2019年11月13日水曜日

「すみっコぐらし」を亀有に見に行く

イオン以外ではあまりやっていなくて、上映館数も100館余り、都心は新宿と品川の2館でしかやってない、なのに先週末公開映画ランキングでは「ターミネーター」に次ぐ2位(夕方までは全体で2位で、夜に「IT」に抜かれて3位)という異色の大ヒットアニメ「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」。
上映館が少ないので土日は満席が相次ぎ、映画館によっては「ターミネーター」から最大箱を奪っているという、おそるべき幼児向けアニメ。
いったい、なに、このアニメ、と興味を持ち、MOVIXの無料クーポンがあったので、MOVIX亀有へ行って見てきた。
亀有は今度の土日は最大箱なんだけど、土日に行ったりしたら幼稚園児や小学校低学年の中で見ることになるので、平日の昼間に行った。子供連れもいたけど、子連れでない大人が多い。
映画自体はシンプルな絵柄で動きも少なく、ナレーションと字幕だけで話が進む。
すみっこにいると幸せなすみっコたちが飛び出す絵本の中に入ってしまい、そこで桃太郎やみにくいあひるの子などの童話の人物になってしまう。飛び出す絵本の世界という発想が面白く、飛び出す絵本だからこその工夫もあるし、すみっコたちの演じる童話が本来の話とは違う方向に行ってしまうといった面白さもあるけれど、ナレーションと字幕がちょっとしつこいというか、ナレーションや字幕にあまり頼らずに絵で見せればいいのに、でも、幼児向けだからしかたないのかな、と思っていたら、クライマックスは字幕もナレーションも使わず、純粋に絵で魅せる。一番だいじなところを言葉でなく絵で表現したのには感心した。
そして、クライマックス寸前の、すみっコたちが絵本の中で経験した冒険が走馬灯のようによみがえるシーンは完全に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のパクリで、音楽まで似せているのには驚いた。
帰りにグッズ売り場に寄ったら、パンフもグッズも売り切れていた。早速応援上映をするところもあるらしい。館数もこれから増えるだろう。

さて、亀有といえば葛飾区。葛飾区といえば「男はつらいよ」。
ショッピングモールの1階で、今、新作「お帰り寅さん」のセットが展示されている。
MOVIX亀有の入ったアリオ。写真は帰りに撮った夜景。

映画に使われたくるまやの茶の間を展示。映像を映すモニターも。


左手前、ランプの奥の写っていないところにも小道具が置かれていた。

写っていない、部屋の右手前には辞書が数冊置いてあった。左端に寄らないと見えない。




展示は12月1日まで。亀有では山田洋次監督とこち亀作者、キャプ翼作者の対談つき上映会が来週あるので応募したけどはずれました(くじ運悪いので予想どおり)。

亀有駅前。恒例の冬のイルミネーション。去年までは青一色だったのに、今年はちがう。
駅周辺にはこち亀の像がたくさんある。こち亀作者が紫綬褒章を受章したとかで、お祝いの横断幕が駅の入口にあった。