2017年9月1日金曜日

独身税

早くも紅葉。わが町の公園。


さて、「かほく市ママ課の独身税提案」というニュースがあり、早速反論が出ています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20170901-00075263/
こういうのが女性から出てしまうというのが困ったものなんですが、つまり、これ、同性愛とかトランスジェンダーとか、いわゆるヘテロ以外の性的少数者を認めないということになるのですよ。
性的少数者の結婚を認めた上で、という提案はないんですね。ヘテロの結婚した女性からの差別なんです。
その上、たとえ性的少数者の結婚を認めたとしても、結婚しない人差別、できない人差別になるし、あと、離婚や死別で独身になってる人はどうするんですか? 永遠に結婚状態って無理でしょ? 上の記事にあるように、シングルマザーが一番大変。
女性たちはまじめに提案しているのだと思いますが、これはまた、最近ネットでよく見る、非モテの貧乏な男たちにも女を配分しろ、という女性嫌悪男性たちの主張が乗っかってくる恐れもあるのです。
右派の主張する家族第一主義も乗っかってくる恐れがあります。

と、あまりにも問題がありすぎて、しかも今の右傾化した日本の流れにも沿ってしまっているので困るのですが、実は、私が住む市には一種の独身税があります。
独身税というよりは単身者税と言った方がいいのですが、国民健康保険税が単身者はそうでない人より高く設定されていて(世帯割)、そのため、近隣の市や23区よりも単身者の国保税が年間2万円ほど高い。なんと、全国平均より高いのです(単身者以外は平均以下)。
この市には高齢者が多いので、収入の低い単身高齢者は大変だねえ、と思ってしまいます。私も年収少ないので大変です。
まあ、近隣の市に引っ越せばいいんだけど、貧乏な高齢者は引越なんかできないしねえ。
また、今は若い人が正規の仕事につけず、結婚は金持ちの贅沢になっている面があるのですが、既婚者と独身者を対立させるのは若者と高齢者を対立させるのと同じで、どっちかが金持ちでどっちかが貧乏という構図はそもそもないはずなのですが。
それより消費税をやめるのが一番なんだけどね。日本の消費税は経済制裁と同じ、消費税のせいで日本は不況、という主張があって、なるほどと思いました。また、消費税が法人税の減税の穴埋めに使われているという記事も最近ありました。
あ、あと、年金の支給を75歳からにするって、それやるとますます高齢者が仕事やめられなくなって、若者の仕事がますます減るんですけどね。まあ、75歳にすると年金払うだけ払って1円ももらえずに死ぬ人が増えるので、払えるようになるって考えなんでしょうけど。日本の年金制度はそもそも、払うだけ払って早死にする人が多いことを期待する制度だと、私は若い頃から思っていましたよ。