2011年7月29日金曜日

メール便

 クロネコメール便とか、郵便局以外が扱う手紙類ですが、これははっきり言って迷惑なシロモノです。
 なにしろ、引越しても転送してもらえない。郵便受けに前の住人あてのメール便が来た場合、郵便物と違ってポストに投函できない。この番号に電話して、と書いてあるが、わざわざ電話して、家に来てもらって渡す人って、どのくらいいるの?
 実は、私のところにも試写状がメール便で来ることがあって、引越すると、それが前の住所の郵便受けに入ってしまうのだろうと思って、ひどく心苦しい思いをしているのであります。
 また、転居先に前の住人あてのメール便が来ると、やはり迷惑。これ、たとえば、宅急便を扱う店で受け取ってくれるとか、そういう方法はないのかねえ。
 で、今月の初めくらいだったか、前の住人あてのメール便が来ていたのです。前の住人は昨年の9月くらいに引っ越したようで、なんでそれがわかるかというと、風呂釜の”あるところ”を見てわかったのですが、すでに1年近くたっているせいか、その人あての郵便はまったく来ていません。
 しかし、メール便が来てしまった。しかも、差出人の住所がなく、名前だけ。なんとなく不審なメール便な感じはしてたのですが、近所にヤマトの営業所があるので、そこに持っていこうと思っているうちに延び延びになってしまった。そして、そこへ、前の住人を訪ねてくる不審人物が登場したわけです。
 この不審人物(女)、木曜の午前中にいきなりやってきて、「*さんのお宅ですか?」というので、「違います」と、部屋の奥からドアに向かって怒鳴ったら、帰っていきました。が、ふと思い出したのは、前日の水曜日の深夜、それも午前1時とかそのくらいに、ドアの前に誰かが来て、そのあと帰っていったような気配がしていたのです。それで、気味悪いと思っていたら、今度は夕方に、男の声で、「資源回収がどうたらこうたら」と言ってきたんだけど、私が「けっこうです」と断ると、そのまま帰っていった模様。が、他の部屋や近所の家をまわっている気配がなく、もしかして、資源回収のふりをして、前の住人がいないか探りに来たのでは? と、いよいよもって興味深い展開に。
 そこで思い出したのが、例のメール便。これが原因かも、と思って、早速、返してきましたが、あとで、記憶にあった差出人の名前で検索かけてびっくり。倒産した会社の社長が株主に倒産のお知らせをしたメール便であったようです(メール便を受け取った人のブログでわかった)。
 前の住人も株主だったってことなんでしょうけど、こういう大事なお知らせ、メール便でするのか? しかも、差出人の氏名だけで会社の住所もなし?
 このメール便と不審人物が関係があるのかどうかは不明ですが、午前1時にドアの前まで来て帰っていったっていうのが不気味だよね。とりあえず、これからの展開を楽しみに、って、何も起こらないことを祈りますが。護身用にバットくらい買っておくかな。

追記 今ちょっと検索してみたら、たいていの人は前住人あてのメール便は捨てているようです。ダイレクトメールだから捨てても大丈夫で、しかも、業者に電話しても、ダイレクトメールだからと取りに来てくれないんだとか。が、今回の不審人物がメール便が届いているからと思って来たのなら、これも困りものですね。私が利用した不動産屋は前住人のことは知らないそうですが、不動産屋が前住人を知らない部屋というのはある意味、怖いかもしれません(でも、いろんな不動産屋が扱っているから、こういうケース、多いよね)。