2025年8月23日土曜日

プール事情と図書館事情

 うちから2駅先にある屋外プールへ行こう!と思ったのだが、最近は学校では暑くてプール中止とか、水温高すぎるという話を聞いて、ちょっと行けないな、と思った。

私は水温の高いプールで泳ぐと心臓ばくばくになってしまうのだ。好きだったのは辰巳国際水泳場の冷たいプールで、それに比べると普通の公営プールは少し水温が高かった。それより高いのでは困る。

で、市内の温水プールは公共交通機関が1時間に1本しかないバスで、そのバスに乗るには電車に乗っていかなければならないので無理。となると、あとは都内しかない。

武蔵野線1本で行ける夢の島体育館のプールが好きなのだが、ここはだいぶ前から貸切コースばかりになり、一般人は狭いところで泳ぐしかない。が、夏休みは昼間は貸切なしで、夜も貸切は少ないと知り、ここを候補に考えていた。

でもね、ここは、帰りが鬼門。最寄り駅まで35分。東京駅始発だから元日以外はまず座れない。その上、舞浜からネズミーランドの客が大量に乗り込んでくる。引っ越してから元日しか行かなくなったのは、ネズミーランドが元日が休みだから。

都心にいた頃は地下鉄で楽に帰れたのに。

都心で住んでいたアパート、マンションは、今住んでいる古い団地の部屋より相当に劣るから、住環境は今の方が断然いいのだけど、プールが遠い、気軽に繁華街へ行けない、というのが都心をなつかしむ理由。交通費も高い。

都心にいた頃、一番よく行っていたのは、中央区の浜町公園にあるスポーツセンター。同じく中央区の月島のプールも時々利用した。どっちも試写室の帰りに都合がよかった(ずいぶん昔の話だ)。

ところで、地下鉄の始発駅で終電を逃したあと、歩いて各駅をまわり、始発が来る前に終点に着くというチャレンジの動画があって、南北線、丸ノ内線、半蔵門線、東西線、そして都営新宿線の動画がアップされている。

どれもよく利用した路線、知っている駅の深夜の風景を見て、涙が出るほどなつかしくなってしまう。

最新の都営新宿線は、電車に乗ったことより駅間を歩いたことの方がはるかに多い路線で、なつかしさが増す(終電を逃したからではなく、よく徘徊していた場所だったからです)。

この都営新宿線の各駅を通りながら歩く動画で、浜町という駅が出てくるが、そのプールのあるスポーツセンターのすぐそばにある浜町公園の映像が。スポーツセンターと公園は駅のすぐ目の前なのだ。

【新宿線】終電逃したら始発待つより全駅歩いて帰った方が早い説 都営地下鉄新宿線編【ゆっくり解説】


この動画では浜町がめちゃくちゃディスられてるんだけど、この駅の乗降客が少ないのは近くに日比谷線の人形町と半蔵門線の水天宮前があるからなのだが。プール利用のときはほとんどこの2つの駅を利用していた。一時、都営地下鉄の駅の近くに住んでいたときだけ、帰りは浜町から帰ったが、浜町駅は夏でも冷房がなくて暑かったなあ。今はあると思うけど。

で、都内のプールに行くならやっぱりこの行きなれた浜町、と思ったのだが、交通費が高すぎる。JR+地下鉄だから。JRだけで行く方法はないかな、と思って地図を見たら、浅草橋から徒歩。少し遠いが、交通費は節約できる。

うーむ、交通費考えたら、やっぱり隣の葛飾区がよい。金町から2キロくらいのところにかなりよさげなプールがある。しかも入場料300円。浜町は500円。

この距離では帰りはバスに乗りたくなるが、バスに乗っても浜町より安い。一度行ってみよう。駅前の図書館はDVDも多く、2週に一度、図書館とプール利用で行くなら一石二鳥。もう週に2回も3回もプールには行けない(かつては水泳中毒だったのだ)。

しかし、図書館事情は都内が断然よい。うちの近くには県立図書館があって、専門書などは充実してるが、一般人に人気の本や文庫はあまりない。市立図書館は都内の図書館よりは人気の本が借りやすく、都内だと予約10人でもこっちでは2人くらいで、すぐ借りられる。しかし、うちの市は、実は市民1人あたりの図書館の蔵書の数が県で最下位なのだそうだ。

分館があっちこっちにあって便利だけど、大きな図書館はなく、分館は平日でも5時で閉まる。なので、返すときはもっぱら時間外の返却ボックスに返していた。また、自習室などもまったくない(本館にはあるようだが)。

で、借りていた本を、たまたま開館時間に返すことになり、図書館では開館時は返却ボックスではなくカウンターに返さなければいけないことになっている。そこで返したあと、別の本を借りようと中を見ていたら、「この本、汚れてるぞ」というでかい男の声が聞こえ、そのあと、若い女性スタッフが本を見ていた私のところに来て、返した本が水濡れしている、というのだ。よく見ると、しわになったところがあるが、不注意で水がかかってしまうような場所ではない。前からこうなっていたのか、と聞かれたが、その本はつまらないのでパラパラと斜め読みしたので、記憶にない。というか、図書館の本は多少の汚れがあるのが普通だから、よほどひどい汚れや書き込みでなければ特に注意しないと思うのだが。そのしわになっているところは小さく、しかも汚れはまったくなく白いので、よく見ないとわからない。

聞かれてもわからないので、わからないとしか言いようがなかったが、最初のでかい男の声といい、その若い女性スタッフの雰囲気といい、なんかパワハラ図書館なのか、ここ?と感じてしまった。

そもそも、県立図書館や都内の図書館は開館時も返却ボックスに入れていいのに、ここは開館時はだめなのだが、その辺もなんかいやな感じがした。そんなにきちんと調べているなら、県立図書館のように、汚れや破損などを紙に書いてはさんでおけばいいのに(県立図書館はそうしている)、市立図書館の本はこれまでとんでもない汚れや書き込みや破損の本があったけど、全然そういうのなかったぞ。メモもつけずに、毎回、返す人にイチャモンつけてんのか?

と、かなりいやな気分になってしまったので、市立図書館はしばらく利用したくないな、と思っている。