2025年5月23日金曜日

汐留のルドン展&上野激混み

 昨日から山手線がえらいことになっていて、それでも予定通り、今日は汐留美術館のオディロン・ルドン展を見に行った。

山手線の東側は京浜東北線もあるので、特に混雑している感じではなかった。お昼過ぎに新橋に着いて、パナソニック汐留美術館へ。



ここは写真撮影禁止だけれど、ルドン展は非常に見ごたえがあった。幻想的な絵やシュールな絵もあれば、風景や花の絵もある。ル・コルビュジエ展のときは狭いところをくねくね歩く感じだったが、今回はわりと普通にいくつかの部屋に絵が展示してある。狭いわりには点数も多く、入場料が安いからお得感抜群。ただ、小さい絵が多いので、みんな絵にはりついていて、しかも説明を全部読むのね。説明の前に人だかりで絵の前はあいていたり。私は説明はあまり読まないで絵に集中するのだが、説明を読む人が邪魔で絵が見えないとか、困る。

汐留美術館所蔵のルオーの絵との比較の部屋もあり、なかなか興味深かった。

あと、西洋美術館で見た記憶のある絵が2枚あったのだが、版画なので、同じものがあちこちにあるのかもしれない。

この前同様、西洋美術館とハシゴしようと思い、上野へ向かう。この旧新橋停車場の博物館も見たいのだが、また今度、と思って上野へ行き、激しく後悔。こっちを見ればよかった。



おーい、お茶ミュージアムなんてものもあります。


上野駅に降り立って驚いた。ものすごい人。上野駅前にこんなに人がいるのを見たのは初めて。中学生の団体やら旗持った人についていく親子連れの大集団とか、それ以外にも大勢の人が動物園方面から押し寄せてくる。文化会館前の広場は人でいっぱい。コンビニで買ったパンを食べようとしても座るところを見つけるのが一苦労。

こんな具合だから西洋美術館はチケット売り場が大行列。こんなに並んだの初めて。でも、なんとか常設展の無料チケットをゲット(科学博物館や近代美術館みたいに無料の人は入口で証明書見せるだけにしてほしい)。

3月に来て以来だけれど、展示が少し入れ替わっていた。これは今回初めて見た、企画展のサンディエゴ美術館所蔵の絵。


これも今回初めて見たような。



小企画展のエマーユ展をもう一度見たかったのだ。梶コレクションを寄贈した梶光夫氏の出した本。サイン入りは売店で売ってます。




この前載せたのとは違うものを。







1階へ降りる。


写真撮影は可だけどSNSに出すのは不可、という絵が多い。ピエール・ボナールのこの絵はOK。ルドン展の方にはルドンが描いたボナールの肖像画があった。


人が多いし、足が疲れたので1時間ほどで退散。上野始発の電車が来るホームへ行ったら、中学生の団体が並んでいるので、団体がいないところまで移動した。上野駅前は帰りもすごい人だった。何かイベントがあったのだろうか。

絵葉書は買わない、と決めていたのに、ルドン展で2枚買ってしまった(安かった)。ルドンの「ペガサス」と、ギュスターヴ・モローの「オルフェウスの苦しみ」。モローの絵はルオーの部屋にあったもので、汐留美術館所蔵。本物は絵の具の盛り上がりがすごい。ものすごく気に入ったので、これは買いたいと思い、1枚では恥ずかしいので「ペガサス」を買った。ルドンは岐阜県美術館の絵が多数来ていたが、これはひろしま美術館所蔵。


ルドン展もエマーユ展も6月上旬までかと思って急いで行ったけど、6月中旬から下旬までやっている。どちらもおすすめです。ルドン展は土日は要予約。平日はそれほど混んでません(水曜定休なので注意)。