、こんなの初めて。
しかも、しかも、この日は午後の試写のあと、日本橋へ移動して「猿の惑星 聖戦記」を見る予定だったのだ。どうやって時間をつぶせばいいのだ。
と思ったとき、そうだ、近くに国立新美術館がある。新海誠展の前売りを買って、なにか面白そうな展覧会があったら見よう、ということで、国立新美術館へ。
が、入口のチケット売り場は閉まっていて、中に入ってもどこでチケット売ってるのかわからない。あちこちで聞いてやっとたどり着いて買えた。ついでにチラシももらう。
うーん、なんて不親切な美術館。館内案内図も見当たらないし、やっぱり美術館は上野が一番。
展覧会は地味なものしかやってなくて、これならあの「君の名は。」に出てきたサロン・ド・テがすいているだろうと思い、行ってみた。3時のおやつの時間のせいか、思ったより人は入っていたが、並ばずに入れた。映画に登場した席のわりと近く。サンドイッチセットは売り切れだったので、アールグレイを注文。
うーむ、税抜650円もして、この紅茶、ちょっとひどすぎ。アールグレイの香りも味もしない。
でも、中止の試写のプレスシートを読んだりして、しばらく時をすごす。
サロン・ド・テは4時をすぎるとすごくすいてくる。館内を少し見ようと思い、店を出てみると、3階へ行くエスカレーターを発見。前に来たときは3階は行かなかったので、行ってみた。
3階にあったのは、美術書の図書室。洋書と和書がある。展覧会のカタログも置いてあり、数年前に行った東京都美術館のターナー展のカタログを見つけ、テーブルについてじっくり見た。なつかしかったけれど、絵の多くがあまり記憶にないというか、実物と印象が違うのだろうか。美術展でカタログを買おうと思っても躊躇するのは、実物を見た直後だと違って見えるからなのだ。
その後、地下鉄で神田へ行き、夕食をとったあと、徒歩でTOHOシネマズ日本橋へ。
ここの「猿の惑星 聖戦記」はTCXという大きくて映像がきれいなスクリーン。試写とハシゴでなかったら近場のシネコンへ行ったところだけれど、TCXで見られるなら日本橋まで来たかいがあるというもの。
で、中に入ったら、なんと有名な絵画の「猿の惑星」パロディが。
携帯で写真撮ってきました(暗い上に携帯なので、あまり写りはよくないけれど)。






ついでに、見られなかった試写のチラシ(光が写り込んでしまった)と、新海誠展のチラシと前売り券、サロン・ド・テのレシート。国立新美術館のチケット入れがなかなかよい。これもらえただけでもここで買ってよかった。

さて、「猿の惑星 聖戦記」だが、映像的には3部作の中では一番いい。スペクタクルシーンや、猿の顔がアップになったときに細い毛の1本1本の精密な描写とか。が、ストーリー的には3部作の中では一番スカというか、中身が薄い。
前半は、この映画、どこへ行くの?という感じだったけれど、後半になったらただの「地獄の黙示録」の焼き直しになってしまった(アポカリプス・ナウをもじったエイプカリプス・ナウという落書きが出てくるのがご愛嬌)。
シーザーが前作の悪役コバのようになってしまう、というのも、コバの二番煎じっていうか、コバの方がよかったよなあ、悪役だし。シーザーがコバみたいになっても全然葛藤もなくてつまらんし、前2作のシーザーの魅力がかなり減ってしまった。
話もご都合主義だし、こんなに猿や女の子が勝手なことしてるのに人間は全然気がつかないし。
ウディ・ハレルソンのカーツ大佐もどきもマーロン・ブランドの足元にも及ばん。
もともと、少数の猿と少数の人間がアメリカのごくごく一部で戦ってるだけみたいなシリーズなんで、そして猿の惑星になるって言われてもねえ、な感じなんだけど、あの結末だと猿の惑星にはなりそうにない。
「創世記」、「新世紀」と、面白かっただけに、3部作のトリがこれではあまりに残念な感じなのです。ノヴァって女の子もイマイチ生かされてない。モーリスとノヴァのふれあいがほんわかしてるところはよいのですが。
でも、映像的にはかなり見応えあって、TCXで見てよかった、と思えるものだった。

追記
国立新美術館のサロン・ド・テ。私が座ったのはこのあたりのようです。