2020年1月26日日曜日

「キャッツ」&宝塚LVの追記

映画「キャッツ」はCGで毛を生やした猫やネズミやゴキブリよりも、背景に非常に違和感があった。
なんでも、背景は全部CGなんだと。
そうか、だから違和感があったというか、はっきりCGによる合成とわかるシーンも多かったけど、セットで撮影してもよさそうなところもみんなCGによる合成だったのだ。
レオナルド・ディカプリオの「華麗なるギャツビー」も背景をそういうふうに作っていたと思うけれど、「キャッツ」の違和感とディカプリオの「ギャツビー」の違和感は確かに似ていたと思う。
「ギャツビー」の方はまだストーリーがあったから「キャッツ」よりはマシに見えるけれど、映像の違和感とか、安っぽさとかが似ている。
「キャッツ」は猫の耳やしっぽが動くのだけど、それがまた不自然で、現実の猫と違う。
現実の猫に似せようとしてるけど似てない、というか、ネズミやゴキブリも舞台だと人間が演じるから猫と同じ大きさになってしまうと思うけど、映画だと大きさを変えていて、それがリアルにしようとしているようでリアルでない。
まあそういう、リアルにしようとしたらとんでもなく不自然、みたいな描写のてんこもりなのだ。
アンドリュー・ロイド・ウェバーがかかわっていてこの出来栄えって、泣くに泣けないよね(誰が?)。

エンドロールの最後に、ロンドンでの初演の演出がトレヴァー・ナンだと書いてあって、久しぶりに目にしたトレヴァー・ナンの名前であった(今調べたら、ミュージカル「レ・ミゼラブル」もこの人の演出だったのね)。
トレヴァー・ナンの映画監督作といえば、これ。

上の日本盤は絶版ですが、輸入盤が安く買える。

話変わって、宝塚の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」宝塚大劇場千秋楽のライブビューイングですが、ほとんどのシネコンでまだチケット余ってます。
が、私が申し込んだ流山おおたかの森はすでに完売。
え? そんなに人気の場所だったの?
ほかで完売してるところは日比谷と上野とあとは郊外や地方の数館だけで、新宿、日本橋、六本木などはまだチケットあります。
六本木なんかプレミアボックスシートまであるよ。六本木はスクリーン大きいし、ボックスシートは1000円高いけどとても見やすい場所。流山はずれてたらこれを買ったのに。
しかし、流山は郊外だからはずれることはないと思い、第3希望まで申し込めるのに第1希望しか申し込まなかったのです。チケット状況見たのは一般販売始まって半日後くらいなので、はずれた人はいなくて、この半日の間に売り切れたのかもしれないけど、もしかしたら、はずれた人もいたのかもしれない。
ただ、残っているところも前の方とか最前列とか、あまり条件のよい場所ではなさそう。
去年の今頃は、TOHO日本橋の天井が落下して休業に追い込まれ、すでに宝塚のLVのチケットを売っていたので、他のTOHOに振り替えたり、TOHOでも足りなくてユナイテッドシネマに振り替えたりと、大変な状況でした。チケット買った人たちも、せっかくいい席だったのに悪い席に振り替えられてしまったとか、災難だったようですが、そういうことがないように願いたいです。
そのTOHO日本橋で、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」ディレクターズカットを上映予定だったのに、映画館休業で上映できなくなり、唯一の都心の上映館TOHO新宿が大混雑になったということもありました(私は市川コルトンプラザで見ましたけどね。元プレミアのスクリーンで、しかも4Kで見られた)。