2022年6月15日水曜日

ブルース・チャトウィンの映画と宴のあとの上野動物園

 火曜日は双子観覧が当選していたのだけど、その前に岩波ホールで「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」を見ようと出かけた。

が、JRの乗り換え駅に着いたら、人身事故で運転見合わせ。

先週木曜もこの映画を見に行こうとしたら異音の確認で運転見合わせ。あのときは映画に間に合わない時間になってしまったので、駅の周辺を散策しただけで帰った。

で、またしてもこの映画を見に行こうとしたら運転見合わせ。でも、折り返しの電車がすぐ出るというので、それに乗る。すると今度は、人身事故とは反対方向で(これから行く方向)異音の確認。

先週に続いて今週も、しかも人身事故と異音の確認のダブルパンチ。これはもう、私にチャトウィンの映画を見せまいとする力が働いているとしか思えなかった。

先に動物園へ行って双子見てから映画は次の回に行ってもいいので、とりあえず動くのを待つ。先週よりは異音の確認が早くて出発。途中またちょっとあったのだけど、新御茶ノ水から必死に歩き、開映5分前に岩波ホールに到着。30年ぶりくらいだから少しとまどったが、無事開映に間に合った。




映画はチャトウィンについて語るヘルツォークの映画という感じで、チャトウィンの映画としては物足りない感じもするが、映像は美しいし、なんといっても、チャトウィンの伝記作家で「テロリストのダンス」の作者ニコラス・シェイクスピアがヘルツォークと対談するシーンがけっこうあって、うれしかった。「コブラ・ヴェルデ」のヘルツォークの書いた脚本にチャトウィンがコメントをつけているのをシェイクスピアが持っていて、ヘルツォークが初めて見た、自分には見せてくれなかった、と言っているのが面白かった。「コブラ・ヴェルデ」のキンスキーは確かにチャトウィンに雰囲気が似ている。

岩波ホールはヘルツォークの「アギーレ 神の怒り」を公開した劇場で、私もここで見た。この写真だけ携帯で撮ったもの。場内でカメラを出すのははばかられたのだ。


岩波ホールは7月に閉館が決まっていて、帰りのエレベーターで高齢のご婦人たちが「もう来ることはないのね」と話していた。久々の岩波ホールは昔の印象よりずっと明るく広く感じた。若い頃は何度も行っていて、試写で見られるようになってからご無沙汰になってしまっていた。最初に見たのは「惑星ソラリス」だと思う。

映画が終わってから双子観覧までは30分。予定では開映前に写真を撮って、映画が終わったらすぐに上野に直行するつもりだったが、電車の遅れのせいで写真は映画が終わったあとに撮ることになった。その後、神保町から大手町を経て湯島で降り、火曜日から入園可能になった不忍池そばの弁天門から動物園に入る。双子観覧、指定時間より5分遅れてしまったけれど、何も言われませんでした。

列に並びながら撮ったレッサーパンダ。持っているのはリンゴかな?


シャオシャオもレイレイも寝てました。レイレイこのところずっとこのスタイル。



シンシンは部屋と庭を行ったり来たり。なんか昼頃にシンシンが部屋に入り込んだ鳥(ムクドリの子どもとかいう説)を叩き落として食べたという話がSNSで話題になってましたが(追記 食べてはいなかったようです)、私が見たときのシンシンはそんなことがあったとは思えないような平常運転でした。

シンシンとレイレイ、シンシンとシャオシャオのツーショット。そしてシンシン、シャオシャオ。





竹をいじるレッサーパンダ、2頭のバーバリーシープ、そして部屋うろうろのリーリー。リーリーは昼頃、細い木に登って枝が折れて落ちたという話もありますが、こちらも私が見たときは平常運転。どうもいろいろあったあとに来てしまったようだ。




入るときに弁天門の写真を撮らなかったので、撮るために戻る。久々のオオワシ。以前生まれたパンダ2頭の写真。そしていったん外に出て弁天門。年間パスポートなのですぐにまた入る。




シャンシャンに並ぶために東園に行こうとしたら、運よく出発直前のシャトルバスに乗れた。日曜のシャンシャン誕生日大フィーバーの反動か、小雨まじりの天気のせいか、この日はあまり混んでいなくて、シャンシャン列も4時締切。

シャトルバスの着いたところは大好きなエビカツサンドを売っている売店の近くなので、エビカツサンドを食べる。日曜日はこの広場にまでシャンシャン列ができて、シャトルバスの着いたところの近くで折り返していたそうだ。

シャンシャン待ち時間40分。寝てた。


コハクチョウも久々。鳥インフルの恐れがようやくなくなったのかな。


高いところにいるカモシカ。このあと降りてきて葉っぱを食べたりしていた。


いろいろあせったけれど、なんとか無事に映画を見て、双子も見てこれました。